2017年6月19日 (月)

(C) Apple Music 展覧会の絵&プロコフィエフ 松田華音

Kanon
(C) Apple Music

この人の《ワルトシュタイン》を聴いてみたところ、ごつごつしている、そして粗いけど悪くないと思った、そしてこの人はとても若いのに(1996年生まれ)巨匠のような演奏をすると思った。←ワルトシュタイン
上記値段が安ければ買うんだがな〜。


【Amazon.co.jp へのリンク】

展覧会の絵&プロコフィエフ 松田華音


【2017−6−22 追加】

やっぱり買わない。お金が勿体ない。

2016年2月11日 (木)

カティア・ブニアティシヴィリ plays ムソルグスキー、ラヴェル、ストラヴィンスキー

Buniatishvili

Kaleidoscope
Khatia Buniatishvili, piano
Recorded: 2015
SONY

Mussorgsky (1839 - 1881)
Pictures at an Exhibition (piano version)

Ravel (1875 - 1937)
La Valse

Stravinsky (1882 - 1971)
Three Movements from Petrushka

--

【収録情報】
● ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』
● ラヴェル:ラ・ヴァルス
● ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』からの3楽章

 カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)

 録音時期:2015年8月23-26日
 録音場所:ベルリン、フンクハウス・ナレーパシュトラッセ、ザール1
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

(HMV.co.jp より)

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私は、ロシア音楽が苦手なので、下記、メジューエワの『展覧会の絵』へのユーザーレビューが参考になった(HMV.co.jp)。

「(前略)この曲は、絵というフレームにミニマム化された、時代に踊らされた個人の独白が本来の大きさで、アップライト用の曲だ。(中略)メジューエワの演奏は例外的に適正なサイズから攻めており、この曲をロシア文学的な肖像画的な世界として捕らえている。」

メジューエワの『展覧会の絵』を参考にすれば、ブニアティシヴィリの『展覧会の絵』は「時代に踊らされた個人の独白」的ではなく、エンターテインメントに聞こえる・・・技巧も、奏法も。ただし、彼女は、その技巧をひけらかすだけでなく「古城(全107小節)」「ビドロ(牛車。全64小節。いずれも嬰ト短調)を、遅めのテンポで演奏・・・多分、それらの演奏は丁寧な演奏なのだろう・・・それらの長い曲において、ブニアティシヴィリは、リスナーを退屈させない:チャーミングな演奏を聞かせている・・・しかし、私の主観では、ブニアティシヴィリの『展覧会の絵』を組曲として聴くとき「一つ一つの曲の一つ一つのイメージが的確に表わされているか? それらが上手くつながっているか? 上手く流れているか?」と問えば、その点、必ずしも、グッド・ジョブ(!)とは言えない、と、私は思う・・・が、繰り返すが、彼女の弾く「古城」「ビドロ」の快い演奏を聴くと、彼女の『展覧会の絵』は、失敗作とは言えまい。「カタコンベ - ローマ時代の墓」から「死せる言葉による死者への呼びかけ Cum mortuis in lingua mortua」への流れは悪くないが「古城」「ビドロ」ほどは良くないのが惜しい。「カタコンベ - ローマ時代の墓〜Cum mortuis in lingua mortua」における彼女の演奏は、もっと思い入れあるほうがムード出たと思うが、それは私の思い過ごしか・・・? 前後するが、ブニアティシヴィリの第1曲「プロムナード」のソフトな出だしは好感持てる。

ラヴェルの「ラ・ヴァルス」は、まさしく、エンターテインメント。文句なし。大音量で聴くと気持ち良い。←是非、大音量で聴いて欲しい!

ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカからの3楽章』は、ブニアティシヴィリの技巧を持ってしても(比較するのが彼女には気の毒だが)、ポリーニによる同曲演奏に遠く及ばない。正直言って、何を言いたいのかさっぱり分からない。残念だ。

彼女は、ショパンのバラード4番(参照:ソフィー・パチーニの「ショパン:ピアノ独奏曲集(バラード第4番 作品52)」の下の方)が上手かった。ジョージア(グルジア)出身の彼女は、ロシア系よりポーランド系のほうが上手い(あるいは合っている)のかも知れない。

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【Apple Music】 検索キーワード:Kaleidoscope Buniatishvili

Buniatishvili

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【追記】 私は、Marylin Frascone というピアニストの『展覧会の絵』が気に入っているが、残念ながら、現在、その盤は廃盤である。

Frascone

2013年1月29日 (火)

アリス=紗良・オットの「展覧会の絵」「シューベルト:ピアノ・ソナタ D 850」

Ott

MODEST MUSSORGSKY
Pictures at an Exhibition
Original piano version

FRANZ SCHUBERT
Piano Sonata in D major op. 53 D 850

Alice Sara Ott
Live recording 2012

アリス=紗良・オットの「ワルトシュタイン」を聴いて、彼女は楽曲を、焦点を一点にしぼって演奏するタイプではないかと私は思った。「ワルトシュタイン」では第3楽章が良い。「展覧会の絵」では「キエフの大門」が良い。

アマゾンのカスタマーレビューに「左手のアタックで、ピアノの弦が『ビーン』と唸るのを始めて聴きました」と書いてあるのに共感!

このアルバムは大音量で聴くと心地よい。ライヴレコーディングでありながら録音が良い。リーフレットの最後のページに「Recorded and mastered by BKL Recording Group GmbH, Lüneburg」と書いてあるが、この「BKL Recording Group GmbH」というのをグーグルで調べてみたが得体の知れない会社だった。しかしすぐれた技術を持つ会社と思われる。

【参照】 Bkl Recording Group

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たまげたのは、シューベルトの D 850 である。

シューベルトの D 850 のほうは焦点を一点にしぼってない。最初の和音と主題からして良い。

第1楽章は大音量で聴くと迫力あり。そして終楽章を締めている。

「この人は、いつの間にこんなに成長したのか」と思って、アリス=紗良・オットのプロフィールをウィキペディアで調べてみたら、生年1988年8月とある。ということは、現在満24才! 録音当時満23才!

私は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタは(聴くのが)得意だが、シューベルトは非常に苦手で、シューベルトの長大なピアノ・ソナタの良さが分からなかった。ベートーヴェンのピアノ・ソナタは「第1楽章で一発ぶちかましておいて、中間楽章でひと呼吸おいて、最終楽章で締めくくる」というパターンが多いが、シューベルトは D 850 においてベートーヴェン「後期ソナタ」における上記パターンを打ち破った。この作品においてシューベルトはベートーヴェンを超えている。そのことを、彼女の演奏は、私にはじめて教えてくれた。

シューベルトの D 850 の第2楽章は変奏曲かと思ったがソナタ形式とウィキペディアに書いてある。第3楽章はスケルツオのくせに長い。この作品は第2、第3楽章が核であることが分かった(第2、第3楽章は長いし・・・)。アリスは、もったいぶらない。彼女の演奏に、耳障りな饒舌はない。そして、ストレートに、しかも余裕をもって、この「ベートーヴェンを超えたソナタ」を、23才の「若さ」で弾いている・・・すごい。

【2013−2−8 追加】
それにしてもこの作品は、第4楽章ロンドのエピソードで、おそらく、G から g-moll (?) に行くところで(アリス盤で、4' 49 あたり)「もうやめてくれ!」と思わせられる。村上春樹氏は「二律排反」と言っているが私は演奏者の体力を無視しているという意味で「破綻」だと思う。それをライヴ録音したアリスはすごい・・・この録音は意義あると思う。

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