2017年5月27日 (土)

ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調 『ロマンティック』 シュターツカペレ・ドレスデン&クリスティアン・ティーレマン

Bruckner

アントン・ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調 WAB104『ロマンティック』(1878/1880年ハース稿)

 シュターツカペレ・ドレスデン
 クリスティアーン・ティーレマン(指揮)

 録音時期:2015年5月17日
 録音場所:ドレスデン、ゼンパーオーパー
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)


1. Bewegt, nicht zu schnell 19:41
2. Andante quasi Allegretto 17:19
3. Scherzo: Bewegt - Trio: Nicht zu schnell, keinesfalls schleppend 11:21
4. Finale: Bewegt, doch nicht zu schnell 24:41
Total: 73:06


「全体73分という遅めのテンポによる悠然たる歩みながら、起伏に富んでいるため全く飽きさせません」

嘘だ。
これは緩慢な演奏。ティーレマン独特の安定感はある。しかしそれ以上の魅力はない。すなわち、彼独特のスリルと大胆さがない。凡演。期待はずれ・・・と、思ったが、第4楽章は激しさと美しさが生きていると思う。やっぱり、クラシック音楽は最後まで聴かないと分からない。

「さらにゼンパーオーパーのまろやかな音響とあいまって、オルガンのような、ブルックナーが心に描いていたような壮麗かつ天国的な音楽が構築されています。」

嘘だ。録音悪い。ノイジーだ!


【HMV.co.jp へのリンク】

ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』 クリスティアーン・ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン

2017年3月26日 (日)

シモーネ・ヤングの「ブルックナー:交響曲全集」を総括する

Bruckner_2

Anton Bruckner (1824-1896)
Sämtliche Sinfonien [12 CDs] Box-Set
Simone Young
Philharmoniker Hamburg

Nr. 00 in f-Moll "Studiensinfonie" (1863) WAB 99 / 2013年ライブ録音
Nr. 0 in d-Moll "Nullte" (1869) WAB 100 / 2012年ライブ録音
Nr. 1 in c-Moll "Linzer" (Urfassung 1865/66) WAB 101 / 2010年ライブ録音
Nr. 2 in c-Moll (Urfassung 1872) WAB 102 / 2006年ライブ録音
Nr. 3 in d-Moll (Urfassung 1873) WAB 103 / 2006年ライブ録音
Nr. 4 in Es-Dur "Romantische" (Urfassung 1874) WAB 104 / 2007年ライブ録音
Nr. 5 in B-Dur (1873-1875) WAB 105 / 2015年ライブ録音
Nr. 6 in A-Dur (1881) WAB 106 / 2013年ライブ録音
Nr. 7 in E-Dur (1883) WAB 107 / 2014年ライブ録音
Nr. 8 in c-Moll (Urfassung 1887) WAB 108 / 2008年ライブ録音
Nr. 9 in d-Moll (1887-1894) WAB 109 / 2014年ライブ録音

【録音順に並べる】

Nr. 2 in c-Moll (Urfassung 1872) WAB 102 / 2006年ライブ録音
Nr. 3 in d-Moll (Urfassung 1873) WAB 103 / 2006年ライブ録音
Nr. 4 in Es-Dur "Romantische" (Urfassung 1874) WAB 104 / 2007年ライブ録音
Nr. 8 in c-Moll (Urfassung 1887) WAB 108 / 2008年ライブ録音
Nr. 1 in c-Moll "Linzer" (Urfassung 1865/66) WAB 101 / 2010年ライブ録音
Nr. 0 in d-Moll "Nullte" (1869) WAB 100 / 2012年ライブ録音
Nr. 00 in f-Moll "Studiensinfonie" (1863) WAB 99 / 2013年ライブ録音
Nr. 6 in A-Dur (1881) WAB 106 / 2013年ライブ録音
Nr. 7 in E-Dur (1883) WAB 107 / 2014年ライブ録音
Nr. 9 in d-Moll (1887-1894) WAB 109 / 2014年ライブ録音
Nr. 5 in B-Dur (1873-1875) WAB 105 / 2015年ライブ録音

【総括】

このボックスセットは、決して短期間に録音されたものではない(2006年〜2015年録音)。←ちなみに、ヤングの《指輪》全曲録音は、2008年〜2010年である。この全集は、全曲、初稿版。HMV.co.jp によれば『彼女の待望のシンフォニー初録音は、味な旋律に彩られた隠れ名作のブルックナー交響曲第2番』。すなわち「シモーネ・ヤングの交響曲初録音」は、他でもないブルックナー第2番であった。また、この全集は SACD 盤であるのが魅力。このチクルスは、言わば、シモーネ・ヤング出世作である。

・第00番
「同全集」の第00番から第2番までの4曲を私は連続して聴いたが、意外にも、ヤングの演奏4曲中(第00〜2番)、私は、彼女のこの第00番を、一番気に入った。
第00番は、全曲を通して、なんとなく、おおらかなのが良い(ブルックナー39才頃の作品)。

・第0番
私が「シモーネ・ヤングのブルックナー:交響曲全集」を購入したきっかけ。←そもそも、そのきっかけは、シモーネ・ヤングによるブルックナー:交響曲第0番第1楽章第1主題の遅めのテンポが気に入ったことだった(アマゾンにて試聴)。同第1楽章の第1主題の遅いテンポは、ドスが効いている。そして、この演奏は精密であり大音量で聴くに耐える。また、休止が効いている。

・第1番
この交響曲についてブルックナーは次のように語っている:「これほど自分が大胆で、生意気だったことはことはない。まさしく恋した馬鹿者のように作曲した(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」36ページより)←ヤングの演奏は、大胆さや迫力があるのは良い。
しかし、「この交響曲はブルックナーの交響曲様式と呼ばれるものの本質的特徴もすでにみせている(同36ページより)←ヤングの指揮は粗い。精密ではない。

・第2番
第1楽章〜第3楽章は、少し粗いが、終楽章は丹念に演奏してるように聴こえる。ヤングの第2番は、70分を超える長い演奏だが、かろうじて退屈させない。

・第3番
スケールは大きいが、粗いと思う。力不足は否めない。退屈する。

・第4番
まさに、フレッシュ&ニュー。初稿版の良さが生きている。非常に良い。非常に気に入った。演奏時間、約70分。

・第5番
これは必ずしもベスト・名演ではない(終楽章のフィニッシュが美しくない)。
私は、シモーネ・ヤングの「ブルックナー:交響曲」について、これまで、何度も、同じことを指摘してきたが、ここでも同じことを指摘しなければならない:彼女はしたたかだ。そして、彼女のしたたかさ&クールさが、良くも悪くも大人しい(同曲)第2、3楽章の弱さをさらけ出すのかも知れない。

ベートーヴェンの《第九交響曲》終楽章の「回想」&「2重フーガ」は同交響曲の第1〜3楽章を止揚するが、一方、シモーネ・ヤングが指揮するブルックナー5番終楽章の「回想」&「2重フーガ」は《第1楽章、および、良くも悪くもフツーな第2、3楽章》を止揚しない。とは言え、ヤングが指揮したブルックナー:第5番終楽章の大団円はこの「彼女の演奏会(彼女のライブ)」に居合わせた聴衆の「居眠り」を、たたき起すに十分な大音量(!)

