2018年10月12日 (金)

Hilary Hahn plays Bach: Violin Sonatas Nos. 1 & 2; Partita No. 1

Hahn

Hilary Hahn plays Bach: Violin Sonatas Nos. 1 & 2; Partita No. 1
2012 / 2017年録音


私の評価は、星1つ。良いところがないから。ごめんな。Stars1

グレン・グールドの《ゴルトベルク》再録音の場合とは違って、ヒラリー・ハーンの《無伴奏》再録音の場合は、旧盤が良くてこの新盤はダメ(!)。グールドの《ゴルトベルク》旧盤はアクロバティックなだけでなく各変奏曲の「性格」を伝えていた…新盤はその延長線上にあった。ハーンの《無伴奏》新盤にはそれがない。嘘だと思うなら、旧盤のパルティータ3、2番と新盤のパルティータ1番を聴き比べてみれば良い。旧盤のパルティータ3、2番は、たとえ未完成で若くても、自然体であり、しつこい表現だが…雲一つない紺碧の空にくっきり見える稜線のように《鮮やかさ過ぎる鮮やかさを持って》…と言っては言葉が変だが…要するに明る過ぎるぐらい明るく迷いなく天真爛漫に貪欲に雄弁にストレートに流れていたではないか(←言い過ぎか)。繰り返すが16才のハーンはまだ未完成だったかも知れない…が、旧盤のパフォーマンスはおおらかで屈託がなく、肩に力が入ってなく、組曲とソナタの中で各楽章(舞曲、緩急)が生きていた。旧盤パルティータ2番の(シャコンヌを含む)遅めのテンポは、物悲しささえ感じさせた。それに対し、新盤は、全曲に渡って「いまどこ弾いてるの?」と思わせられる。なぜなら、上に書いた各楽章(舞曲、緩急)の特徴が印象的でない…キレがない…しつこい…うるさい…重い…肩に力が入り過ぎ…ソナタ2番のアンダンテは技巧的には超正確だが私はのめり込めない…そう…全曲うるさく、しつこい…要するに単調で退屈…彼女の衰えか?…彼女はこれからどこへ行くのだろう?

2018年8月23日 (木)

Bach: Complete Works for Organ Marie-Claire Alain 15cds recorded in 1959-1967

Alain

Bach: Complete Works for Organ Marie-Claire Alain 15cds recorded in 1959-1967


【前置き】

マリー=クレール・アラン、33才の時(1959年)から8年かけて録音。
アラン、1度目のバッハ:オルガン作品全集。
CD として発売されるのはこれが初めて。

【結論】

アランによるこの1度目のバッハ:オルガン作品全集録音(1959-1967年)が、彼女のアナログ後期の2度目の全集録音(1978〜1980年)、および、デジタル録音による3度目の全集録音(1985〜1993年)より私は気に入った。


【私の批評をランダムに箇条書き】

・アランの1度目のバッハ:全集録音は、2度目の録音、および、3度目の録音より聴き易い。
・技巧的ではないとは言えないが、技巧的であるよりも手がたい演奏…というより自然体。
・多くの曲が、インテンポで演奏されている。
・そもそも、この1度目の全集録音は8年かけて録音されているので充実している。
・ただし、すべての演奏が良いという訳ではない。退屈な演奏もある。




以下、商品説明と収録情報は HMV.co.jp より


【商品説明】

J. S. バッハ:オルガン作品全集(1959-1967年録音)
マリー=クレール・アラン

名オルガニスト、マリー=クレール・アランは、ステレオ初期の1度目の全集録音(1959〜1967年)、アナログ後期に集中的に録音された2度目の全集録音(1978〜1980年)、デジタル録音による3度目の全集録音(1985〜1993年)と、フランスのエラート・レーベルに3回全集録音を行っています。
この1回目の全集録音は、ステレオによる最初の全集録音であり、デンマークの教会の名オルガンを中心に使用し、8年間かけて慎重に録音されたものです。オリジナル・マスターテープより24bit/96kHzリマスターされ、初CD化での発売となります。




