2018年8月10日 (金)

(C) Apple Music ドビュッシー:映像 第1集、前奏曲集、ケージ:ソナタとインターリュードより、武満 徹:遮られない休息、ピアノ・ディスタンス/シェイラ・アーノルド、および、バーンスタイン:交響曲全集/アントニオ・パッパーノ&聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団、および、ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ、11のコラール前奏曲より(ブゾーニ編)、幻想曲集/アニカ・トロイトラー

Sheila_arnold
(C) Apple Music 検索キーワード:Sheila Arnold

この人は、ユニークで上手いのだけれど、ショパンのバラードを聴くと、私の好みからすれば、微妙に外している。
コンテンポラリーは、高橋アキさんに負ける。
買わない。


【収録情報】
1. ドビュッシー:映像 第1集(全3曲)
2. 武満 徹:ピアノ・ディスタンス
3. ドビュッシー:前奏曲集第2巻より第4曲「妖精たちはあでやかな踊り子」
4. ケージ:『ソナタとインターリュード』よりソナタ8,2,6,7,5
5. 武満 徹:『遮られない休息』より第2曲「静かに、残酷な響きで」
6. ドビュッシー:前奏曲集第1巻より第1曲「デルフィの舞姫」/第2曲「帆」/第 曲「野を渡る風」
7. 武満 徹:『遮られない休息』より 第1曲「ゆっくりと悲しげに、語りかけるように」
8. ドビュッシー:前奏曲集第1巻より 第7曲「西風の見たもの」
9. ドビュッシー:前奏曲集第2巻より 第10曲「カノープ」
10. 武満 徹:『遮られない休息』より第3曲「愛の歌」
11. ケージ:『ソナタとインターリュード』より第3インターリュード
12. ドビュッシー:前奏曲集第2巻より第12曲「花火」

 シェイラ・アーノルド(ピアノ)

 録音時期:2008年10月(1)、2017年9月(2,3,5-10,12)、2018年1月(4,11)
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

(HMV.co.jp より)





Bernstein_antonio_pappano
(C) Apple Music 検索キーワード:Bernstein Antonio Pappano

上手いのかどうか分からないけど、まあまあ熱演している。買おうかな。


【収録情報】
レナード・バーンスタイン:
1. 交響曲第1番『エレミア』
2. 交響曲第2番『不安の時代』
3. 交響曲第3番『カディッシュ』
4. プレリュード、フーガとリフ

マリー=ニコル・ルミュー(メゾ・ソプラノ:1)
ベアトリーチェ・ラナ(ピアノ:2)
ネイディーン・シエラ(ソプラノ:3)
ジョゼフィン・バーストウ(語り:3)
アレッサンドロ・カルボナーレ(クラリネット:4)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団&合唱団
アントニオ・パッパーノ(指揮)

録音時期:2018年2月13-17, 20-24日
録音場所:ローマ、オーディトリウム・パルコ・デ・ラ・ムジカ
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

仕様:Casebound deluxe 装丁

(HMV.co.jp より)





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(C) Apple Music 検索キーワード:Annika Treutler

良い演奏だけど、私は、ブラームスが苦手なので、このアルバムを聴く体力がない。残念ながら買わない。


【収録情報】
● ブラームス/ブゾーニ編:『心より喜びに満ちて』〜11のコラール前奏曲 Op.122より
● ブラームス/ブゾーニ編:『装え、おお、愛する魂よ』〜11のコラール前奏曲 Op.122より
● ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24
● ブラームス/ブゾーニ編:『一輪の薔薇が咲いて』〜11のコラール前奏曲 Op.122より
● ブラームス:幻想曲集 Op.116
● ブラームス/ブゾーニ編:『わが心の切なる願い』〜11のコラール前奏曲 Op.122より
● ブラームス/ブゾーニ編:『おおこの世よ、私はさらねばならない』〜11のコラール前奏曲 Op.122より

アニカ・トロイトラー(ピアノ/Steinway & Sons D-604 201)

録音時期:2017年9月15-17日
録音場所:ヴッパータール、インマヌエル教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