・第6番
第2楽章が良い。
彼女の指揮する第2楽章の、おそらく展開部(8分19秒の休止から10分00秒あたりまで)のエクスタシーが美しい。さらに、その後の、第2楽章第2主題の再現も美しい。ただし、この第6交響曲第4楽章は、シモーネ・ヤングのスキルをもってしても、ブルックナーの言いたいことは、私には分からなかった。

・第7番
ヤングのブル7は、解釈、引出しの多さ(表現の多様性)、安定感、美において、ティーレマン盤より格下。

・第8番
「シモーネ・ヤングは第4楽章の大団円にて第1楽章の第1主題が再現されるところをもう少し思い入れたっぷりに演奏していてくれたら彼女のブル8は完璧」と思っていたが、改めて、彼女のブル8を聴いてみたら、上記の点も含めてベストだった。

・第9番
ブルックナーの第9番は複雑な作品であり私は苦手。だが、あえて言えば、ヤングの第9は重いか。はっきり言って、彼女の第3楽章は少し退屈する・・・と思ったが、同楽章の最後の4分あたりの盛り上がりは良かった。やっぱり、ブルックナーの交響曲は、最後まで聴かないと分からない。
演奏時間 24:32+11:50+22:36=58:58

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ブルックナー:第9番第3楽章(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」119ページより)

2016年12月18日 (日)

Anton Bruckner: Symfonie Nr. 5 in B-Dur (1878) Münchner Philharmoniker Christian Thielemann 2004年録音

Thielemann

Anton Bruckner (1824-1896)
Symfonie Nr. 5 in B-Dur (1878)
Münchner Philharmoniker
Christian Thielemann
2004年録音

1. Introduction. Adagio - Allegro [22:24]
2. Adagio. Sehr langsam [20:07]
3. Scherzo. Molto vivace (Schnell) - Trio im gleichen Tempo [14:42]
4. Finale. Adagio - Allegro moderato [25:21]
Total 82:34

「芸術のために芸術を愛する者にとっては、細かなとるに足らぬものの中にこそ、強い満足を汲み取る場合がしばしばあるものだ。シャーロック・ホームズ」

↑まともなレビューを書けないとき、私はこの言葉を持ち出す。

ティーレマンのブルックナー:第5番は演奏時間が長過ぎて、敬遠されているようだ(←すでに、廃盤になっているようだ)。私も、この演奏は、第1〜3楽章を聞き流す。

ところが、この演奏の魅力は、第4楽章のゆったり、たっぷり、しかも、弛緩がないこと。
すなわち、第4楽章、大団円の迫力・・・2重フーガ開始のゆっくりしたテンポ〜テンポの揺れ〜2重フーガの後の速いテンポ、そして、フィニッシュへ・・・それは、溜めや休止が得意なティーレマンでないと不可能なもの、そして、「強い満足を汲み取れる細かなとるに足らぬもの」なのだ!(←思わず、オーディオの音量を上げてしまう)。
ティーレマンのその後のブルックナー:交響曲録音(第7番、第8番)は、切れのある、スキのない演奏だが、その7、8番には、この「ティーレマンのブル5、第4楽章」の上記の魅力は聴けないと思う。

【参考】

ブルックナー:交響曲第5番
演奏時間比較(左より、ティントナー盤、シモーネ・ヤング盤、ティーレマン盤)
第1楽章 20:19 19:56 22:24
第2楽章 16:42 16:59 20:07
第3楽章 14:11 13:02 14:42
第4楽章 25:50 23:23 25:21
合 計  76:46 73:23 82:34

2016年12月17日 (土)

シモーネ・ヤングの「ブルックナー:交響曲全集」を少しずつ聴く(第6番)

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-41cd.html の続き

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Bruckner_2

Anton Bruckner (1824-1896)
Sinfonie Nr. 6 in A-Dur (1881) WAB 106
Philharmoniker Hamburg
Simone Young
2013年ライブ録音
2014年発売

・・・

【収録情報】

● ブルックナー:交響曲第6番イ長調 WAB106 (1881)

第1楽章:Majestoso [15:26]
第2楽章:Adagio: Sehr feierlich [16:08]
第3楽章:Scherzo: Nicht schnell - Trio. Langsam [8:36]
第4楽章:Finale: Bewegt, doch nicht zu schnell [14:24]
合計演奏時間 54:37

ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
シモーネ・ヤング(指揮)

録音時期:2013年12月14-16日
録音場所:ハンブルク、ライスハレ
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
Recording Engineer: Jens Schunemann
SACD Authoring: Ingo Schmidt-Lucas, Cybele AV Studios
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

(HMV.co.jp より)

・・・

以下の譜例などは、作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」より引用。(KM)

第1楽章 マエストーソ イ長調 2分の2拍子。ソナタ形式。ヴァイオリンが同音で特徴あるリズムをきざむなかで(譜例1)、低音弦が線のふとい気品のある第1主題をブルックナー開始の様式で呈示する(譜例2)。

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【譜例1】 第1楽章 開始のポリリズム(midi

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【譜例2】 第1楽章 第1主題(midi

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【譜例3】 第1楽章 第2主題(midi

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【譜例4】 第1楽章 第3主題 この主題(第2主題、譜例3)では、大きな音程の飛躍が特徴になっている。対位法的にこの主題を確保したのちに、短い経過句で力を増し、ff に達したところで、力強く第3主題(譜例4、midi)をだす。【当ブログ開設者より。私は、当初、このフォルティッシモの第3主題を好きでなかったが、いまは、ユニークで面白いと思っている】

・・・

第2楽章 アダージョ 「きわめて荘重に(Sehr feierlich)」 ヘ長調 4分の4拍子。ソナタ形式。ブルックナーの緩徐楽章としては、短い部類にぞくするが、気品のある柔和な光を持つ美しい楽章である。まず、ヴァイオリンが幅ひろく第1主題をだす(譜例5)。オーボエが、まもなくその上で美しい歌を奏する(譜例6)。このあたりの調性の変化はおもしろい。ff に達してから、木管とホルンが残る。するとまもなく、あかるいホ長調で、ヴァイオリンとチェロが対位法的に第2主題を示しだす(譜例7)。生ける者の幸福感をうたったともいう人もいる。

