2016年4月 8日 (金)

1917: Works for Violin and Piano Debussy, Respighi, Sibelius, Elgar Tamsin Waley-Cohen, violin Huw Watkins, piano

Waleycohen

1917: Works for Violin and Piano
Debussy, Respighi, Sibelius, Elgar
Tamsin Waley-Cohen, violin
Huw Watkins, piano
2013年録音

www.signumrecords.com ←クリックすると「Signum Records」のオフィシャルホームページに飛びます。

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【収録情報】
・ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 L.140
・レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 P.110
・シベリウス:5つの小品 Op.81
・エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.82

 タムシン・ウェーリー=コーエン(ヴァイオリン)
 ヒュー・ワトキンス(ピアノ)

 録音時期:2013年11月25-27日
 録音場所:イギリス、ブリストル、ブランドン・ヒル、セント・ジョージ教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

(HMV.co.jp より)

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1917年前後に書かれた作品集。

私は、多くのヴァイオリニストの演奏を、CD, SACD で聴いたが、「演奏者による解釈や表現」ではなく「演奏者が弾くヴァイオリンの音そのもの」に酔わされた記憶は、あまりない。SOLI Works for Solo Violin by Bartók, Penderecki, Benjamin, Carter and Kurtág Tamsin Waley-Cohenで、書いた通り、タムシン・ウェーリー=コーエンが弾く、1721年製のストラディヴァリウス「ex-Fenyves」は美しい。
私は、ストラディヴァリウスという楽器を生演奏で聴いたことない(アンネ=ゾフィー・ムターのストラディヴァリを聴くために、彼女の演奏会に行こうとしたら、東日本大震災のために中止になった・・・ちなみに、私は、アルゲリッチが弾くスタインウェイを聴いたことあるが、演奏は超名演だったが、「音」は大したことなかったと記憶している)。

この2枚組(トータル85分11秒)には、「私が嫌いな作曲家、あるいは、どうでもいい作曲家たち」の作品が収められてある:すなわち、ドビュッシー、レスピーギ、シベリウス、エルガー。したがって、それらの作曲家の作品に対するコーエンの解釈のうまさを、客観的にも主観的にも、私は、レビューできない・・・が、しつこいが、いま、コーエンが弾く1721年製のストラディヴァリウス「ex-Fenyves」を聴きながら、この文章を書いていると、私は、彼女の指使い(fingering)とボーイング(bowing)に酔わされる。
そして、ヒュー・ワトキンス(ピアノ)は、うまいと思う。

【Apple Music】 検索キーワード:Tamsin Waley-Cohen

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2015年11月27日 (金)

バイバ・スクリデのシベリウス&ニールセン:ヴァイオリン協奏曲ほか

Skride

Nielsen, Sibelius: Violin Concertos, 2 Serenades Op.69
Baiba Skride, violin
Tampere Philharmonic Orchestra
Santtu-Matias Rouvali, conductor
2015年録音
ORFEO

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Disc1
● シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
● シベリウス:2つのセレナード Op.69

Disc2
● ニールセン:ヴァイオリン協奏曲 Op.33

 バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)
 タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団
 サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指揮)

 録音時期:2015年1月7-9日
 録音場所:フィンランド、タンペレ・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

(HMV.co.jp より)

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私は、シベリウス、ニールセンは、よく知らないので、下記のレビューは信用しないでください。

私の評価:星1つ

スクリデ、前作のシマノフスキーは良かった。私は、シマノフスキーも、よく知らない。しかし、スクリデが奏するシマノフスキーは良かった。それに対して、このシベリウス&ニールセンにおいて、スクリデが何を言いたいのか分からない(すなわち、スクリデは、シマノフスキーの良さを私に教えてくれたが、彼女は、シベリウス、ニールセンの良さを教えてくれなかった)。

当初、このアルバムの良さが分からなかったので、私は、このアルバムのカスターマーレビューを、書かないことにしようと思っていた。しかし、同アルバムに対する英国アマゾンのカスタマーレビューにて、同アルバムは、悪くない評価を得ているので、私は、この商品を改めて聴き、そのレビューを書く気になった。私は、このアルバムを、改めて、10回ぐらい聴いた。

シベリウス&ニールセンのVn協奏曲は、形式的に変な曲だ。そして、スクリデは、それらの形式を消化していないような気がする。彼女のシベリウス:Vn協奏曲 第2楽章は、よく歌われている。が、彼女が、シベリウスのVn協奏曲の全曲を通して(技巧に走らずに)芯のある濃密な音を楽器に発音をさせているのか、それとも単にヴァイオリンを強音でブイブイ言わせているだけなのか(←ただし、静かな楽想を除く)・・・私は後者だと思う(←この意見に反対の方は、このレビューは参考にならなかったに投票して下さい)・・・少なくとも、スクリデのシベリウス&ニールセンは、前作シマノフスキーに比べて、つかみどころがなく、退屈する。