(HMV.co.jp より)

2018年7月 4日 (水)

(C) Apple Music パガニーニ:24のカプリース/リサ・ヤコブス(2CD)、および、ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番/サラ・チャン、マズア&ドレスデン・フィル

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(C) Apple Music 検索キーワード:Lisa Jacobs

この人の「パガニーニ:24のカプリース」は上手いのだが、私は神尾真由子の演奏で満足しているので、これは買わない。


【収録情報】
● パガニーニ:24のカプリース Op.1

 リサ・ヤコブス(ヴァイオリン/ジョヴァンニ・バッティスタ・ロジェリ1692年製)

 録音時期:2017年、2018年
 録音場所:オランダ、レーネン、聖クネラ教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

(HMV.co.jp より)





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(C) Apple Music 検索キーワード:Sarah Chang

そう言えば、私は、このヴァイオリニスト、サラ・チャンを知っている。昔、彼女のショスタコーヴィチを持っていたから(2009年自宅火災で焼損。私はそれを再取得していない)。

この人のブラームスは、上手いと思う。だが、シュタインバッハーに負ける・・・というか、この人のブラームスは、少し私の好みに合わない。

アマゾンJPのレヴューには「サッパリしている」と書いてある。しかし、私はこの人のブラームスは、結構、濃厚だと思う。だが、繰り返すが、濃厚さにおいて、シュタインバッハーには負けると思う。シュタインバッハーは、もっと濃厚なブラームスを聴かせてる。←それが私の嗜好に合う。

これは『Apple Music』で聴けば十分。買わない。


【収録情報】
・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
 サラ・チャン(ヴァイオリン)
 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
 クルト・マズア(指揮)

(HMV.co.jp より)

2018年3月12日 (月)

(C) Apple Music ブラームス:交響曲全集、二重協奏曲(コロンビア響、フランチェスカッティ、フルニエ)、ドイツ・レクィエム(ゼーフリート、ニューヨーク・フィル)、他 ブルーノ・ワルター指揮(5CD)

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(C) Apple Music 検索キーワード:Brahms Bruno Walter

私は、2009年の私の自宅全焼火災で「ブラームス:交響曲第4番/ワルター指揮/コロンビア交響楽団/アナログ・レコード盤」を焼損した。←ところで私はその録音には強烈な思い入れがある。というのも、私が高校生の時、私が在学していた高校を私は憎んでいた。←つらい日々を過ごした。そんな中、上記「交響曲第4番」に私は慰められた。しかし、その時聴いた音とこの「Bruno Walter Conducts Brahms (Sony Classical Masters) 」の音はやっぱり違うなあ。つまり、このCD-DA盤の音は、私が昔聴いたアナログ盤の音と違うという意味です。同アナログ盤はもっと繊細な音だったと思う。よって私はこのCD-DA盤を買わない。

私は「ブラームス:交響曲第4番/ワルター指揮/コロンビア交響楽団」を私の思い出の中にしまっておこう。


【収録情報】
Disc1
ブラームス:
・交響曲第1番ハ短調 Op.68
・ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
・大学祝典序曲 Op.80

コロンビア交響楽団

録音時期:1959〜1960年
録音方式:ステレオ(セッション)

Disc2
・交響曲第2番ニ長調 Op.73
・交響曲第3番ヘ長調 Op.73

コロンビア交響楽団

録音時期:1960年
録音方式:ステレオ(セッション)

Disc3
・交響曲第4番ホ短調 Op.98
・悲劇的序曲 Op.81
・運命の歌 Op.54

オクシデンタル・カレッジ・コンサート合唱団(運命の歌)
コロンビア交響楽団

録音時期:1959〜1961年
録音方式:ステレオ(セッション)

Disc4
・ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102

ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
ピエール・フルニエ(チェロ)
コロンビア交響楽団

録音時期:1959年
録音方式:ステレオ(セッション)

・ハンガリー舞曲第1、3、10、17番
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団

録音時期:1951年
録音方式:モノラル(セッション)