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【譜例5】 第2楽章 第1主題(midi

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【譜例6】 譜例5に続くオーボエの主題(midi

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【譜例7】 第2楽章 第2主題 この両声部の旋律は、つぎつぎといろいろな楽器にとられてゆく。速度がラールゴにおち、ゆったりとした気分をだしてゆく。すると第1ヴァイオリンが葬送行進曲ふうの第3主題を静かに示しだす(譜例8)(midi

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【譜例8】 第2楽章 第3主題(midi

第3楽章は省略します。

第4楽章 フィナーレ 「運動的に、速すぎずに(Bewegt, doch nicht zu schnell)」 イ短調 2分の2拍子。ソナタ形式。全曲の総括にあたり、情熱的である。第1主題で開始されるのではなく、序奏が先行している。ヴィオラのトレモロと、低音弦のピッツィカートの上で、ヴァイオリンがゆったりとなめらかな旋律(譜例9)をだす。この旋律をもう一度ニ短調で繰り返してから、ようやく第1主題がホルンで力強く呈示される(譜例10)。

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【譜例9】 第4楽章 序奏(midi

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【譜例10】 第4楽章 第1主題(midi

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【譜例11】 第4楽章 第2主題 ヴァイオリンで対位法的に(第2ヴァイオリンが主役)第2主題が出る(譜例11、midi)。これに対位するヴィオラの動きも美しい。喜ばしげで幸福そうな主題である。もう一度繰り返されて確保されてから、曲の経過部へと導いてゆく(第1ヴァイオリン、midi)(第2ヴァイオリン、midi)。
(【当ブログ開設者より】第4楽章 第2主題のあとの旋律は、ワーグナーの「愛の死」に似ているような気がする)。この経過部は第2主題の第2ヴァイオリンの動機をとって力を増してゆく。その頂点で第3主題が出現する。

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【譜例12】 第4楽章 第3主題は、管によるおおらかなものと(譜例12)オーボエとクラリネットの奏する歯切れのいい軽やかなもの(譜例13)とからなる。(midi

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【譜例13】 第4楽章 第3主題(midi

・・・

結論から書くと、ブルックナー交響曲第6番は、難しい。私の理解力を超えている。

・・・

ブルックナー:交響曲第6番
ティントナー盤、ケント・ナガノ盤、シモーネ・ヤング盤を比べる。

演奏時間比較
17:07+18:54+9:00+14:44=59:47(ティントナー)
16:47+17:08+8:26+14:15=56:38(ナガノ)
15:26+16:08+8:36+14:24=54:37(ヤング)

・ティントナー盤
ティントナーのブル6が、おそらく、名演だと思う。ティントナーのブル6は「次々に現れるブルックナーの、雄弁過ぎない旋律の流れ」と「作品の楽想」が、よく聞こえ、よく見える。たとえば、第1楽章の展開部(第1主題回転、7分10秒)のたっぷりした演奏、同楽章再現部の第3主題の力強い再現(12分52秒)、第2楽章のゆったりした演奏などが、贅沢なリスナーの好みに合いその欲求を充たすだろう。そして、ティントナーの指揮によって、同交響曲の形式の美だけではなく、形式の面白さ、簡潔さ(!)が、聴けると思った・・・が・・・第4楽章だけは楽想が複雑過ぎて、ティントナーの指揮をもってしても、粗く聞こえる(?)

・ケント・ナガノ盤
悪い演奏ではないのだが、ナガノのスキルの割には退屈させられる。演奏は、手堅い。ティントナー盤に比べると、スピーディー、且つ、メリハリと切れがある。その反面、作品の性格、楽想の流れを捕らえきっていないのかも知れない。退屈する。

・シモーネ・ヤング盤について
HMV.co.jp の商品説明に「派手な効果にこそ欠けるものの、独特の質実剛健な味わいと深い情感を持つ内面性豊かな…」と書いてあったので、それは、このアルバム、すなわち「シモーネ・ヤング指揮 ブルックナー:交響曲第6番」に対する評価かと思ったら、そうではなくて、作品(ブル6)そのものについての説明だった。

上記のように、シモーネ・ヤングのブル6を「派手ではない」「質実剛健」「内面性豊か」と評価してもよかろう・・・また、その逆も真なり・・・すなわち、シモーネ・ヤングのブル6は「派手」であり、それ故「質実剛健とは言えない」そして「内面性豊か」というより「内面性だけではない」とも指摘できるかも知れない。

第2楽章が良い。
彼女の指揮する第2楽章の、おそらく展開部(8分19秒の休止から10分00秒あたりまで)のエクスタシーが美しい。さらに、その後の、第2楽章第2主題(譜例7)再現も美しい。そして、また、さらに、彼女は「ブルックナーの書いたスケルツォのなかで、最も美しいもののひとつにかぞえられる第3楽章(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」87ページより)を、少しマーラーっぽく、のどかに歌っていて退屈させない。

ところが、第4楽章の後半、すなわち、第4楽章展開部以降は(ブルックナーの)高度な作曲技術(対位法)から成り・・・ごちゃごちゃしていて訳が分からない・・・ブルックナー:交響曲第6番の第4楽章は、上にも書いた通り、楽想が複雑過ぎて、私にはピンと来ない。←私の理解力を超えている。←シモーネ・ヤングのスキルをもってしても、ブル6の第4楽章の言いたいことは、私には分からなかった。

【追加1】

前言をひるがえすが、ブル6の第4楽章だけは、ナガノの演奏が、明晰、且つ、あっさりしていて、良いかも知れない。

・・・

【おまけ】

ブルックナーはこの前の第5番の交響曲で、きわめて凝った書法をおき、構成的にも入り組んだものをみせ、ここで外面的にある意味で交響曲のひとつのゆきつくところまで達したとし、《第6交響曲》ではもっと明快さや簡明な構成を狙ったもののようである。そして、新たにこうしたことからスタートして、第7番以後のいわゆる後期の交響曲へとすすんでいったのだった。その意味で、この《第6交響曲》は、転換期に立つ作品といっていいだろう。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」84ページより)

