2017年8月22日 (火)

私は、バッハ:オルガン作品集を6種類持っているが、結局、ヘルムート:ヴァルヒャ旧盤(1947-1952年録音)が一番気に入った

Walcha

J. S. Bach Organ Works by Helmut Walcha
Recordings: 1947-1952
membran|Documents

Walcha_stereo

Bach The Organ Works Box set [12cds] Helmut Walcha 1956-1971

Stockmeier

J. S. Bach Das Orgelwerk Vol.1 Box set [10cds] Wolfgang Stockmeier
J. S. バッハ:オルガン作品全集 第1巻
ヴォルフガング・シュトックマイヤー(オルガン)
1977〜81年アナログ録音
membran|Documents

Bach_claire_alain

Bach J.S: Complete Works for Organ Marie-Claire Alain Box set 15cds Analogue recordings 1978 - 1980

Claire_alain

Bach Marie-Claire Alain Works for Organ, Box set, 14cds
1990s Digital Recordings

Weinberger

J. S. Bach Complete Organ Works Box set [22cds] Gerhard Weinberger
J.S.バッハ:オルガン作品全集(22CD)
ゲルハルト・ヴァインベルガー
1997-2008年録音


【関連記事】

J. S. Bach Organ Works Box set [10cds] Helmut Walcha 1947-1952

2017年8月19日 (土)

しつこいが、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲は、ヒラリー・ハーン盤がいいじゃないか

Hahn

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 他 / ヒラリー・ハーン


しつこいが、ベートーヴェン:Vn 協奏曲は、ヒラリー・ハーン盤がいいじゃないか(私はこの楽曲を多分20種類以上聴いて比較した)。

第1楽章アインガングからしてカッコいいじゃないか(!)この人は(!)。

彼女は、多分、ストラディヴァリを弾いてないのがいい。

オイストラフ&アンドレ・クリュイタンス盤を除けば、この人のベートーヴェン:Vn 協奏曲が私は一番気に入っている。

しつこいが、クライスラーの第1楽章のカデンツァは、最初は第2主題が低音でコーダが高音で、その後、逆に第2主題が高音でコーダが低音で《同時に》演奏される。

【関連記事】

ヒラリー・ハーンのベートーヴェン

セザール・フランクの名曲『ヴァイオリン・ソナタ』に決定盤というのはあるのだろうか

Franck

Franck & Strauss: Sonatas for Violin & Piano
Arabella Steinbacher
Robert Kulek
2012年録音


昔よく聴いたが、最近聴かなくなったセザール・フランクの名曲『ヴァイオリン・ソナタ』。

セザール・フランクの名曲『ヴァイオリン・ソナタ』に決定盤というのはあるのだろうか。

R. シュトラウスの「ヴァイオリン・ソナタ」を聴くために購入した『フランク:ヴァイオリン・ソナタ/アラベラ・シュタインバッハー盤』・・・。フランクの「ヴァイオリン・ソナタ」において彼女が弾く「the "Booth" Stradivari (1716)」は良く言えば表現豊か(悪く言えば乱暴)、そして、やや線が太く力強く演奏していると思う。←私は気に入った。

シュタインバッハーの伴奏者ロベルト・クーレックは、アンネ=ゾフィー・ムターの伴奏者ランバート・オーキスと同様に弱いのではないかと思ったが、そうでもなかった。

シュタインバッハーの演奏でいいのではないか。←フランクの「ヴァイオリン・ソナタ」


【収録情報】
● フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
● R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18

アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン)
使用楽器:1716年ストラディヴァリウス「ブース」(日本音楽財団貸与)
ロベルト・クーレック(ピアノ/スタインウェイD-274)

録音時期:2012年5月
録音場所:オランダ、ファルテルモント
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

(HMV.co.jp より)

【例によってApple Musicで節約】 Beethoven: 'Kreutzer' Sonata & Franck: Sonata Itzhak Perlman Martha Argerich / Franck & Prokofiev: Flute Sonatas James Galway Martha Argerich

Franck_perlman
(C) Apple Music 検索キーワード:Franck Perlman

これは微妙だな。買うか買うまいか。

【Amazon.co.jp へのリンク】

Beethoven: 'Kreutzer' Sonata & Franck: Sonata Itzhak Perlman Martha Argerich



Franck_galway
(C) Apple Music 検索キーワード:Franck Galway

こっちにしようかな。

【Amazon.co.jp へのリンク】

Franck & Prokofiev: Flute Sonatas James Galway Martha Argerich



↑いや、どちらも買うまい!