Disc5
・ドイツ・レクィエム Op.45

イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
ジョージ・ロンドン(バス・バリトン)
ウェストミンスター合唱団
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団

録音時期:1952年
録音方式:モノラル(セッション)

・アルト・ラプソディ Op.53

ミルド レッド・ミラー(メゾ・ソプラノ)
オクシデンタル・カレッジ・コンサート合唱団
コロンビア交響楽団

ブルーノ・ワルター(指揮)

録音時期:1961年
録音方式:ステレオ(セッション)

(HMV.co.jp より)




【追加】 ワルター指揮「ブラームス:交響曲第4番」だけでも買おうかと思ったが、やはり音悪いだろう。買わない(下記)。

2018年3月 1日 (木)

The Symphonies Berliner Philharmoniker Wiener Philharmoniker Karl Böhm

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The Symphonies Karl Böhm
Berliner Philharmoniker
Wiener Philharmoniker
(C) 2013 Universal Music Italia srl

私はまだ、このボックスセット(22cds)をすべて聴いた訳ではない。だが、私は、過去にカール・ベームの音源を熱心に聴き込んだ経験があるので、このボックスセットについて、その一部を聴いただけで、その音質(リマスター)の良し悪しが分かる。

私事であるが、私は2009年、私の自宅全焼火災で「ベーム指揮ベートーヴェン:交響曲全集(LP 盤、CD 盤)」および「同モーツァルト:交響曲全集(LP 盤、CD 盤)」を焼損した。

上記、LP 盤は良かった。《英雄》第1楽章の展開部は「これでもか、これでもか」と盛り上げられる高揚感がすごかった(LP レコード・プレイヤーの針がビリビリ震えるのが私の聴覚を刺激した)。《モーツァルト:ハフナー交響曲》第1楽章の開始は、まるで、地の底から天高く音が飛翔するが如しだった。

ところが上記音源の再生は CD 盤じゃやはりダメなのだ。LP 盤が良いに決まっている。LP 盤は音が生きている。そして時代を思わせる香り・匂いのようなものがある。

すなわち、アナログ音源はアナログ環境で聴かないと、その音源の本当の音は聴けない。

しかし、このボックスセットは頑張っていると思う。《英雄》は高揚感を伝える。ベートーヴェン《第8交響曲》の第3楽章トリオのホルンは、LP 盤のような際立った美しさはないがそれを思い起こさせる。《プラハ交響曲》のアンサンブルは楽器の音がバラバラではないのが良い。すなわち《プラハ交響曲》において音を分離して各楽器の音がよく聞こえるようにするのは悪い結果を招く。例えば「ベーム指揮モーツァルト:交響曲全集」の CD 盤(OIBP リマスター盤)」はひどかった(その音はベームの音ではないと言える)。

あ、それから、この CD 盤における、ベームが得意だった「ブラームス:交響曲第1番」の最終楽章のフィニッシュはライブ並みになかなかエキサイティングだな。

このボックスセットの音はモノトーンであり、その音から『ベームが指揮したウィーンフィル、ベルリンフィルのアナログ・レコードにおけるリアルで艶やかな美音』は聴けないと思う。この CD 盤の音質はアナログ盤より繊細ではなく低音が弱い(第5番第4楽章のチェロ、コントラバス)。すなわち快い音ではない(大音量で聴くとうるさい)。しかし、下手なリマスター(OIBP)より良いと思う。

【追記】

このボックスセットはイタリア製である。イタリア製の CD 盤は良いのだ。現に、バックハウスの《ピアノ・ソナタ全集》は、国内盤よりイタリア盤の方がノイジーだったが細かい音は聞こえた。

【私のオーディオ環境】

TANNOY Stirling HW, LUXMAN L-560, marantz sa-7s1


【参考】

モーツァルト:交響曲全集/ベーム/BPO(OIBPの問題)

【HMV.co.jp へのリンク】

ベートーヴェン、ブラームス、モーツァルト、シューベルト:交響曲全集 ベーム&ウィーン・フィル、ベルリン・フィル(22CD)