私見では《第6交響曲》から「第7番以後のいわゆる後期の交響曲(7、8、9番)」への飛躍は大きすぎる。その飛躍は「《第6交響曲》は、転換期に立つ作品」とするだけでは説明できないほど大きいと思う。すなわち、ブルックナーが、第6番から第7、8、9番へと飛躍した契機は《第6交響曲完成》だけではなくて、その他に何かあったんじゃないかな〜? たとえば「第6番作曲」と「第7番作曲」の間に、それらの作品以外に何か重要な作品を彼が作曲したとか・・・あるいは、その2つ作品(第6、7番)作曲の時期に重要なプロセスや出来事があったとか・・・新しい作曲技法を学んだとか?(ただし、上記「作曲家別名曲解説ライブラリー」によれば、作曲年は「第6番が、1879年8月ないし9月から、1881年9月3日まで」「第7番が、1881年9月23日から、1883年9月5日まで」←ほぼ連続している。)・・・否、上のように考えるのはやめよう。すなわち、ブルックナーは、彼の第00番から第6番までの8つの交響曲作曲の間に、長い時間かけて、第7番への語法(作曲技法)を見出したのだ・・・と考えられる。彼は悪いものは捨て、良いものは残し・・・それはプロセスというより、高みへの訓練と努力・・・あっ、そう言えば・・・第7番への契機として考えられることが、上記の外にもう一つあった。すなわち、ブルックナーは、旧作品を改訂する過程でも、新しい語法(作曲技法)を身につけたと考えられる。彼の交響曲第6番から第7番への飛躍は「超新星の爆発」のように突然に見えるが、実は、それは、幾重にも堆積された地層の底からの噴火だった? そして、ブルックナーという人のパーソナリティーは「風采の上がらない外見」の人であり、同様に、作曲家としても、身なりをつくろうこと(=作品改訂)に時間がかかる「のろま」であったように思える(本当は、そうじゃなかったかも知れませんが…)。彼は、ワーグナーやマーラー並みの「直感」「霊感」を持っていたが、いかんせん、典型的な大器晩成型だった。彼は、ベートーヴェンやマーラーに比べると、やっぱり、交響曲作曲家としては大成するのが遅かった。ブルックナーは1824年9月4日生、1896年10月11日没。享年72才。そして、彼の「第7番」の完成が1883年9月5日。すなわち、ブルックナーの交響曲第7番は、彼が59才の時の作品(単純に年齢を比較するとベートーヴェン享年56才。マーラー享年50才。2人とも59才になる前に死んでいる)。私は、ブルックナーの「7番より前の番号の交響曲に存する前衛性」に、大いに惹かれる・・・が、それらは「マイナーな作品たち」であることは否めないと思う(第4番を除いて)。(あ〜、また、変なことを書いてしまった(汗;;)

【追加2】

ブル6は、マーラーが取り上げたということは、マーラー的なのだろうか?

【追加3】

「見晴らしのいいブルックナー, 2015/7/8 投稿者 へいへいほう」さんが書いたレビューに一票入れました。

2016年12月12日 (月)

【廉価盤】 比較的評判良かったケント・ナガノ&ベルリン・ドイツ交響楽団のブルックナー第3番(2003年録音)第6番(2005年録音)/それぞれ、690円/HMV.co.jp にて(2016年12月12日現在)

【2016−12−13 追加】

P1020118

・ケント・ナガノ&ベルリン・ドイツ交響楽団のブルックナー:交響曲第3、6番

このCDは、裏(記録面)が黒い。こんなの初めて見た。こんなんでも、音が鳴るんだね!

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上の画像は、(C)HMV.co.jp より

【HMV.co.jp へのリンク】

ケント・ナガノ&ベルリン・ドイツ交響楽団のブルックナー第3番

ケント・ナガノ&ベルリン・ドイツ交響楽団のブルックナー第6番

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【以下、2016年9月15日(木)のエントリーを、再度掲示します】

【タイトル】

ケント・ナガノ&ベルリン・ドイツ交響楽団のブルックナー第3番(2003年録音)第6番(2005年録音)が廉価盤(?)だったので購入した/紙パック仕様/今は高い/買うなら安くなるのを待つ!

【本文】

Bruckner_nagano

・・・

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アマゾンの注文履歴

・・・

【Amazon.co.jp へのリンク】

ケント・ナガノ&ベルリン・ドイツ交響楽団のブルックナー第3番

ケント・ナガノ&ベルリン・ドイツ交響楽団のブルックナー第6番

2016年12月11日 (日)

シモーネ・ヤングの「ブルックナー:交響曲全集」を少しずつ聴く(第5番)

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-f70f.html に続く

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-5157.html の続き

第4番をとばして、第5番を聴く。

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Bruckner_2

Anton Bruckner (1824-1896)
Sinfonie Nr. 5 in B-Dur (1873-1875) WAB 105
Philharmoniker Hamburg
Simone Young
2015年ライブ録音
2015年発売

・・・

【収録情報】
● ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 WAB105
第1楽章:序奏部:アダージョ - アレグロ [19:56]
第2楽章:アダージョ、非常にゆっくりと [16:59]
第3楽章:スケルツォ:モルト・ヴィヴァーチェ、急速に - トリオ [13:02]
第4楽章:終曲:アダージョ - アレグロ・モデラート [23:23]

ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
シモーネ・ヤング(指揮)

録音時期:2015年3月1,2日
録音場所:ハンブルク、ライスハレ
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
Recording Producer, digital Editing, 5.0 Mix & Mastering: Jens Schunemann
Recording Engineer: Christian Feldgen
SACD Authoring: Ingo Schmidt-Lucas, Cybele AV Studios
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

(HMV.co.jp より)

・・・

これまた、作品が複雑になってきたので、先に、譜例を書いてからじゃないと、音楽(作品)を聴けない(汗;;

以下、作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」より引用。(KM)

・ 第1楽章 導入部 アダージョ 変ロ長調 2分の2拍子 - アレグロ。この楽章には導入部が置かれているが、これはブルックナー交響曲としては、はじめてのことである。

Bruckner_05_1_adagio_1
【譜例1】 第1楽章 導入部 1 (midi

Bruckner_05_1_adagio_2_2
【譜例2】 第1楽章 導入部 2 (midi

Bruckner_05_1_adagio_3
【譜例3】 第1楽章 導入部 3 (midi

Bruckner_05_1_adagio_4
【譜例4】 第1楽章 導入部 4(midi

Bruckner_05_1_aregro
【譜例5】 第1楽章 第1主題に向かう特徴的なパッセージ。←私はここが好き。(midi

Bruckner_05_1_1
【譜例6】 第1楽章 第1主題 (midi

Bruckner_05_1_2
【譜例7】 第1楽章 第2主題 (中略)そのあとに第2主題(譜例7)が、弦5部のピッツィカートによって密やか(ひそやか)に始まり、やがて第1ヴァイオリンによって幾分不気味な感じの、転調に富んだ楽句が開始される。この主題の1回目の呈示はヘ短調に始まり変イ短調の半終止にいたるが、2回目はト短調に始まり、変ニ長調に到達する。そして移行的な楽段が形成されたのちに、もう一度第2主題が呈示され、ヴァイオリンのシンコペーションの楽句として静かに流れてゆく。(midi