私の「好み」は、録音当時、弱冠22才だったヴィルデ・フラングのシベリウス(彼女のデビュー盤)である。フラングのシベリウスは、若々しいだけでなく、新鮮で斬新。聴きやすい。←彼女のシベリウス、プロコフィエフは「技巧」も十分。

・最後に

このアルバムの枚数は1枚かと思っていたが、2枚組だった。しかもお値段は、1,690 円だった。←アマゾンJPにて。お買い得。

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【参考】

Frang

Sibelius: Violin Concerto
Three Humoresques
Prokofiev: Violin Concerto No. 1
Vilde Frang
WDR Sinfonieorchester Köln
Conductor: Thomas Søndergård

2015年4月10日 (金)

カサンドラ・ワイスのステーンハンマル&シベリウス

このエントリーは、http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-290d.htmlの続きです

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Wyss

Wilhelm Stenhammar (1871-1927)
Jean Sibelius (1865-1957)
Piano Pieces
Cassandra Wyss (piano)
Recording: 4-6 August 2014, Andreaskirche am Wannsee, Berlin, Germany.
CAPRICCIO C5229

【収録情報】

Wilhelm Stenhammar (1871-1927) :

Piano Sonata No. 4 in G Minor

01. I. Allegro vivace e passionato [09:41]
02. II. Romanza: Andante quasi adagio [04:52]
03. III. Scherzo: Allegro molto [03:18]
04. IV. Rondo: Allegrissimo [07:03]

05. Intermezzo - Allegretto animato [03:01]
06. Impromptu. Sostenuto tranquillo - più lento - sostenuto [04:52]
07. Impromptu-Valse [04:14]
08. Fylgia (arr. for piano) [02:12]

Jean Sibelius (1865-1957) :

09. Valse triste Op. 44 No. 1 (version for piano) [05:12]

10. Romance Op. 24 No. 9 [04:02]

6 Impromptus Op. 5

11. I. Moderato in G Minor [03:00]
12. II. Lento in G Minor [02:05]
13. III. Moderato (alla marcia) in A Minor [03:59]
14. IV. Andantino in E Minor [02:27]
15. V. Vivace in B Minor [03:39]
16. VI. Commodo in E Major [02:28]

17. Finlandia Op. 26 (version for piano) [10:09]

Total time [76:14]

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ヴィルヘルム・ステーンハンマル (1871-1927):
ピアノ・ソナタ第4番 ト短調 [24:54]
間奏曲 [3:01]
即興曲 [4:52]
即興ワルツ [4:14]
フリージア(ピアノ編) [10:09]

ジャン・シベリウス (1865-1957):
悲しいワルツ Op. 44 No. 1 (ピアノ版) [5:12]
10の小品 Op. 24 - 第9番 ロマンス [4:02]
6つの即興曲 Op. 5 [17:38]
交響詩 「フィンランディア」 Op. 26 (ピアノ版) [10:09]

カサンドラ・ワイス(ピアノ)
2014年録音

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カサンドラ・ワイス(スイス、ルガーノ出身、1993年生)のステーンハンマル第2弾、および、シベリウス(彼女のステーンハンマル第1弾は、「ステーンハンマル:ピアノ独奏曲集」である)。

第1曲のステーンハンマル:ピアノ・ソナタ第4番は、典型的後期ロマン派。全体的に、ステーンハンマルと同時代人であるラフマニノフ(1873-1943)に少し似ている。第1楽章第1主題は「ワーグナー:ヴェーゼンドンクによる5つの詩」の第4曲「痛み」に少しだけ似ている(似てないか(汗)。このソナタは、スケルツォが良い。第4楽章も、親しみやすく美しい。

このアルバムは、さりげない曲が良い。
←「ステーンハンマル:即興曲 Impromptu. Sostenuto tranquillo - più lento - sostenuto」は美しい3部形式。
←「ステーンハンマル:即興ワルツ Impromptu-Valse」も美しい。

そして、このアルバムは、シベリウスが良い。
←「悲しいワルツ Op. 44 No. 1 Valse triste Op. 44 No. 1 (version for piano)」が、私は気に入った。
←「10の小品 Op. 24 - 第9番 ロマンス Romance Op. 24 No. 9」「6つの即興曲 Op. 5 6 Impromptus Op. 5」も悪くない。前者は、リストっぽい。後者は、短調の曲が多い(6曲中5曲が短調)。そして、後者は、民族音楽っぽい。

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