2017年4月11日 (火)

アリス・イン・ワンダーランド

Gavric

Grieg Piano Works
Ivana Gavrić, piano
2012/13年録音

01 Ballade in G minor Op.24 [18:48]

Lyric Pieces
02 Butterfly Op.43 No.1 [01:48]
03 Waltz Op.38 No.7 [01:03]
04 Little Bird Op.43 No.4 [02:03]
05 Notturno Op.54 No.4 [03:57]
06 Peasant's Song Op.65 No.2 [01:33]
07 Wedding Day at Troldhaugen Op.65 No.6 [06:29]

Slåtter Op.72 (Norwegian Peasant Dances)
08 The Goblin's Bridal Procession, No.14 [02:25]
09 Halling from the Hills, No.4 [03:58]
10 The Girls of Kivledal Folk Dance, No.17 [01:44]
11 John Vaestafae's Dance, No.2 [02:18]

Piano Sonata in E minor Op.7
12 Allegro moderato [04:34]
13 Andante molto [03:53]
14 Alla Menuetto, ma poco piu lento [02:55]
15 Finale molto allegro [06:14]

Cheryl Frances-Hoad (born 1980)
16 Contemplation (Lyric Piece in homage to Grieg) [02:18]


Sara_ott

Edvard Grieg (1843-1907)
Alice Sara Ott, piano
Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
Esa-Pekka Salonen, conductor
2015/16年録音
Deutsche Grammophon

Edvard Grieg
Concerto for Piano and Orchestra in A minor op. 16
01 Allegro molto moderato 13:13
02 Adagio 6:38
03 Allegro moderato molto e marcato 10:21

Lyric Pieces / Pieces from Peer Gynt
04 Once Upon a Time op. 71/1 4:33
05 Butterfly op. 43/1 1:33
06 Album Leaf op. 12/7 1:20
07 Solveig's Song / No. 4 from Peer Gynt Suite No. 2, op. 55, version for piano solo by Grieg 4:37
08 Elves' Dance op. 12/4 0:47
09 To Spring op. 43/6 3:19
10 March of the Trolls op. 54/3 2:56
11 Notturno op. 54/4 3:52
12 Brooklet, op. 62/4 1:43
13 In the Hall of the Mountain King / No. 4 from Peer Gynt Suite No. 1 op. 46, version for piano solo by Grieg 2:29
14 Ballad, op. 65/5 3:29
15 Wedding Day at Troldhaugen op. 65/6 5:19


上記、イヴァーナ・ガヴリク(サラエヴォ出身)の「グリーグ:ピアノ独奏曲集」に収められた曲と、上記、アリス=紗良・オットの「ワンダーランド」に収められた曲を比較する。共通する曲はアリス盤の『蝶々 Op.43 No.1(05 Butterfly)』『夜想曲 Op.54 No.4(11 Notturno)』『トロールハウゲンの婚礼の日 Op.65 No.6(15 Wedding Day at Troldhaugen)』の3曲。それら3曲を中心にイヴァーナ・ガヴリクと紗良・オットのグリーグを聴き比べると・・・

私は、アリス=紗良・オットというピアニストが好きなので、以下の感想文は、多分にえこひいきがあるかも知れません。

・紗良・オットという人は選曲が上手く、しかも、その選曲の良さは演奏にも反映し、その演奏も上手いです。

・そして、その点において、このアルバムは成功していると思います。

・イヴァーナ・ガヴリクの「グリーグ:ピアノ独奏曲集」は、上手いがやや堅いと思います。

・紗良・オットの「グリーグ:抒情小曲集」&「ペール・ギュント」は、ある意味多様な表現が不思議の国に誘ってくれると思います。

・「グリーグ:抒情小曲集」の「標題と音楽の関係性」の面白さはムソルグスキーの《展覧会の絵》を思わせます。

追伸)同アルバム日本盤にはボーナス・トラックとして「小妖精 作品71の3(Puck op. 71/3)」が付いていますが、輸入盤には残念ながら付いていませんのでお気を付け下さい。

This album represents the pianist's personal journey though Grieg's magical "wonderland". (同商品ジャケットより)

2016年8月20日 (土)

【Apple Music】 発売前のアルバムは1曲しか試聴できない。参考にならない/不完全/しかし、それが当然か/ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル ザ・ビートルズ/ワンダーランド アリス=紗良・オット/ベートーヴェン、リスト:ピアノ作品集 ソフィー・パチーニ

