クリスティーネ・シェーファーの冬の旅
クリスティーネ・シェーファーという歌手は、前から好きだったので、彼女が《冬の旅》を、どういうふうに歌っているか興味があって購入してみたが、これは、とても気に入ってしまった。先入観を与えないように、簡単に書くが、これは本来、男性歌手が歌う歌詞を女性が歌っているわけだが、言葉や詩の意味を少し比喩的に捕らえ直すことができてよかった。そして、おそらくシェーファーが意図したのとは違って「人生旅のごとし」「行きつくところは死」というテーマがぼやけて「明日のことは明日考えよう」という楽天的な気分にさせてくれた。つまり、彼女の歌唱は本来、この歌曲の持つ暗さを和らげていると思う。あと、F. ディースカウのは、途中で退屈するが、シェーファーのは、後半が良くて最後まで退屈しないのが良い。
ERIC SCHNEIDER のピアノ伴奏はうまいし、シェーファーの歌唱によくあっている。
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