【収録情報と私の感想など】

CD 1
J.S.バッハ:
● トリオ・ソナタ集 BWV.525-530

CD 2
● 6つのシュープラー・コラール BWV.645-650
● トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565 偽作の疑いがあるが、アランの演奏は鮮やか。
● 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.545
● 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV.533
● トッカータとフーガ ヘ長調 BWV.540 自然体。
● 小フーガ ト短調 BWV.578
● トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564 トッカータ冒頭、アランは音色を変えながら演奏している。そのトッカータは力みがない。アランは、ある意味フーガで挽回していると思う…地味だが。
● 幻想曲 ハ短調 BWV.562

CD 3
● 幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542 幻想曲は5部形式(トッカータ、フガート、トッカータ、フガート、トッカータ)。幻想曲もフーガも少し退屈する。
● 幻想曲 ト長調 BWV.572 コントラストのある曲。もう少し、幻想的に弾いて欲しかった。
● オルガン小曲集 BWV.599-631

CD 4
● オルガン小曲集 BWV.632-644
● われ心よりこがれ望む BWV.727
● 主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ BWV.709
● 最愛のイエス、われらここにあり BWV.706
● 高き天よりわれは来れり BWV.738
● パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582 正統的な演奏。期待通りの良い演奏であった。
● 前奏曲とフーガ イ長調 BWV.536
● 前奏曲とフーガ ト長調 BWV.541 フーガが上手い。
● トッカータとフーガ ニ短調『ドリア調』 BWV.538 アランの演奏は少し退屈する…粗いか? フーガ後半、うるさいが一応盛り上がる?
● 前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532 悪い演奏ではないが、前奏曲もフーガも力が入りすぎ?(20代の青年バッハがオルガン音楽に新風を吹き込んだ意趣ある作品。特に前奏曲にペダルのレシタティーヴォにも似た導入をしている点は、視覚的にも強い印象を残す。若いバッハにふさわしく両手両足の総合的な操作が求められるが、日本では十分に定着していない。ウィキペディアより)

CD 5
● 幻想曲とフーガ ハ短調 BWV.537 幻想曲は荘厳にして、フーガは名演奏。
● 前奏曲とフーガ ロ短調 BWV.544 アランの演奏、前奏曲は7つの部分からなる協奏曲風でカッコイイ。フーガをもう少し盛り上げて欲しかった。
● 前奏曲(トッカータ)とフーガ ホ長調 BWV.566 全部で4部形式。アランの演奏は冗漫か? ちなみに、第2部のフーガはコミカルな旋律。
● 協奏曲 イ短調 BWV.593(原曲:ヴィヴァルディ)
● 協奏曲 ニ短調 BWV.596(原曲:ヴィヴァルディ)
● 協奏曲 ト長調 BWV.592(原曲:エルンスト公)

CD 6
● 協奏曲 ハ長調 BWV.594(原曲:ヴィヴァルディ)
● パストラーレ ヘ長調 BWV.590
● 8つの小前奏曲とフーガ BWV.553-560
● カンツォーナ ニ短調 BWV.588
● さまざまな手法による18のライプツィヒ・コラール BWV.651, 654

CD 7
● さまざまな手法による18のライプツィヒ・コラール BWV.655-666

CD 8
● さまざまな手法による18のライプツィヒ・コラール BWV.652
● 前奏曲 変ホ長調『聖アン』 BWV.552(クラヴィーア練習曲集第3巻 第1曲)
● 21のコラール前奏曲 BWV.669-686

CD 9
● 21のコラール前奏曲 BWV.687-689
● 4つのデュエット BWV.802-805
● フーガ 変ホ長調『聖アン』 BWV.552(クラヴィーア練習曲集第3巻 最終曲。バッハが書いた最後の自由オルガン曲)このフーガは3つの主題からなる3部形式。その3つの部分はそれぞれリズムが異なる。そして、アランの演奏に心洗われる。
● 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547
● 前奏曲とフーガ ニ短調 BWV.539
● 前奏曲とフーガ ト長調 BWV.550
● 前奏曲とフーガ ホ短調『楔』 BWV.548 バッハのオルガン曲の最高傑作とされる。アランの演奏は、前奏曲のテンポは遅く、フーガのテンポもやや遅い…が、完璧。
● 前奏曲とフーガ ヘ短調 BWV.534