2016年7月14日 (木)

レイチェル・バートン・パインの「ヨアヒム&ブラームス:ヴァイオリン協奏曲」

Pine

Joseph Joachim and Johannes Brahms
Violin Concertos
Rachel Barton Pine, violin
Carlos Kalmar, conductor
Chicago Symphony Orchestra
Recorded: July 2 & 3, 2002 in Orchestra Hall, Chicago
Violin: “ex-Soldat” Guarneri del Gesu, Cremona, 1742
CEDILLE

・・・

[CD 1]

Joseph Joachim (1831-1907)
Violin Concerto No. 2 in D minor, Op. 11 “In the Hungarian Style” (1857) (47:15)
1. I. Allegro un poco maestoso (26:36)
2. II. Romanze: Andante (9:29)
3. III. Finale alla Zingara: Allegro con spirito (11:00)

[CD 2]

Johannes Brahms (1833-1897)
Violin Concerto in D major, Op. 77 (1878) (43:20)
1. I. Allegro non troppo (24:36)
2. Cadenza by Joseph Joachim - end of first movement (5:25)
3. II. Adagio (10:16)
4. III. Allegro giocoso, ma non troppo vivace (8:20)

5. Bonus Track: Cadenza by Rachel Barton Pine - end of first movement (6:18)

Total Time: 97:15

・・・

私の評価:このアルバムは、企画も演奏も良いし、聴き応えもあるが、万人にすすめられるものではないので、星4.5。

・・・

- ヨーゼフ・ヨアヒム:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ短調 作品11《ハンガリー風》
《ハンガリー風》←ヨアヒムはハンガリー出身。技巧的(第3楽章)。饒舌か(第3楽章)。そして、確かに長い。ロマン的。美しい。いかにも、ヴァイオリニストの作品らしく、当然ながらヴァイオリン・ソロが自然(オーケストレーションも特に悪くない)。
ヨアヒムの(やや長くて技巧的な)カデンツァに「ベートーヴェン:Vn 協奏曲」の第1楽章第1主題に似た旋律が聞こえる。
他方、この作品が、1857年に書かれたとすれば、この作品は、むしろ、1878年に書かれた、ブラームスやチャイコフスキーの Vn 協奏曲のお手本になったかも知れない。
レイチェル・バートン・パインの演奏は、この協奏曲の性格を上手く捕まえており、名演・・・気に入った。
レイチェル・バートンというヴァイオリニストは、このヨアヒムの、自己顕示が強い作品を通して、彼女の自己主張の強さを表わしているような気がする。彼女のバッハ:《無伴奏》は、テンション控えめに聞こえたが、このヨアヒムにおいて、彼女は技巧をひけらかしているようだ(第3楽章)。
なお、英語版ウィキペディアによると、この作品は、めったに演奏されない、とある(面白い曲なのでもっと演奏されても良いと、私は思う)。また、英語版ウィキには「This is a very long work (with a playing time over 45 minutes) and thus is a very difficult piece for the soloist. Practicing it has been likened by the violinist Rachel Barton Pine to "training to run a marathon". この作品は非常に長く(演奏時間:45分以上)、演奏するのが非常に難しい作品。レイチェル・バートン・パインは、この作品を練習することを、マラソンを走るためのトレーニングに例えている」とある。

- ヨハネス・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
レイチェル・バートンは(「ヨアヒム:Vn 協奏曲」をよく歌っているが)ブラームスは、もっとよく歌っている・・・もしかしたら、レイチェルのブラームスは、それに尽きるかも知れない(!)
カデンツァは、ヨアヒムによるものとレイチェル・バートンによるものと、二つ録音されてある(後者が意外に良いので驚いた!)
第1楽章は、ゆったりした遅いテンポ。指揮者が上手い。レイチェル・バートンも、おおらかな演奏で応えている。彼女は第1楽章の第2主題以降をよく歌っている。第1楽章の展開部・再現部も技巧的、且つ、よく歌う。カデンツァも、技巧が生きており、全然悪くない。カデンツァの後も、懲りずに歌っている。
第2、3楽章については、特につけ加えることはない、あるいは、ノーコメント。

この商品は、私の嗜好に合う。だが「ブラームス:Vn 協奏曲」にクセがあり、恣意的だと思う人もあるかも知れない。

2016年6月25日 (土)

【Apple Music】 レイチェル・バートン・パイン(Rachel Barton Pine)のアルバムを複数試聴/毎度、例によって、Apple Music は、CD購入費の節約になる!