Bruckner_05_1_3
【譜例8】 第1楽章 第3主題 (midi

Bruckner_05_2_1
【譜例9】 または、

Bruckner_05_2_1_temp_temp
【譜例9】 第2楽章 (冒頭)まず4小節間、弦5部のピッツィカートによって前奏的な楽句が示されたのち、これを背景としてオーボエによって憂いをおびたような旋律が呈示される(譜例9)。この旋律の4拍子的な動きと、弦の3連音符の進行とが、ポリリズム的な面白さを見せている。(midi←ピアノのみの演奏では音がずれる)(mp3←パートに楽器を指定すると、何故か、ずれないように聞こえる)

Bruckner_05_2_2
【譜例10】 第2楽章 第2主題 ヴァイオリンG線による(midi

Bruckner_05_3_3
【譜例11】 第3楽章 トリオ 第1楽章の冒頭の楽句から由来する。←このトリオのフレーズ、私は好きだ。(midi

・第4楽章 フィナーレ アダージョ、変ロ長調、2分の2拍子 - アレグロ・モデラート

Bruckner_05_4_1
【譜例12】 第4楽章 フーガの主題 (中略)さて、フィナーレ主部はフーガによって開始されるが、結論を先取りして言えば、この楽章もソナタ形式を基礎に置いている。まず、すでにクラリネットで予示されたフーガ主題が、低弦に始まり(譜例12)、ヴィオラ、第2ヴァイオリン、第1ヴァイオリンによって次々に導入されるが、そのフーガ的構成も16小節で終わり、その後はバスの半音階的上昇の上に組み立てられた部分、次いでヘ音オルゲルプンクトの部分を経て、半終止に達する。以上の部分は、フーガ的に構成された第1主題部と形容される。(midi

Bruckner_05_4_2_temp
【譜例13】 第4楽章 第2主題(midi

Bruckner_05_4_3_2
【譜例14】 第4楽章 中間楽節(midi

Bruckner_05_4_4_2
【譜例15】 第4楽章 7度下行(midi

Bruckner_05_4_5
【譜例16】 第4楽章 コラール(midi

・・・

ブルックナー:交響曲第5番
演奏時間比較(前者がティントナー盤、後者がシモーネ・ヤング盤)
第1楽章 20:19 19:56
第2楽章 16:42 16:59
第3楽章 14:11 13:02
第4楽章 25:50 23:23
合計   76:46 73:23

・・・

なるほど。ブルックナーとマーラーの交響曲第5番の終楽章には、いずれも、フーガが用いられている訳ですね。

さて、話は前後するが、ブルックナーの交響曲第5番の名盤は多いはずなので、上記2つの盤(ティントナー盤とヤング盤)を比較するだけでは不足である。私は、「ショルティのブルックナー:交響曲全集」を持っていたが、私の自宅火災(2009年、全焼)で、それを焼損した(←その後、お金がないので買い戻していない)。ショルティのような老獪な指揮者が「ブルックナー:第5番」を、指揮したら、どうなるのだろう。←興味あるが、私はいまそれを聴けない。
もとより、私は、ブル5も改訂版を知らない。

・ティントナーのブルックナー:交響曲第5番
ティントナーの演奏は、彼のブルックナーに対する執着は感じられる。←たとえば、分かりにくい「この交響曲の楽想」を、入念に演奏していると思われる。が、いささかしつこさもあり、そして、やや単調で、だらだら。最後だけ盛り上がるが・・・眠くなる。

・ヤングのブルックナー:交響曲第5番
この人のブル5はティントナー盤より音がうるさい。ティントナー盤より派手。だが、これも眠くなる。
ヤングのブル5は、彼女のブル7と同様、ストップウォッチで計ったようなテンポのコントロールがあると思う(全楽章において)。そのテンポ・ルバートは、リスナーの感覚を刺すような快さではなくて、理知的・論理的快さ。その結果、ブル5の複雑な音楽の流れも見えて来る。

私は、シモーネ・ヤングの「ブルックナー:交響曲」について、これまで、何度も、同じことを指摘してきたが、ここでも同じことを指摘しなければならない:彼女はしたたかだ。そして、彼女のしたたかさ&クールさが、良くも悪くも大人しい(同曲)第2、3楽章の弱さをさらけ出す・・・彼女のクールさが、彼女の「ブル5」全体をビニールハウスのビニールように覆っている・・・と言ったら、言いすぎか?

ベートーヴェンの《第九交響曲》終楽章の「回想」&「2重フーガ」は同交響曲の第1〜3楽章を止揚するが、一方、シモーネ・ヤングが指揮するブルックナー5番終楽章の「回想」&「2重フーガ」は《第1楽章、および、良くも悪くもフツーな第2、3楽章》を止揚しない。とは言え、シモーネ・ヤングが指揮したブルックナー:交響曲第5番終楽章の大団円はこの「彼女の演奏会(彼女のライブ)」に居合わせた聴衆の「居眠り」を、たたき起すに十分な大音量(!)

追伸)いずれにしても、私は、ブルックナーの第5番を好きになりました。

2016年12月 2日 (金)

シモーネ・ヤングの「ブルックナー:交響曲全集」を少しずつ聴く(第3番)

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-41cd.html に続く

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-4367.html の続き

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私がブルックナー:交響曲の『初稿』を好む理由、それは非常に簡単な理由です。私自身、文章を書く時、何度も推敲するのですが、推敲を重ねるたびに、文章が悪くなることが多いからです。さて、

Bruckner_2

Anton Bruckner (1824-1896)
Sinfonie Nr. 3 in d-Moll (Urfassung 1873) WAB 103
Philharmoniker Hamburg
Simone Young
2006年ライブ録音
2007年発売

・・・

ブルックナー:交響曲第3番ニ短調 WAB103『ワーグナー』(1873年稿)[68:35]
1 Gemäßigt Misterioso [25:26]
2 Adagio Feierlich [19:20]
3 Scherzo Ziemlich schnell [06:40]
4 Finale Allegro [17:09]
ハンブルク・フィルハーモニー
シモーネ・ヤング(指揮)

録音時期:2006年10月15,16日
録音場所:ハンブルク、ライスハレ(ムジークハレ)でのライヴ
プロデューサー:ディーター・エームス
レコーディング・プロデューサー:イェンス・シューネマン
5.0サラウンド・ミックス:イェンス・シューネマン
サウンド・エンジニア:クリスティアン・フェルトゲン
SACD Hybrid
Stereo(2.0)/Multichannel(5.0)

(HMV.co.jp より)

・・・

作品が、だんだん、複雑になってきたので、先に、譜例を書いてからじゃないと、音楽(作品)を聴けない(汗;;

以下、作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」より引用。(KM)

・・・

(以下の各楽章の解説はノヴァーク版1889年稿に準拠する)