CD 10
● 前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.546
● 前奏曲とフーガ イ短調 BWV.551 短い作品ながらロマンティシズムを感じさせる。
● 前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.549
● 前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543
● 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.531
● 前奏曲とフーガ ト短調 BWV.535 前奏曲で奏されるプレスト(?)は鮮やか。
● 今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ BWV.734
● 甘き喜びのうちに BWV.729
● バビロンの流れのほとりにて BWV.653b
● わが魂は主をあがめ BWV.733
● ただ愛する神の摂理にまかす者 BWV.690 & 691
● われいずこに逃れ行かん BWV.694
● 最愛のイエス、われらここにあり BWV.730 & 731

CD 11
● 装いせよ、おおわが魂よ BWV.759
● われらみな唯一の神を信ず BWV.740
● われ汝に別れを告げん BWV.735
● われを憐れみたまえ、おお主なる神よ BWV.721
● いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV.699
● キリストは死の絆につかせたまえり BWV.718
● 幻想曲とフーガ イ短調 BWV.561
● 幻想曲 ロ短調 BWV.563
● フーガ BWV.580, 575, 577, 579, 576, 131a
● プレリュード BWV.567, 569, 568
● アッラ・ブレーヴェ ニ長調 BWV.589
● 幻想曲 ハ長調 BWV.570
● ペダル練習曲 BWV.598

CD 12
● 幻想曲 ト長調 BWV.571
● 協奏曲 ハ長調 BWV.595(原曲:エルンスト公)
● 協奏曲 変ホ長調 BWV.597(原曲者不明)
● レグレンツィの主題によるフーガ ハ短調 BWV.574
● プレリュード第5番ハ長調 BWV.943
● フーガ ハ長調 BWV.946
● トリオ BWV.585, 1027a, 583, 586
● アリア ヘ長調 BWV.587(クープランの『諸国の人々』による)
● 小さな和声の迷宮 BWV.591
● 最愛のイエス、われらここ集いて BWV.754
● 汝らキリスト者よ、こぞりて主をたたえよ BWV.732
● 全能の神をたたえん BWV.704
● われ汝に別れを告げん BWV.736
● 高き天よりわれは来れり BWV.700 & 701
● 暁の星のいと美しきかな BWV.739
● われらキリスト者 BWV.710
● ああ、我らの人生とは BWV.743

CD 13
● 天にましますわれらの父よ BWV.760, 761, 762, 737
● ああ神よ、天より見そなわし BWV.741
● 甘き喜びのうちに BWV.751
● イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ BWV.722, 723, 697
● 最愛のイエス、われらここにあり BWV.706
● いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV.715, 716, 711
● ああ神よそして主よ BWV.692, 693, 714
● キリストは死の縄目につながれたり BWV.695
● 暁の星のいと美しきかな BWV.763
● ああ主よ、哀れなる罪人なるわれを BWV.742
● アダムの罪によりすべては失われぬ BWV.705
● 主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ BWV.726
● われらキリストを讃えまつらん BWV.696
● 神の御子は来たれり BWV.703
● 主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ BWV.726
● 主よ、汝のうちにのみわれ望みをもつ BWV.712
● イエスわが喜び BWV.713
● 我らを幸せにするキリストよ BWV.747
● 『汝明るき日なるキリスト』による様々なパルティータ BWV.766

CD 14
● 『おお、汝正しくして善なる神よ』によるパルティータ BWV.767
● パルティータ『ようこそ、慈悲あつきイエスよ』 BWV.768
● 『高き天よりわれは来たれり』によるカノン風変奏曲 BWV.769
● ああ罪人なるわれ、何をなすべきか BWV.770
● いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV.771
● 深き苦しみの淵より BWV.745

CD 15
● ただ愛する神の摂理にまかす者 BWV.691a
● 天にいますわれらの父よ BWV.683a
● トリオ ト短調 BWV.584
● われらが神は堅き砦 BWV.720
● 神のひとり子なる主キリスト BWV.698
● イエスはつねにわが慰めならん BWV.702
● わがことは神に委ねん BWV.708
● わがことは神に委ねん BWV.707, 707bis
● いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV.717
● かくも喜びに満てる日 BWV.719
● 主なる神よ、われらはみな汝をたたえん BWV.725
● 主イエス・キリスト、わが命の光 BWV.750
● フーガ ト長調 BWV.581
● 神の御子は来たれり BWV.724
● われいずこに逃れ行かん(クレープス作)
● キリストは甦りたまえり BWV.746
● 父なる神はわれらの側に住みたもう BWV.748
● イエスよ、汝わが魂を BWV.752
● 今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ BWV.755
● おお主なる神よ、汝の神なる御言葉 BWV.757
● おお父、全能なる神よ BWV.758
● 主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ BWV.749
● 今すべての森、静かなり BWV.756
● われらみな唯一なる神を信ず BWV.765