・モーツァルト:Vn 協奏曲全曲&協奏交響曲 K.364
全曲を丹念に聴いた訳ではないが、いまいち、魅力なかった。買わない。

※ただし、私はいま、モーツァルトという作曲家の作品を聴きたいという気持ちをまったくと言っていいほど失っている。

・クレメント&ベートーヴェン:Vn 協奏曲
特に魅力なし。買わない。

・ヨアヒム&ブラームス:Vn 協奏曲
これは、面白そう。買うことにした。

※毎度、例によって、Apple Music は、CD購入費の節約になる!


Pine
(C) Apple Music
検索キーワード:Rachel Barton Pine

2016年6月13日 (月)

Janine Jansen plays Brahms and Bartok: Violin Concertos

Jansen

Brahms / Bartok: Violin Concertos
Janine Jansen

Brahms: Violin Concerto Op.77
Bartok: Violin Concerto No.1†
Janine Jansen, violin
Orchestra dell’Accademia Nazionale di Santa Cecilia
London Symphony Orchestra†
Antonio Pappano, conductor
Janine Jansen currently plays the very fine 1727 "Baron Deurbroucq" Stradivarius kindly loaned to her through Beare's International Violin Society
2014/15年録音
DECCA

・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 Op.77(第1楽章)について
私は、ブラームスは好きではない。ブラームス(1833 - 1897)は、ブルックナー(1824 - 1896)より年下なのに、ブルックナーの革新に対して(例外もあろうが)古臭い音楽を書いたのが、私は気に入らない。しかし、私は、ブラームスの作品中、「交響曲第2番(1877)」と、この「ヴァイオリン協奏曲(1878)」だけは、好きだ(どちらも、ニ長調。しかも、同時期に書かれている)。

ウィキペディアによると「(第1楽章 Allegro non troppo は)オーケストラによる第2主題の提示がないまま弦楽器群がマズルカ風のリズム(ブログ開設者より:フォルテの部分だろう)を力強く奏すとコデッタとなり流れるように下降して、そのまま第2提示部へ入る。」「オーケストラによる提示部で披露された動機が回想されるうちに独奏ヴァイオリンが優美な第2主題を奏でる。」「展開部はオーケストラのトゥッティによる第1主題で始まり、これまでに登場した動機を次々に活用し、入念に変形・組み合わせしてブラームスの美質を存分に味わえる。」とあるように、ブラームスの「Op.77」の第1楽章は、第1、2主題以外に、副主題(あるいは、副主題的動機)が、いくつもあるように聞こえるし、パッセージも次々に湧く。また、第1楽章のアインガングが、短調であることは、ベートーヴェンの Vn 協奏曲と異なる(ヤンセンは力強い)。「Op.77」の第1楽章は、入り組んでいるが、長調と短調が巧みにつなぎ合わされている。そして、ヤンセンが巧いのは、ブラームスの、この、やや複雑な作曲技法を「1727 "Baron deurbroucq" Stradivarius」の奇麗な音で「解決」したことだろう。それは心憎い。