2017年8月16日 (水)

生きていてもいいですか/中島みゆき

7th

生きていてもいいですか/中島みゆき/1980年4月5日発売


私は中島みゆきのアナログ・レコードを14枚持っていた。私事で恐縮だがそれらはすべて2009年の私の自宅の火災(全焼)で焼損した。しかし、それらをCD-DA盤で買い直す気がしない。なぜなら、それらは(値段が高いということもあるが)やっぱりCD-DA盤で聴いてもそれらは雰囲気が出ない。また私は現在、アナログ・レコードプレーヤを持っていないから、それらを中古アナログ・レコードで買い戻すこともしない・・・。

ただ、彼女の7枚目のアルバム「生きていてもいいですか」←これだけは買い戻さなければならないと思いそのCD-DA盤を再取得した。


このアルバムのコンセプトは「生きることの意味」「死ぬことの意味」・・・そのことへの問いかけと、そして現代人が陥った孤立と恐怖だ。第1曲の「うらみ・ます」は中島さんの恐怖と絶望が「怨恨」というモチーフに化けている。その歌は中島さんが男女の愛と憎しみをいくら叫んでも他者に伝わらない「孤立」・・・そして何物にも帰属できない「孤立」の歌であり、だからこそ彼女は叫び訴えるのである。

このアルバムのコンセプトは洒落たアコーディオン(?)で始まる第7曲「エレーン」にある。「ネット上の百科事典ウィキペディア」の(中島さんのアルバム)「生きていてもいいですか」の項には、その曲の由来が書いてある。それは或る殺人事件だ。その殺人事件と第7曲「エレーン」は完全に重なる(第7曲はその殺人事件で犠牲になった者へのレクイエムである)。「生きていてもいいですか」という歌詞は第7曲「エレーン」に含まれる。その問いに対する答えは「人間は死ぬ間際にあってこそ今その時を大事に生きることができるが、生の苦しみにあっては生に怯え死に怯える」ということ。中島さんがこの曲の主人公のために流した涙は海へと流れとけていったのかも知れない。それは乾くことがない。

このアルバムには「孤立」を和らげる曲もある(第2曲「泣きたい夜に」には母性さえ感じられる)。しかし9分を超える最後の曲「異国」はやはり孤立そのもの。中島さんは後にアルバム「寒水魚」では自らを「歌姫」になぞらえる歌を最後に歌った。アルバム「予感」ではポジティブな生の応援歌「ファイト!」を最後に歌った。しかしこのアルバム「生きていてもいいですか」のラスト・ナンバー「異国」にカタルシスはない。彼女の歌う「異国」という曲は『世俗・世界』に対する抵抗だ。単なる異邦人の歌、その疎外感の歌ではない。第7曲「エレーン」と第8曲「異国」の歌詞をつなげて解釈すれば両者の歌詞の意味がスッキリつながる。両者の主人公はいずれも温かい故郷を失った者同士・・・。

このアルバムは怖い。このアルバムのジャケットの表は黒地にただタイトル「生きていてもいいですか」だけが印字されたもの・・・まさにこのアルバムのコンセプトが記されてあるだけ。それに対して、このアルバムのジャケットの裏には、中島さんのスナップ写真・・・。その写真に写る中島さんは、痩せ細ってもいないし、怯えてもいない。その写真の中島さんは悲しげだがしかし彼女が生死を克服するための闘いをくぐりぬけその闘いを芸術作品に高めた後の彼女の虚脱感・疲れ、そしてまた生死を克服することができない者への哀れみが見える。←その写真こそ私の救いである。その写真なしには、私はこのアルバムを怖くて聴けない(下記画像参照)。


Miyuki_nakajima_20170816


【収録曲目】

1. うらみ・ます(7:29)
2. 泣きたい夜に(4:55)
3. キツネ狩りの歌(4:09)
4. 蕎麦屋(5:12)
5. 船を出すのなら九月(5:14)
6. インストゥルメンタル(インタールード)(1:10)
7. エレーン(7:47)
8. 異国(9:14)