Bruckner_03_1_trp
【譜例1】 第1楽章 序奏1「弦の暗い波のような動きに始まり、まもなく、トランペットが序奏の開始の旋律をだす。まったくブルックナー開始そのものである」(midi

Bruckner_03_1_hr
【譜例2】 第1楽章 序奏2「つづいて、ホルンが静かに第2の開始旋律を奏する」(midi

Bruckner_03_1_1
【譜例3】 第1楽章 第1主題「このホルンの旋律の3小節目と、4小節目を用いてクレッシェンドしてゆき、その頂点で全合奏で力強く第1主題がやっと登場する。精神的な意志と、はげしい情熱と静かな超人的な諦観とをそなえた主題であり、譜例1と2の動機を用いて成長したものといえよう」(midi

Bruckner_03_1_2
【譜例4】 第1楽章 第2主題「これ(第1主題)がもう一度繰り返されたあとに、諦観の動機から力を増し、トランペットが譜例1を奏し、高潮してゆく。そして、ふたたび第1主題が3度下で呈示される。ホルンと木管の短いつなぎの句ののちに、低音弦の持続音の上に、ヴァイオリンの第2主題がヘ長調で美しく満ちたりたようにでる」(midi

Bruckner_03_1_3_2
【譜例5】 第1楽章 第3主題の後の新しい動機「(第2主題)は、各楽器で扱われ、ブルックナー・リズムで対位法的になり、力性もいろいろに変化してゆく。大きく頂点を築いたのちに弱くなり、また力を増してゆく。その時に、ff と pp との対照をみせて、管がコラールふうの第3主題をだし、まもなく、トランペットがこれに新しい動機を加える」(midi

Bruckner_03_2_1
【譜例6】 第2楽章 3部形式 冒頭の主題「この楽章は、第3稿で以前のものと大幅に変更されたが、もっともブルックナー的なものにかぞえられ、情熱と法悦をよく示した対位法的なものとなっている。まず、第1ヴァイオリンが平安に、きわめて表情豊かに主要主題をだす(譜例6)。この主題は、第1楽章の第1主題の動機を借用したもので、他の弦により対位法的に伴奏されていて、印象深い」(midi

Bruckner_03_2_2
【譜例7】 第2楽章 中間部 第1主題 4分の3拍子(midi

Bruckner_03_2_3
【譜例8】 第2楽章 中間部 第2主題 4分の3拍子(midi

Bruckner_03_4_1
【譜例9】 第4楽章 第1主題(midi


・・・

以下の引用、創作もあるかも知れませんが:

この《第3交響曲》は、《ワーグナー交響曲》と呼ばれることが多い。これはもちろん、この曲がワーグナーに献呈されたからである。そして、この曲がワーグナーを喜ばせたことには、いろいろの理由があげられよう。
まず、第1楽章の冒頭のトランペットの動機(譜例1)がいかにもワーグナー好みであり、ワーグナーを大いに喜ばせたという。ワーグナー家では、まもなく、ブルックナーに「トランペットのブルックナー」というあだ名さえつけるようになったとのことである。
(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」53ページより)

第1楽章の冒頭のトランペットの主題は、ワーグナーにはたいへん気に入られたものだったが、当時の交響曲では、主題旋律を奏するときにトランペットが使われるのは、大体においてクライマックスの場合にかぎられていて、曲の最初で、しかも弱音で奏するというのは、きわめて珍しいことだったのである。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」55ページより)

ワーグナーはバイロイト祝祭劇場建設のプロジェクトに忙しく、献呈に興味を示さずほとんど門前払いの形でブルックナーを帰らせたが、後で楽譜を見て感動し、劇場建築現場にたたずんでいたブルックナーを連れ戻して抱きしめ、「私はベートーヴェンに到達する者をただ一人知っている。ブルックナー君だよ。」と称賛した。(ウィキペディア、交響曲第3番 (ブルックナー)より)

・・・

ワーグナーは、バイロイトで祝祭劇場の建設にあたりながら、《ニーベルングの指輪》の完成を急いでいて、多忙だったが、ブルックナーの2曲の楽譜を子細に検討した結果、まだ第4楽章がスケッチのままの《第3交響曲》の草稿にに大きな興味を示したのだった。そして、ブルックナーのこの曲の献呈を受諾することにし、その後終生、この交響曲の総譜を読むのを楽しみにしていたという。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」52ページより)

↑それは、当然でしょう。なぜなら、3番の派手さが、(派手なものを好む)ワーグナーには受けただろうから・・・。もとより、ワーグナーの作品の引用があるし・・・。(KM)

・・・

3つのブルックナー:交響曲第3番(初稿版)
ティントナー盤
ケント・ナガノ盤
シモーネ・ヤング盤
を、比較する。

・・・

例によって、演奏時間比較(ティントナー、ナガノ、ヤング)

ブルックナー:交響曲第3番(初稿版)
第1楽章 30:39 26:33 25:26
第2楽章 20:41 17:01 19:20
第3楽章  6:50  6:28  6:40
第4楽章 19:22 18:37 17:09
合計   77:34 68:39 68:38

・・・

ティントナー盤は、悪い演奏ではないと思うのだけど、やっぱり長過ぎ&やりすぎ。

ナガノ盤は、主題、動機、旋律がよく聞こえる。演奏は明晰。アンサンブルもまあまあ。しかし、ナガノの演奏は退屈する。彼の演奏は、激しさもあるが、ブルックナー:第3番(初稿版)が持つ「恍惚」「熱狂」「狂乱(!)」が足りないのかも知れない(?)。

ヤングの「ブルックナー:交響曲第3番」の演奏は、ナガノとは逆に、主題、動機、旋律が聞こえにくい。しかし、ヤング盤は、ティントナー盤、および、ナガノ盤より悪くないと思う。私の主観では、ヤングの指揮は「不安定感(←彼女の欠点)」、彼女の「ある意味大胆な休止(←これは彼女の欠点ではない)」などが、初稿版の「荒々しさ」「斬新さ」「複雑さ」「危うさ」を、さらけ出し、それらが、むしろ「力」と「巨匠性」を感じさせるのが良い。←ただし、リスナーの主観・嗜好に依存する。←欲を言えば、彼女の実力をもってすれば、第2楽章を、もっと美しく演奏できたはずだし、第4楽章をもっと重厚に、しかも、スリル満点に演奏できたはず・・・と思うリスナーもあるかも知れない。

追伸1)「彼女の欠点」が良いと言う私は、ヤングをひいきしている・・・要するに、私の、彼女への良い評価は、私の嗜好の問題です。

追伸2)「ブルックナー:交響曲第3番」における「ワーグナーの引用」は、私には、よく聞こえなった。

2016年11月26日 (土)