● ミシェル・ガルサンによるイントロダクション
● ミシェル・ガルサンとマリー=クレール・アランによる対談

マリー=クレール・アラン(オルガン)

録音:1959〜1967年(ステレオ/セッション)
デンマーク、セナボー、救世主教会
デンマーク、コペンハーゲン、ホルメン教会
デンマーク、ヴァーデ、聖ヤコビ教会
デンマーク、セナボー、聖マリー教会
デンマーク、オーベンロー、聖ニコライ教会
デンマーク、ミゼルファート、聖ニコライ教会
デンマーク、オーフス、聖パウロ教会
スウェーデン、ヘルシンボリ、マリア教会
ドイツ、シュレースヴィヒ、聖ペトリ大聖堂




【追記】

あ、大事なことを書くのを忘れていました。もともと、私は、マリー=クレール・アランの2、3度目のバッハ:全集に、完全に満足していた訳ではありませんでした。

(続き)

私は¥ 4,426 で買ったのに、今なら安いよ(¥ 3,633/2018年8月24日現在)。

2018年8月13日 (月)

グレン・グールドのゴルトベルク変奏曲(1955年録音)聴き比べ(4)/あきらめなかった/でもダメだった/グールドの歌声を消してしまったら同じ周波数のピアノの音も消される/それじゃ、ダメなんです/ゴルトベルク変奏曲の構造(アナリーゼ)

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/1955-a8ee.html の続き

==

やっぱり、あきらめなかった。

しかし、これもダメだった! グールドの歌声は聴けなかった(下記)。

Goldberg_1

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年録音)(紙ジャケット仕様) Limited Edition / SRCR 1921 / 1997


とにかく私が聴きたいのは、グールドの歌声(!)。なぜなら、グールドの歌声を消してしまったら同じ周波数のピアノの音も消されるだろう・・・。それじゃ、ダメなんです。


Goldberg_2

Glenn Gould Plays Bach: Goldberg Variations Bwv 988 - The Historic 1955 Debut Recording; The 1981 Digital Recording

↑このシリーズもダメだろう。私は、このシリーズの『平均律全巻/グレン・グールド』を持っているが、やっぱり歌声は聴こえない。
↑今度こそあきらめた。
↑これで終わり。




【まとめ】

Gould_2

グレン・グールド/ザ・コンプリート・オリジナル・ジャケット・コレクション(2007年発売)

の中の「ゴルトベルク」のみが良い。なぜなら、ちゃんとグールドの歌声が聴こえるから・・・。


そして、以下5種は全滅(!)。


Bach The Goldberg Variations Glenn Gould (ASIN: B000UH8HPS/JAN: 0886971474527/2007)


Bach The Goldberg Variations Glenn Gould Remastered Edition (ASIN: B074PL82S6/JAN: 0889854807429/2017)


Gould

Bach The Goldberg Variations Glenn Gould (ASIN: B0000028NE/SMK 52594/1992)


Gould

バッハ:ゴールドベルク変奏曲/グレン・グールド(1955年録音)(紙ジャケット仕様/SICC 639/2007)


Goldberg_1

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年録音)(紙ジャケット仕様) Limited Edition / SRCR 1921 / 1997




【ゴルトベルク変奏曲の構造(アナリーゼ)】

アリア

第1変奏 2声、インヴェンション、「ポロネーズ」、4分の3拍子
第2変奏 3声、シンフォニア、「トリオ」、4分の2拍子
第3変奏 2声、同度のカノン(ユニゾン)、自由なベースライン、「パストラール」、8分の12拍子

第4変奏 4声、模倣、「パスピエ」、8分の3拍子
第5変奏 2声、インヴェンション、1段または2段鍵盤、両手の交差、4分の3拍子
第6変奏 2声、2度のカノン、自由なベースライン、8分の3拍子

第7変奏 2声、ジーグ、8分の6拍子
第8変奏 2声、インヴェンション、2段鍵盤、両手の交差、「協奏曲」、4分の3拍子
第9変奏 2声、3度のカノン、自由なベースライン、4分の4拍子