Beatles
(C) Apple Music
ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル ザ・ビートルズ Live at the Hollywood Bowl the Beatles(9月発売予定)
白文字で強調された1曲目「Twist and Shout (Live)」のみ試聴可能。

・・・

Sara_ott
(C) Apple Music
ワンダーランド アリス=紗良・オット Alice Sara Ott(9月発売予定)
黒文字で強調された「グリーグ:Pf 協奏曲 第2楽章」のみ試聴可能。

・・・

Pacini
(C) Apple Music
ベートーヴェン、リスト:ピアノ作品集 ソフィー・パチーニ Sophie Pacini(9月発売予定)
白文字で強調された9曲目「ハンガリー狂詩曲 S.244」のみ試聴可能。

2013年10月11日 (金)

イヴァーナ・ガヴリクの「グリーグ:ピアノ独奏曲集」

Gavric

Grieg Piano Works
Ivana Gavrić, piano
2012/13年録音

01 Ballade in G minor Op.24 [18:48]

Lyric Pieces
02 Butterfly Op.43 No.1 [01:48]
03 Waltz Op.38 No.7 [01:03]
04 Little Bird Op.43 No.4 [02:03]
05 Notturno Op.54 No.4 [03:57]
06 Peasant's Song Op.65 No.2 [01:33]
07 Wedding Day at Troldhaugen Op.65 No.6 [06:29]

Slåtter Op.72 (Norwegian Peasant Dances)
08 The Goblin's Bridal Procession, No.14 [02:25]
09 Halling from the Hills, No.4 [03:58]
10 The Girls of Kivledal Folk Dance, No.17 [01:44]
11 John Vaestafae's Dance, No.2 [02:18]

Piano Sonata in E minor Op.7
12 Allegro moderato [04:34]
13 Andante molto [03:53]
14 Alla Menuetto, ma poco piu lento [02:55]
15 Finale molto allegro [06:14]

Cheryl Frances-Hoad (born 1980)
16 Contemplation (Lyric Piece in homage to Grieg) [02:18]

緑色。渋い。少し地味。

私のオーディオ環境で聴くと、音が期待したほど良くないのが残念。

1曲目の「バラード」は、14の変奏を持つ変奏曲である。私はこの曲が一番気に入った。ウィキペディアに「グリーグのピアノ作品の中では初期のもので、頻繁に演奏されない作品である(同じくピアノソナタもあまり演奏されない)。それは、元となった民謡の陰鬱さと和音付けにもよると思われる。また、演奏に当たっては変奏曲及びバラードとしての構成力も要求される。」と書いてある。ガヴリクは、この作品の主題(ト短調)と変奏において、詩的情緒と「変奏曲という形式」を両立させることに成功している。つまり上記ウィキペディアに書いてあることを、ばっちり決めている。第9変奏ウン・ポコ・アンダンテが美しい(11' 52")。

3曲目の「スレッター(ノルウェーの農民舞曲)」は、ピティナに解説がある。ガヴリクはリーフレットに「Grieg experiment with bold harmonics clashes that foreshadow Bartók's language.(グリーグの実験、バルトークの言語を予示する大胆な(奇抜な)な和声)」を示す作品と書いているが、そんなに変な作品ではない。

4曲目のソナタは、グールドよりうまいかも知れない。

親しみやすい「抒情小品集」を挟んで、リスナーに知られていないグリーグの作品を配したと、彼女はリーフレットに書いている。しかし、どの曲も親しみやすい。「グリーグだらけ」というガヴリクの意図は成功してる。

最後の曲は、Cheryl Frances-Hoad (born 1980) という人が書いた少しジャズっぽい作品だ。1曲目が独特なテーマからなる変奏曲でありながら「バラード」の性格を持つことと、その演奏から「語り」や「語り口」が聞こえるとすれば、その手法はジャズの手法に似ているかも知れない。最後の曲はこのアルバムをうまく閉めていると思う。

ガヴリクは、緑のドレスを着、ジャケットは緑の色調に統一されている。しかし、はたして、このアルバムが、ノルウェーへといざなうか。

このアルバムも良いアルバムだが、ヤナーチェクのほうが彼女の本当の実力と魅力が聴けると思う。

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