ヤンセンは、アントニオ・パッパーノの、少し退屈な、しかし、いい意味で抑制された指揮・サポート・協力・(変な言い方だが伴奏?)のもとに、この作品の面白さ、さらに言えば「クラシック音楽の面白さ」を聞かせる。それを聴くと「しあわせだなあ」と思わせられる。「この作品を聴いたシベリウスは、その交響的な響きに衝撃を受け、自作のヴァイオリン協奏曲を全面的に改訂するきっかけとなった。構成、各主題の性格などベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の影響が強い(ウィキペディアより)」・・・ブラームスの「Op.77」は、シベリウスをビビらせた。また「Op.77」は、ベートーヴェンの Vn 協奏曲の影響が強いが、巨匠ヨアヒムのサポートを得たことで、ベートーヴェンの Vn 協奏曲の「『技巧』の貧弱さ」に対して「超絶技巧を要求する難曲である」「(第1楽章展開部の)独奏ヴァイオリンには9度、10度という幅広い音程での重音奏法が要求されている(ウィキペディアより)」

カデンツァは、ヨアヒムのものを弾いているが、これまた、ばっちり。ヤンセンが弾くヨアヒムのカデンツァは、ブラームスの作曲技法の充実にマッチしている。快い。

私は、シュタインバッハーのなまめかしい演奏(Op.77)が、好きだった。ヤンセンも、このブラームスにおいて、一応、なまめかしく歌っていると言っていいだろう。しかし、ヤンセンのアプローチはコントロールされているので、そのなまめかしさが、これまた快い。

・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(第2、3楽章)について(以下、文字数節約モード)
第1楽章同様、弾き損ないを怖れないヤンセンの自信の現れ(第2楽章)と、これまた自信たっぷりの「切れ」があると思う(第3楽章)。

・バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第1番 について
この曲は、イザベル・ファウスト、シュタインバッハーのを持っているが、あまり聴いてない。ヤンセンのバルトーク:Vn 協奏曲 第1番をゲットしたのを機に聴いてみようかな。

2016年3月16日 (水)

Love in Variations / Ragna Schirmer plays Works of Robert and Clara Schumann and Johannes Brahms

Schirmer

ラグナ・シルマー/愛の変奏曲〜ローベルト&クラーラ(クララ)・シューマン、ブラームス

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【収録情報】

● クラーラ・シューマン(1819 - 1896):ロマンス変奏曲 Op.3(1833年)
● ローベルト・シューマン(1810 - 1856):クラーラ・ヴィークの主題による10の即興曲 Op.5(1832-33年)
● クラーラ・シューマン:ローベルト・シューマンの主題による変奏曲 Op.20(1853年)
● ブラームス(1833 - 1897):ローベルト・シューマンの主題による変奏曲 Op.9(1854年)

 ラグナ・シルマー Ragna Schirmer(ピアノ)

 録音時期:2015年
 録音方式:セッション録音
 使用楽器:ブリュートナー(Julius Blüthner, Leipzig 1856)
 レーベル:Berlin Classics

--

1856年製のブリュートナー(Julius Blüthner, Leipzig 1856)で弾かれたこのアルバムは、例によって、ラグナ・シルマー(Ragna Schirmer)のこだわりが聞かれる。そのこだわりは、彼女の一人の女性としてのクラーラ・シューマンに対する思い入れかも知れない。

・このアルバムに収められた4つの作品について

クラーラの「作品3」は彼女が13才の時(1833年)に出版され、
ローベルト・シューマンの「作品5」は、その前後、あるいは、その直後(1832-33年)に作曲され、
クラーラの「作品20」は1853年に、
ブラームスの「作品9」は、その翌年(1854年)に書かれた(ブックレットより。ただし私は語学力に自信ないので間違っているかも知れない)。

クラーラ、ローベルト、ブラームス3人の《ヴィルトゥオーゾ(ザ)》の愛と青春の《メッセージ(=作品)》は、いずれも技巧的でチャーミングであり、それらを演奏するヴィルトゥオーザ:ラグナ・シルマーの分かりやすいパフォーマンスを聴くと、それは、インティメート、家庭的なだけでなく、《3人の作曲家兼ピアニスト》のプライバシーを覗き込むことができるような気がする。

ちなみに、クラーラの「作品3」とローベルトの「作品5」の主題は同一であり(←その主題は、もともと、ローベルト・シューマンが書いたものによる)、さらに、クラーラの「作品20」とブラームスの「作品9」の主題も同一である。すなわち、このアルバムに収められた作品は、2つの主題に基づく4つの変奏曲からなる(すなわち、クラーラの2つの作品に対する、ローベルトとブラームスの「応答」からなる)。