第10変奏 4声、フゲッタ、2分の2拍子
第11変奏 2声、ジーグ、2段鍵盤、両手の交差、16分の12拍子
第12変奏 2声、4度のカノン(回転)、自由なベースライン、4分の3拍子

第13変奏 2声、ソプラノアリア、4分の3拍子
第14変奏 2声、協奏曲、2段鍵盤、両手の交差、技巧的、4分の3拍子
第15変奏 2声、5度のカノン(回転)、自由なベースライン、ト短調、4分の2拍子

第16変奏 フランス風序曲、2分の2拍子 - 8分の3拍子
第17変奏 2声、協奏曲、第14変奏に似ている、4分の3拍子
第18変奏 2声、6度のカノン(アラ・ブレーヴェ)、ストレッタで、自由なベースライン、「stilus antiquus」、2分の2拍子

第19変奏 3声、メヌエット、8分の3拍子
第20変奏 2声、協奏曲、2段鍵盤、両手の交差、技巧的、後打音(16分音符)、4分の3拍子
第21変奏 2声、7度のカノン、自由な半音階的ベースライン、ト短調、「ラメント」、4分の4拍子

第22変奏 3声、フガート、自由なベースライン、リチェルカーレ様、2分の2拍子
第23変奏 2声、協奏曲、2段鍵盤、速い連続走句、両手の交差、後打音(和音)、4分の3拍子
第24変奏 2声、8度のカノン、自由なベースライン、「パストラール」、8分の9拍子

第25変奏 2声、ソプラノアリア、半音階的、「stile Monodico」、(ヴァイオリン・ソロ)、ト短調、4分の3拍子
第26変奏 和音によるサラバンド、4分の3拍子、飾り気のないアリア(高音部)と16分の18拍子の速い連続走句、両者は両手で交互に奏される、2段鍵盤
第27変奏 2声、9度のカノン、自由なベースラインを伴わない、8分の6拍子

第28変奏 自由な形式の技巧的協奏曲、「練習曲」、トリル、ダブルトリル、4分の3拍子
第29変奏 自由な形式の技巧的協奏曲、後打音付き「練習曲」、「トッカータ」、4分の3拍子
第30変奏 3声、クォドリベート、自由なベースライン、4分の4拍子

アリア

(以上、コロリオフ盤のリーフレットより)

2018年8月 7日 (火)

グレン・グールドのゴルトベルク変奏曲(1955年録音)聴き比べ(3)/もうあきらめた/ゴルトベルク変奏曲の構造(アナリーゼ)

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/post-49d7.html に続く

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/1955-64cd.html の続き

==

Gould

バッハ:ゴールドベルク変奏曲/グレン・グールド(1955年録音)(紙ジャケット仕様)

↑期待したのだが、これも「グレン・グールド/ザ・コンプリート・オリジナル・ジャケット・コレクション(2007年発売)」の中の「ゴルトベルク」と同じ音ではなかった。


【まとめ】

「J. S. バッハ:グルトベルク変奏曲(1955年録音)/グレン・グールド」を聴くときは

Gould_2

グレン・グールド/ザ・コンプリート・オリジナル・ジャケット・コレクション(2007年発売)

の中の「ゴルトベルク」の音でないと私は満足できない(何でなんだ???)。

すなわち、以下4種は全滅(!)

Bach The Goldberg Variations Glenn Gould (ASIN: B000UH8HPS)


Bach The Goldberg Variations Glenn Gould Remastered Edition (ASIN: B074PL82S6)


Gould

Bach The Goldberg Variations Glenn Gould (ASIN: B0000028NE)


Gould

バッハ:ゴールドベルク変奏曲/グレン・グールド(1955年録音)(紙ジャケット仕様)


もう、私は、その他の「個体」=商品「バッハ:ゴルトベルク変奏曲/グレン・グールド(1955年録音)」を買うことはしない。もうあきらめた。




【ゴルトベルク変奏曲の構造(アナリーゼ)】

アリア

第1変奏 2声、インヴェンション、「ポロネーズ」、4分の3拍子
第2変奏 3声、シンフォニア、「トリオ」、4分の2拍子
第3変奏 2声、同度のカノン(ユニゾン)、自由なベースライン、「パストラール」、8分の12拍子