シモーネ・ヤングの「ブルックナー:交響曲全集」を少しずつ聴く(第2番)

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http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-2ca8.html の続き

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Bruckner_2

Anton Bruckner (1824-1896)
Sinfonie Nr. 2 in c-Moll (Urfassung 1872) WAB 102
Philharmoniker Hamburg
Simone Young
2006年ライブ録音
2007年発売

・・・

【収録情報】

ブルックナー:交響曲第2番ハ短調 WAB102(1872年稿)[71:22]
校訂:ウィリアム・キャラガン (2005年出版)
第1楽章 Ziemlich schnell [20:40]
第2楽章 Scherzo: Schnell [10:47]
第3楽章 Adagio: Feierlich, etwas bewegt [19:32]
第4楽章 Finale: Mehr schnell [20:23]
ハンブルク・フィルハーモニー
シモーネ・ヤング(指揮)

録音時期:2006年3月12, 13日
録音場所:ハンブルク、ライスハレ(ムジークハレ)でのライヴ
SACD Hybrid
Stereo/Multichannel

(HMV.co.jp より)

・・・

Bruckner_02_1_1_2
【譜例1】 ブルックナー:交響曲第2番 第1楽章 第1主題(midi

Bruckner_02_1_signal_new
【譜例2】 ブルックナー:交響曲第2番 第1、4楽章を貫くリズム(信号風、トランペット)(←【ブログ開設者より】 実は、私はこのリズムがよく分からない。midi)。

上記のリズムをティントナーは派手に鳴らしているのに対し、ヤングはやや控えめに鳴らしている。二人とも悪くないと思う。

Bruckner_02_1_2
【譜例3】 ブルックナー:交響曲第2番 第1楽章 第2主題(midi

Bruckner_02_1_3
【譜例4】 ブルックナー:交響曲第2番 第1楽章 第3主題(midi

Bruckner_02_1_4
【譜例5】 ブルックナー:交響曲第2番 第1楽章 呈示部の「愛らしい小結尾主題」(midi
オーボエから始まって、クラリネット、ファゴットと受けつがれ愛らしい小結尾主題も現れる(譜例5)。これはワーグナーの《リエンチ》の中の〈リエンチの祈り〉の動機に酷似している。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」47ページより)

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【譜例6】 ブルックナー:交響曲第2番 第3楽章 ロンドの主題(midi
「荘重に、いくぶん運動的に(Feierlich, etwas bewegt)」という指示がある。←こういう音楽が、マーラーに影響を与えたのだろう。

・・・

【前置き】

ブルックナー:交響曲第2番
ハ短調なのに、長調のような交響曲。
第1楽章が、ヴァイオリン、ヴィオラのトレモロで始まり、チェロが第1主題を奏でること(譜例1)。その第1主題がブルックナー的旋律であること(←当たり前か)。以下、第1、4楽章を貫くポリリズム(譜例2)。第1楽章第3主題におけるオスティナート(譜例4)。休止の活用・多用。スケルツォの楽章を第2楽章に持ってきたこと。終楽章の終わりに第1楽章を回想・・・など・・・、私の主観では、のちの「ブルックナー:交響曲」の特徴は、第1番よりこの第2番のほうに、よりはっきりした「音」として聞こえると思う。(2014年4月27日、当ブログ開設者の文章より)

・・・

 この《第2交響曲》は、《第1交響曲》の様式を踏襲しているともいえるが、その後のブルックナーの交響曲との関連からみて、ブルックナーの個性的な様式を、より一段とはっきり示す方向をとりはじめた作品になっている。まだ先輩からの影響の濃い《第1交響曲》とブルックナーの様式を本格的にくりひろげることになる《第3交響曲》との間にあって、この第2番の曲は、どこか中途半端な過渡的なものとして、演奏されることが比較的少なくないが、少なくとも《第1交響曲》よりは凝縮した強い印象を与えるのも事実である。それに、これは曲は以後のものよりも短いし、構成的にも明快なものになっている。その意味で、この曲は、ブルックナーの交響曲の世界に手引きする作品としても、好適なものだといえる。いわゆるブルックナーらしい壮大さとか悠然さといったこととなると、どうしても《第4交響曲》以後にそれを求めたくなるものである。それでも、のちのブルックナーの交響曲で大きな特徴のひとつとなる休止の活用がここで目立ってきた。そうしたこともあって、この曲は、初演したウィーン・フィルのメンバーたちによって《休止交響曲》というあだ名がつけられたのである。この休止は、主要楽句を区切るためであると同時に、ひとつの楽想を突如放棄して、他の楽想に移るためとか、フォルティッシモの進行を突然にピアニッシモにするといったことに役立てられている。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」44ページより)

【当ブログ開設者より】

>>それに、この曲は以後のものよりも短いし、
初稿版は、演奏時間、70分以上あるよ。

>>構成的にも明快なものになっている。
どこが?

>>《休止交響曲》
そんなに、休止が多いかね(?)と、思ったら、確かに多かった(汗;;
第1楽章第1主題が、回帰する前に休止あり。
シモーネ・ヤング盤の方が「休止」が目立つと思う。

・「アダージョ(第3楽章)」
改訂版の緩徐楽章は「アンダンテ(第2楽章)」だが、初稿版では「アダージョ(第3楽章)」だ(譜例6)。
シモーネ・ヤングが指揮する「アダージョ(第3楽章)」の静と動の美。
←それは、彼女の指揮によって、終楽章の「祈りの音楽(?)」、および、終楽章の「第1楽章第1主題の回帰」を含む複雑な音楽への伏線になっていると思う。

・・・

【結論】

・シモーネ・ヤングのブルックナー:交響曲第2番

「商品説明
(中略)
彼女の待望のシンフォニー初録音は、味な旋律に彩られた隠れ名作のブルックナー交響曲第2番」
(HMV.co.jp より)←シモーネ・ヤングの初めてのブルックナーというだけあって、充実していると思う。

・・・

【演奏時間の比較】

交響曲第2番
前者がティントナー、後者がヤング(ほとんど変わらない。商品に記載されてある合計演奏時間は、同タイムです)

第1楽章 20:54 20:40
第2楽章 11:00 10:47
第3楽章 18:06 19:32
第4楽章 21:19 20:23
合計   71:22 71:22

・・・

【追記1】

「シモーネ・ヤングのブルックナー交響曲全集」購入をきっかけに、私は「同全集」の第00番から第2番までの4曲を連続して聴いたが、そのヤングの演奏4曲中、私は、意外にも、彼女の第00番を、一番気に入った。
第00番は、全曲を通して、なんとなく、おおらかなのが良い(ブルックナー39才頃の作品)。

・・・

【追記2】

譜例が多いページは、Firefox の「リーダービュー」という機能を用いて見ると、見やすい(下記)。

Readerview

2016年11月21日 (月)