【関連記事】

私が持っていた中島みゆきのアナログ・レコードをリストアップする

(C) Apple Music にて、カール・ベーム指揮の『ドン・ジョヴァンニ』を物色する

下記(1959年録音)はベームの指揮とは思えないぐらい演奏も歌唱も荒くテンポが速い。私のお目当てはリーザ・デラ・カーザのドンナ・エルヴィーラ。←さすがにうまい。
デラ・カーザはドンナ・アンナよりドンナ・エルヴィーラのほうがあっていると思う。←買おうかな。

(キャスト等は下記画像参照のこと)

Don_giovanni_bohm_01
(C) Apple Music 検索キーワード:Don Giovanni Böhm


Don_giovanni_bohm_02

・キャスト等





下記はもう一つの『ドン・ジョヴァンニ/ベーム盤(1955年録音)』
キャストはこちらの方が良いが・・・この盤は Apple Music にはアップロードされていないので試聴できない。

(キャスト等は下記画像参照のこと)

Don_giovanni_bohm_00

・キャスト等

2017年8月13日 (日)

『ブルックナー:交響曲全集(ただし00番と0番を除く)/イム・ホンジョン(Hun-Joung Lim)指揮/韓国交響楽団(10cds)』を総括する

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/000hun-joung--1.htmlの続き

==

Hunjoung_lim

Anton Bruckner
9 Symphonies
Korean Symphony Orchestra
Hun-Joung Lim
(P) 2017 Universal Music Korea


【収録情報】
● 交響曲第1番ハ短調 WAB.101(1891年ウィーン稿 G.ブロッシェ版)
● 交響曲第2番ハ短調 WAB.102(1877年稿 ノヴァーク版)
● 交響曲第3番ニ短調 WAB.103(1889年稿 ノヴァーク版)
● 交響曲第4番変ホ長調 WAB.104『ロマンティック』(1881年稿 ハース版)
● 交響曲第5番変ロ長調 WAB.105(シャルク改訂版)
● 交響曲第6番イ長調 WAB.106(ノヴァーク版)
● 交響曲第7番ホ長調 WAB.107(1885年稿 ハース版)
● 交響曲第8番ハ短調 WAB.108(1887年稿&1890年稿 ハース版)
● 交響曲第9番ニ短調 WAB.109(1894年初稿 オーレル版)

 韓国交響楽団
 イム・ホンジョン(Hun-Joung Lim)(指揮)

 録音時期:2015年10月29日(第1番)、2016年4月26日(第2番)、2015年5月12日(第3番)、2016年2月25日(第4番)、2016年9月9日(第5番)、2015年2月26日(第6番)、2014年11月21日(第7番)、2015年12月15日(第8番)、2016年12月1日(第9番)
 録音場所:ソウル・アーツ・センター
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

(HMV.co.jp より)



● 第1番ハ短調
テクスチュアや主題がよく聴こえ演奏は自然体。欠点のない快い演奏だと思う。ちなみに、演奏時間を単純に比較すると第1楽章はイム・ホンジョンのほうがシモーネ・ヤングより速く、第4楽章はイム・ホンジョンのほうがシモーネ・ヤングより遅い。だが前者の速いテンポの第1楽章は明晰かつ流れの良さを感じる(←またその明晰かつ流れの良さはその他の楽章にも感じられる)。

● 第2番ハ短調
大音量で聴くに耐える名演だ。第1楽章はある種の推進力のようなものがあって良い。第2楽章(Feierlich, etwas bewegt)は美しく鮮やか。第3楽章「スケルツォ」の「トリオ」も美しい。第4楽章「中間部」楽想が静まるところも美しい。第4楽章、フィニッシュに持って行く所も上手い。
この人は、ブルックナーが上手いということが第1、2番を聴くだけでも分かる。

● 第3番ニ短調
個性的ではないが、おおらかな演奏。ただし、第4楽章は少し退屈する。それでも私はこの人の芸風が好きだ。

● 第4番変ホ長調『ロマンティック』
むしろ迫力に圧倒される。おおらかでもある。名演だと思う。

● 第5番変ロ長調
私の主観では美しい演奏だと思う。適度に濃厚なのが良い。快い。
ただし、第4楽章後半のフーガは奇麗にまとめ上げられていると思うが、その後の第1楽章第1主題が回想されるところはちょっと雑か・・・。