第4変奏 4声、模倣、「パスピエ」、8分の3拍子
第5変奏 2声、インヴェンション、1段または2段鍵盤、両手の交差、4分の3拍子
第6変奏 2声、2度のカノン、自由なベースライン、8分の3拍子

第7変奏 2声、ジーグ、8分の6拍子
第8変奏 2声、インヴェンション、2段鍵盤、両手の交差、「協奏曲」、4分の3拍子
第9変奏 2声、3度のカノン、自由なベースライン、4分の4拍子

第10変奏 4声、フゲッタ、2分の2拍子
第11変奏 2声、ジーグ、2段鍵盤、両手の交差、16分の12拍子
第12変奏 2声、4度のカノン(回転)、自由なベースライン、4分の3拍子

第13変奏 2声、ソプラノアリア、4分の3拍子
第14変奏 2声、協奏曲、2段鍵盤、両手の交差、技巧的、4分の3拍子
第15変奏 2声、5度のカノン(回転)、自由なベースライン、ト短調、4分の2拍子

第16変奏 フランス風序曲、2分の2拍子 - 8分の3拍子
第17変奏 2声、協奏曲、第14変奏に似ている、4分の3拍子
第18変奏 2声、6度のカノン(アラ・ブレーヴェ)、ストレッタで、自由なベースライン、「stilus antiquus」、2分の2拍子

第19変奏 3声、メヌエット、8分の3拍子
第20変奏 2声、協奏曲、2段鍵盤、両手の交差、技巧的、後打音(16分音符)、4分の3拍子
第21変奏 2声、7度のカノン、自由な半音階的ベースライン、ト短調、「ラメント」、4分の4拍子

第22変奏 3声、フガート、自由なベースライン、リチェルカーレ様、2分の2拍子
第23変奏 2声、協奏曲、2段鍵盤、速い連続走句、両手の交差、後打音(和音)、4分の3拍子
第24変奏 2声、8度のカノン、自由なベースライン、「パストラール」、8分の9拍子

第25変奏 2声、ソプラノアリア、半音階的、「stile Monodico」、(ヴァイオリン・ソロ)、ト短調、4分の3拍子
第26変奏 和音によるサラバンド、4分の3拍子、飾り気のないアリア(高音部)と16分の18拍子の速い連続走句、両者は両手で交互に奏される、2段鍵盤
第27変奏 2声、9度のカノン、自由なベースラインを伴わない、8分の6拍子

第28変奏 自由な形式の技巧的協奏曲、「練習曲」、トリル、ダブルトリル、4分の3拍子
第29変奏 自由な形式の技巧的協奏曲、後打音付き「練習曲」、「トッカータ」、4分の3拍子
第30変奏 3声、クォドリベート、自由なベースライン、4分の4拍子

アリア

(以上、コロリオフ盤のリーフレットより)

2018年8月 5日 (日)

(C) Apple Music にて試聴/J. S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲/アンドレーアス・ボーアゴー(アコーディオン)、および、J. S. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲/クリストフ・シッケダンツ(2CD)

Bach_borregaard
(C) Apple Music 検索キーワード:Bach Borregaard

これも上手いのだが・・・

アコーディオンという楽器は音色豊かな楽器だと思っていたが、これは音色・表現ともに豊かじゃないように聴こえる。それに、これは《ゴルトベルク》なのに、スリルがない。ホントに眠くなる。

買わない。


【収録情報】
● J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 (90:06)(ベーレンライター版の楽譜を用いて演奏)

 アンドレーアス・ボーアゴー(アコーディオン/Jupiter‘Extra’)

 録音時期:2016年7月
 録音場所:ベルリン、ラーンスドルフ、ドルフ教会
 録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

(HMV.co.jp より)





Christoph_schickedanz
(C) Apple Music 検索キーワード:Christoph Schickedanz

とても、上手いけど、没個性というか淡白。買わない。


【収録情報】
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006

Disc1 [62:42]
● 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV.1001 [14:13]
● 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002 [25:54]
● 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV.1003 [22:06]

Disc2 [66:20]
● 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004 [27:55]
● 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005 [21:18]
● 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006 [16:37]

 クリストフ・シッケダンツ(ヴァイオリン)

 録音時期:2014年3月17-19日、2015年5月14,15日、2016年7月26,27日
 録音場所:ベルリン、フンクハウス・ナレーパシュトラッセ、スタジオP4 ザール3
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

(HMV.co.jp より)