「ブルックナー7番/ショルティ/Cso/FOOL-23089/未開封品」を注文したら、こんな物が送って来ました/もちろん返品

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Bruckner_7_solti_small_2

シモーネ・ヤングの「ブルックナー:交響曲全集」を少しずつ聴く(第1番)

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http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-bf6b.html の続き

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Bruckner_2

Anton Bruckner (1824-1896)
Sinfonie Nr. 1 in c-Moll "Linzer" (Urfassung 1865/66) WAB 101
Philharmoniker Hamburg
Simone Young
2012年ライブ録音
2013年発売

・・・

【収録情報】

・ブルックナー:交響曲第1番ハ短調 1865/66年第1稿(リンツ版)
第1楽章 Allegro (13:30)
第2楽章 Adagio (12:32)
第3楽章 Scherzo. Schnell (08:46)
第4楽章 Finale. Bewegt feurig (14:16)

ハンブルク・フィルハーモニー
シモーネ・ヤング(指揮)

録音時期:2010年1月
録音場所:ハンブルク、ライスハレ(ムジークハレ)
録音方式:ライヴ
SACD Hybrid
CD 2.0ch./ SACD 2.0ch./ SACD 5.0 ch
Recording Producer, Editing, 5.0 Surround Mix & Mastering: Jens Schunemann
Balance Engineer: Christian Feldgen
SACD Authoring: Ingo Schmidt-Lucas, Cybele AV Studios

(HMV.co.jp より)

・・・

【第1楽章と第4楽章の各主題について(抜粋)】

Bruckner_01_1
ブルックナー:交響曲第1番 第1楽章 第1主題(midi
第1楽章 アレグロ ハ短調 4分の4拍子。ソナタ形式。低弦のきざむ行進曲風のリズムに始まり、すぐにその上で第1ヴァイオリンが第1主題を奏していく。これは軽やかだが暗く、しかも、ごつごつして男性的で推進的である。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」38ページより)

Bruckner_01_2
ブルックナー:交響曲第1番 第1楽章 第2主題(midi
それにつづいて、変ホ長調で第1ヴァイオリンに第2主題がでる。これに、からまる第2ヴァイオリンも美しく、この主題は、柔和で表情豊かなものとなっている。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」38ページより)

Bruckner_01_3
ブルックナー:交響曲第1番 第1楽章 第3主題(midi
その頂点にいたって、「全力をもって、速度をいくらかおそくして(Mit vollster Kraft, im Tempo etwas verzögernd)と指定された第3主題がやはり変ホ長調で、トロンボーンでおおらかに、しかも宗教的雰囲気をただよわせながら吹奏される。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」39ページより)

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ブルックナー:交響曲第1番 第4楽章 第1主題(midi
第4楽章 フィナーレ ハ短調 4分の4拍子。ソナタ形式。「運動的に、火のように(Bewegt, feurig)」と指定されている。全曲の頂点をなすもので、きわめて激烈な性格を持っている。(中略)この主題は、第1楽章の第1と第2主題の間の経過部を材料にしたもので、のちのブルックナーの交響曲での第1楽章の主題を終楽章で再帰させる方法の萌芽をみせる。この第1主題に加わる弦の動きも、のちに重要な役割をする。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」41ページより)

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ブルックナー:交響曲第1番 第4楽章 第2主題(midi
木管の動機を反復し、クレッシェンドして、その頂点で、第1主題をだしてから、曲はまもなく第1ヴァイオリンとチェロで、なめらかに第2主題をを変ホ長調で示しはじめる。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」41ページより)

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ブルックナー:交響曲第1番 第4楽章 第3主題(midi
主題を木管が繰り返してから、曲は、またハ短調にもどり、弦に第1主題に由来する動きを置きながら、金管にブルックナー得意のコラールふうの第3主題を吹奏させる。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」41ページより)

・・・

ブルックナー:交響曲第1番
第1楽章の個性的な第1主題は、アニメ映画「グスコーブドリの伝記」の映画音楽(オリジナル・サウンドトラック)の中の「工場長」と題された曲に、よく似ている。

交響曲第1番は、のちにブルックナー自身により「生意気な浮浪児」と呼ばれたが、さらにこれに対して、ブルックナーは、つぎのようにのべたのである「これほど自分が大胆で、生意気だったことはことはない。まさしく恋した馬鹿者のように作曲した」。これはのちの交響曲と性格的、技巧的にこの交響曲第1番が異端者的な存在であることを裏書きすることにほかならない。たとえば、技巧的にこのブルックナーの言葉を立証するものとして、この交響曲ではこまかい音符がきわめて豊かに愛好されている。のちの交響曲では、32分音符がアダージョの楽章でさえも稀にしか用いられていないのにもかかわらず、ここでは第1楽章で頻繁に使われているし、終楽章では16部音符が好まれている。こういうわけで、この交響曲では、同じ速度のなかで、音の動きの速さが極端にいろいろと変化している。全音符でゆったり動くかと思うと、こまかい音符で忙しく進む。こういう運動の変化がこの曲の特徴であるといってもよい。
 しかし、またいっぽう、この交響曲はブルックナーの交響曲様式と呼ばれるものの本質的特徴もすでにみせている。このことについては前にものべたとおりだが、さらにこれ以外の特徴もそなえている。たとえば、ソナタ形式で、小結尾主題の存在価値と重要性を拡大して、第3主題としてそれを設定する基本的な形式の確立が認められる。また、弦のトレモロふうの動きや、ホルンの信号や、ホルンによる叙情的な旋律もそうした特徴にかぞえられる。
(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」36ページより)

・・・

シモーネ・ヤング指揮、交響曲第1番は、第2楽章にて、壮大で感情的・情緒的な美を織り成していると思う。結局、彼女の演奏は、この第2楽章が一番良い(?)。《激烈な》第4楽章は、それなりに迫力ある。が、彼女の第4楽章は、快演とは言えないと思う。そして、ヤングのブルックナー:交響曲第1番は、この作品が持つ面白さを伝えていないような気がする。
また、不思議なことに、ティントナー盤の同曲演奏を聴いても、私はピンと来なかった。第4楽章は、ティントナー盤のほうが、迫力、説得力、それらの点でヤング盤に勝ると思うが、にもかかわらず、これも快演には思えない(←私の感性がおかしいのだろうか?)。

あるいは、ブルックナーの語法が、まだ中途半端なのだろうか(?)。第4楽章はダラダラしているように聞こえる・・・と思ったら、ヤングの第4楽章、8分21秒(これは展開部の尻尾か?)のあたりから、フィニッシュまで、無難に、まとめてあった。そこは悪くなかった(10分52秒あたりのティンパニの強打)。

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