それらの作品たちは「変奏曲」という論理的・技巧的性格を持つ作品たちだが(ラグナ・シルマーもそれを自覚しているようだ)、繰り返すが、ラグナ・シルマーの、技巧あり、また、緊張感あるが、聴き易くて分かりやすく、しかも、熱いパフォーマンスは、文字通り愛し合う男女のラブソング(あるいは、ラブレター)に聞こえ、理屈抜きに楽しめる。

【Apple Music で試聴できます】

検索キーワード:Ragna Schirmer

Schirmer_2
(C) Apple Music

2016年1月31日 (日)

【Apple Music】 検索キーワード:Anna Fedorova イレギュラなショパン。気に入りました…が、コレは Apple Music にて試聴するだけで、私は満足/検索キーワード:Sophie-Mayuko Vetter コノ人のブラームスは、おそらくうまいと思うのだが、私は、ブラームス嫌い!

Anna_fedorova
(C) Apple Music

【Apple Music】 検索キーワード:Anna Fedorova

イレギュラなショパン。コレは私の気に入りました…が、私は、この CD を購入することなく、コレを Apple Music にて試聴するだけで、満足してしまった…よって、私は、コレ買わない。

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Sophiemayuko_vetter
(C) Apple Music

【Apple Music】 検索キーワード:Sophie-Mayuko Vetter

コノ人のブラームスは、おそらくうまいと思うのだが、はっきり言って、私は、ブラームス嫌い…だから買わない…コノ人にはブラームス以外を録音して欲しい。


2013年5月16日 (木)

シュタインバッハーの「ブラームス:ヴァイオリン協奏曲」

Steinbacher

Brahms
Violin Concerto D-Major op. 77 (42'35)
Arabella Steinbacher, violin
Wiener Symphoniker
Fabio Luisi, conductor

Schumann
Symphony No. 4 D-Minor op. 120 (29'54)
Wiener Symphoniker
Fabio Luisi, conductor

Live Recording 2007

シューマンについては、ノーコメント。

ブラームスについては期待どおり良かった。

私はブラームスが嫌いだ。ただし、交響曲第2番は好き。そして彼の Vn 協奏曲は嫌いではない。

この CD を買って初めて、ブラームスの Vn 協奏曲の構造を、ウィキペディアで調べてみたが、その(ウィキペディアに書いてある)内容を読みながら、シュタインバッハー&ルイジの演奏を聴くと、2人の演奏は、若干つめが甘く聞こえた。たとえば「オーケストラによる第2主題の提示がないまま(中略)第2提示部へ入る」 <---ココのオケによる提示部から、ヴァイオリンの長いアインガングは緊張感・高揚感・迫力が足りないような気がする。しかし、このライヴ録音において、2人が、ガチガチに形式的に演奏すると良くないかも知れない・・・。
すなわち、シュタインバッハー&ルイジは形式より流れを重んじたのかも・・・この演奏はライヴ録音であるので流れがよい。
そして「作品の形式」が複雑な割には、聞きやすい演奏。

あと、思いつくまま、この演奏の印象を羅列する・・・。

まず、他人のレビューから引用させて頂く・・・
「のびやかなフレージングと温かみを失わない音色で情感豊かに弾き上げており、音楽がギスギスしたり、縮こまったりしていないのがよい(Berg: Violin Concerto Steinbacher Deadman returns さん HMV より)」

ノーブル。呼吸がうまい。力の抜き方がうまい。雄弁というより流麗(つまり多彩な楽想が自然体に展開する)。そしてなにより、シュタインバッハーの美音とボーイングに酔わされた。

【2016−5−3 追加】

アラベラ・シュタインバッハーが「ブラームスの協奏曲」で聞かせた、人を酔わせるボーイング(特に展開部、トラック1の12分46秒あたり)が、私のお気に入り

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