2018年8月 4日 (土)

メジューエワの「平均律 第2巻」

Mejoueva

J. S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻 BWV 870 - 893
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
2017 / 2018 年録音


私の評価:リスナーをうっとりさせ、リスナーの感覚を刺す瞬間があるが、演奏はやや粗い:辛いが星3.5:Stars3

1. 基本的にメジューエワの「平均律 第2巻」は、彼女の「平均律 第1巻」の延長線上にある。

2. メジューエワの「平均律 第2巻」は、同じロシア人であるスヴャトスラフ・リヒテルに似たロマンティシズムがある・・・と、私には聴こえた。よって、聴き応えはある。

3. 私が気に入った演奏は:

Cis-Dur Fuga(嬰ハ長調)

e-Moll Praeludium(ホ短調)

f-Moll Praeludium(へ短調)は、メランコリーを、もう少しストレートに表現していたら良かったのになあ。

fis-Moll Fuga(嬰へ短調) ← 三声部、三主題、三重フーガを、良く弾いている。

G-Dur Fuga(ト長調) ← 第62小節の上昇音形がカッコいい(1分01秒)。

gis-Moll Praeludium & Fuga(嬰ト短調)

a-Moll Fuga(イ短調)は a-Moll Praeludium の主題に似た音形が聴こえるのが良い(0分43秒)。

b-Moll Fuga(変ロ短調) ← 力強い。

H-Dur Praeludium & Fuga(ロ長調)

h-Moll Praeludium & Fuga(ロ短調)

4. 前言撤回。メジューエワの「平均律 第2巻」は、期待はずれではなかった(←私が気に入った演奏は 3. で示した通り少なくなかった)。

5. それに、この音盤は「平均律 第2巻」の勉強になった。

6. よって、私の評価:星3.5ではなくて、星5つに訂正:Stars5

2018年8月 2日 (木)

グレン・グールドのゴルトベルク変奏曲(1955年録音)聴き比べ(2)、および、ゴルトベルク変奏曲の構造(アナリーゼ)

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/1955-a8ee.html に続く

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2018/07/1955-d08d.html の続き

==

Gould

Bach The Goldberg Variations Glenn Gould (ASIN: B0000028NE)

↑これの音も良くなかった。ため息。


Gould_2

グレン・グールド/ザ・コンプリート・オリジナル・ジャケット・コレクション(2007年発売)

↑やっぱり、この「グレン・グールド/ザ・コンプリート・オリジナル・ジャケット・コレクション(2007年発売)」の中の「ゴルトベルク」でないと、私は満足できない。

↑繰り返すが、いちいち、重たい箱から取り出すのが、面倒臭い。




【ゴルトベルク変奏曲の構造(アナリーゼ)】

アリア

第1変奏 2声、インヴェンション、「ポロネーズ」、4分の3拍子
第2変奏 3声、シンフォニア、「トリオ」、4分の2拍子
第3変奏 2声、同度のカノン(ユニゾン)、自由なベースライン、「パストラール」、8分の12拍子

第4変奏 4声、模倣、「パスピエ」、8分の3拍子
第5変奏 2声、インヴェンション、1段または2段鍵盤、両手の交差、4分の3拍子
第6変奏 2声、2度のカノン、自由なベースライン、8分の3拍子

第7変奏 2声、ジーグ、8分の6拍子
第8変奏 2声、インヴェンション、2段鍵盤、両手の交差、「協奏曲」、4分の3拍子
第9変奏 2声、3度のカノン、自由なベースライン、4分の4拍子

第10変奏 4声、フゲッタ、2分の2拍子
第11変奏 2声、ジーグ、2段鍵盤、両手の交差、16分の12拍子
第12変奏 2声、4度のカノン(回転)、自由なベースライン、4分の3拍子

第13変奏 2声、ソプラノアリア、4分の3拍子
第14変奏 2声、協奏曲、2段鍵盤、両手の交差、技巧的、4分の3拍子
第15変奏 2声、5度のカノン(回転)、自由なベースライン、ト短調、4分の2拍子

第16変奏 フランス風序曲、2分の2拍子 - 8分の3拍子
第17変奏 2声、協奏曲、第14変奏に似ている、4分の3拍子
第18変奏 2声、6度のカノン(アラ・ブレーヴェ)、ストレッタで、自由なベースライン、「stilus antiquus」、2分の2拍子