● 第6番イ長調
作品のディテールは表されているが複雑な全体像をつかみ切っていないように聞こえる。第2楽章など美しいが無難な演奏だと言えるだろう。

● 第7番ホ長調
ディテール、テクスチュア、細部のニュアンスは面白いが、全曲を通して、ショルティには勿論、シモーネ・ヤングにも負けてしまう。イム・ホンジョンのブルックナー:第7番、ここに来て力不足が見えたか。粗い。癖がある。締まりがない。

● 第8番ハ短調
これは良い演奏だと思う。
迫力もあるが聴きやすさもある。
第3楽章は雄大で美しい。これは新鮮。これは数ある『ブル8の第3楽章』の中でもベストの部類に入るのでなかろうか。
第4楽章も雄大。弛緩がない。20分35秒あたりの長いパウゼの後、第4楽章第1主題がじわりじわり回想され次第に盛り上がりそして収束するが、その部分は明晰である。

● 第9番ニ短調
この作品は私には複雑過ぎる。しかし、イム・ホンジョンはその複雑さを上手く処理しているのではなかろうか。←つまり、ゆったりした演奏であるが、ディテールと全体に、無理なく弛緩なく比較的分かりやすく聴きやすい。特に私が苦手だった第3楽章は聴きやすかった。

『ブルックナー:交響曲全集(ただし00番と0番を除く)/イム・ホンジョン(Hun-Joung Lim)指揮/韓国交響楽団(10cds)』を少しずつ聴く/交響曲第9番ニ短調

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/000hun-joung--2.htmlに続く

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/000hun-joung-li.htmlの続き

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Hunjoung_lim

Anton Bruckner
9 Symphonies
Korean Symphony Orchestra
Hun-Joung Lim
(P) 2017 Universal Music Korea


【収録情報】
● 交響曲第1番ハ短調 WAB.101(1891年ウィーン稿 G.ブロッシェ版)
● 交響曲第2番ハ短調 WAB.102(1877年稿 ノヴァーク版)
● 交響曲第3番ニ短調 WAB.103(1889年稿 ノヴァーク版)
● 交響曲第4番変ホ長調 WAB.104『ロマンティック』(1881年稿 ハース版)
● 交響曲第5番変ロ長調 WAB.105(シャルク改訂版)
● 交響曲第6番イ長調 WAB.106(ノヴァーク版)
● 交響曲第7番ホ長調 WAB.107(1885年稿 ハース版)
● 交響曲第8番ハ短調 WAB.108(1887年稿&1890年稿 ハース版)
● 交響曲第9番ニ短調 WAB.109(1894年初稿 オーレル版)

 韓国交響楽団
 イム・ホンジョン(Hun-Joung Lim)(指揮)

 録音時期:2015年10月29日(第1番)、2016年4月26日(第2番)、2015年5月12日(第3番)、2016年2月25日(第4番)、2016年9月9日(第5番)、2015年2月26日(第6番)、2014年11月21日(第7番)、2015年12月15日(第8番)、2016年12月1日(第9番)
 録音場所:ソウル・アーツ・センター
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

(HMV.co.jp より)



【交響曲第9番ニ短調 WAB.109】

【譜例なし】


イム・ホンジョンの『ブル9』。この作品は私には複雑過ぎる。しかし、イム・ホンジョンはその複雑さを上手く処理しているのではなかろうか。←つまり、ゆったりした演奏であるが、ディテールと全体に、無理なく弛緩なく比較的分かりやすく聴きやすい。特に私が苦手だった第3楽章は聴きやすかった。

【演奏時間】

24:32 + 11:00 + 22:36 = 59:01(シモーネ・ヤング)
24:01 + 10:34 + 22:46 = 57:21(イム・ホンジョン)

『ブルックナー:交響曲全集(ただし00番と0番を除く)/イム・ホンジョン(Hun-Joung Lim)指揮/韓国交響楽団(10cds)』を少しずつ聴く/交響曲第8番ハ短調

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Hunjoung_lim

Anton Bruckner
9 Symphonies
Korean Symphony Orchestra
Hun-Joung Lim
(P) 2017 Universal Music Korea


【収録情報】
● 交響曲第1番ハ短調 WAB.101(1891年ウィーン稿 G.ブロッシェ版)
● 交響曲第2番ハ短調 WAB.102(1877年稿 ノヴァーク版)
● 交響曲第3番ニ短調 WAB.103(1889年稿 ノヴァーク版)
● 交響曲第4番変ホ長調 WAB.104『ロマンティック』(1881年稿 ハース版)
● 交響曲第5番変ロ長調 WAB.105(シャルク改訂版)
● 交響曲第6番イ長調 WAB.106(ノヴァーク版)
● 交響曲第7番ホ長調 WAB.107(1885年稿 ハース版)
● 交響曲第8番ハ短調 WAB.108(1887年稿&1890年稿 ハース版)
● 交響曲第9番ニ短調 WAB.109(1894年初稿 オーレル版)

 韓国交響楽団
 イム・ホンジョン(Hun-Joung Lim)(指揮)

 録音時期:2015年10月29日(第1番)、2016年4月26日(第2番)、2015年5月12日(第3番)、2016年2月25日(第4番)、2016年9月9日(第5番)、2015年2月26日(第6番)、2014年11月21日(第7番)、2015年12月15日(第8番)、2016年12月1日(第9番)
 録音場所:ソウル・アーツ・センター
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

(HMV.co.jp より)



【交響曲第8番ハ短調 WAB.108】

【譜例】

Bruckner_8_1_20170813
第4楽章 第1主題(midi


イム・ホンジョンの『ブル8』。これは良い演奏だと思う。
迫力もあるが聴きやすさもある。
第3楽章は雄大で美しい。これは新鮮。これは数ある『ブル8の第3楽章』の中でもベストの部類に入るのでなかろうか。
第4楽章も雄大。弛緩がない。20分35秒あたりの長いパウゼの後、第4楽章第1主題がじわりじわり回想され次第に盛り上がりそして収束するが、その部分は明晰である。

【演奏時間】

16:03 + 15:06 + 24:30 + 23:25 = 79:04

2017年8月11日 (金)

『ブルックナー:交響曲全集(ただし00番と0番を除く)/イム・ホンジョン(Hun-Joung Lim)指揮/韓国交響楽団(10cds)』を少しずつ聴く/交響曲第7番ホ長調

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Hunjoung_lim

Anton Bruckner
9 Symphonies
Korean Symphony Orchestra
Hun-Joung Lim
(P) 2017 Universal Music Korea


【収録情報】
● 交響曲第1番ハ短調 WAB.101(1891年ウィーン稿 G.ブロッシェ版)
● 交響曲第2番ハ短調 WAB.102(1877年稿 ノヴァーク版)
● 交響曲第3番ニ短調 WAB.103(1889年稿 ノヴァーク版)
● 交響曲第4番変ホ長調 WAB.104『ロマンティック』(1881年稿 ハース版)
● 交響曲第5番変ロ長調 WAB.105(シャルク改訂版)
● 交響曲第6番イ長調 WAB.106(ノヴァーク版)
● 交響曲第7番ホ長調 WAB.107(1885年稿 ハース版)
● 交響曲第8番ハ短調 WAB.108(1887年稿&1890年稿 ハース版)
● 交響曲第9番ニ短調 WAB.109(1894年初稿 オーレル版)

 韓国交響楽団
 イム・ホンジョン(Hun-Joung Lim)(指揮)

 録音時期:2015年10月29日(第1番)、2016年4月26日(第2番)、2015年5月12日(第3番)、2016年2月25日(第4番)、2016年9月9日(第5番)、2015年2月26日(第6番)、2014年11月21日(第7番)、2015年12月15日(第8番)、2016年12月1日(第9番)
 録音場所:ソウル・アーツ・センター
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

(HMV.co.jp より)



【交響曲第7番ホ長調 WAB.107】

【譜例】

Bruckner_7_1
ブルックナー:交響曲第7番 第1楽章 第1主題(midi

チェロを主体とするこの雄大な楽想の由来について前記のウィーン・フィルの指揮者ハンス・リヒターが尋ねたところ、ブルックナーは次のように答えたといわれる。「あれはぜんぜん私の考えついたものじゃないんです。夢のなかでドルン(キツラーがリンツを去ったのち後任としてウィーンから来た人物で、ブルックナーの友人となった)がこれを口笛で吹いて、『ブルックナーさん、このテーマで幸運をつかんでください』と言ったんです。そこで私は起きて、ロウソクに火をつけて、すぐに書き記したのです」と。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」92ページより)


イム・ホンジョンの『ブル7』はディテール、テクスチュア、細部のニュアンスは面白いが、全曲を通して、ショルティには勿論、シモーネ・ヤングにも負けてしまう。イム・ホンジョンのブルックナー:第7番、ここに来て力不足が見えたか。粗い。癖がある。締まりがない。

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