第19変奏 3声、メヌエット、8分の3拍子
第20変奏 2声、協奏曲、2段鍵盤、両手の交差、技巧的、後打音(16分音符)、4分の3拍子
第21変奏 2声、7度のカノン、自由な半音階的ベースライン、ト短調、「ラメント」、4分の4拍子

第22変奏 3声、フガート、自由なベースライン、リチェルカーレ様、2分の2拍子
第23変奏 2声、協奏曲、2段鍵盤、速い連続走句、両手の交差、後打音(和音)、4分の3拍子
第24変奏 2声、8度のカノン、自由なベースライン、「パストラール」、8分の9拍子

第25変奏 2声、ソプラノアリア、半音階的、「stile Monodico」、(ヴァイオリン・ソロ)、ト短調、4分の3拍子
第26変奏 和音によるサラバンド、4分の3拍子、飾り気のないアリア(高音部)と16分の18拍子の速い連続走句、両者は両手で交互に奏される、2段鍵盤
第27変奏 2声、9度のカノン、自由なベースラインを伴わない、8分の6拍子

第28変奏 自由な形式の技巧的協奏曲、「練習曲」、トリル、ダブルトリル、4分の3拍子
第29変奏 自由な形式の技巧的協奏曲、後打音付き「練習曲」、「トッカータ」、4分の3拍子
第30変奏 3声、クォドリベート、自由なベースライン、4分の4拍子

アリア

(以上、コロリオフ盤のリーフレットより)

2018年7月14日 (土)

グレン・グールドのゴルトベルク変奏曲(1955年録音)聴き比べ(1)、および、ゴルトベルク変奏曲の構造(アナリーゼ)

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/1955-64cd.html に続く

==

【前置き】

グールドのゴルトベルク変奏曲(1955年録音)は、スリルがあるだけではなく、表情豊かだ。

【前提】

私のオーディオ環境:TANNOY Stirling HW, LUXMAN L-560, marantz sa-11s1

【本文1】

グレン・グールドのゴルトベルク変奏曲(1955年録音)を聴く時、いちいち「グレン・グールド/ザ・コンプリート・オリジナル・ジャケット・コレクション(2007年発売)」(下記)から取り出すのが、面倒臭くなったので


Gould_2

グレン・グールド/ザ・コンプリート・オリジナル・ジャケット・コレクション(2007年発売)


下記の商品「同作品(単体)」を2つ買ってみた・・・が、なんと、結局「グレン・グールド/ザ・コンプリート・オリジナル・ジャケット・コレクション(2007年発売)」に入っている音源が私には一番良かった。←精神衛生上これが一番良い。音が粗い(荒い)のが、かえって良い(!)。←と言う訳で、私は、グールドのゴルトベルク変奏曲(1955年録音)を聴く時、面倒でもそれを「グレン・グールド/ザ・コンプリート・オリジナル・ジャケット・コレクション(2007年発売)」から取り出さなければならない。←ガッカリ。


Bach The Goldberg Variations Glenn Gould (ASIN: B000UH8HPS)


Bach The Goldberg Variations Glenn Gould Remastered Edition (ASIN: B074PL82S6)

↑この2つ、買って損した。

↑何のことはない。「Bach The Goldberg Variations Glenn Gould Remastered Edition (ASIN: B074PL82S6)」(後者)のリーフレットの最後のページを見ると、そこには「Glenn Gould Remastered - The Complete Columbia Album Collection(2015年発売)」の宣伝が載っていた(下記=ALSO AVAILABLE)。ということは「Bach The Goldberg Variations Glenn Gould Remastered Edition (ASIN: B074PL82S6)」(後者)「グレン・グールド/ザ・コンプリート・オリジナル・ジャケット・コレクション(2007年発売)」の二番煎じ「Glenn Gould Remastered - The Complete Columbia Album Collection(2015年発売)」と同じ音源だったのだ。

私のオーディオ環境で聴くと「Bach The Goldberg Variations Glenn Gould Remastered Edition (ASIN: B074PL82S6)」(後者)は音悪い(スリルがない。)。

かつて、私は「Glenn Gould Remastered - The Complete Columbia Album Collection(2015年発売)」を購入しようかな、と思ったが、それを購入しなくて本当に良かった(!)

【参考画像】

Gould

すなわち、

Gould_2

グレン・グールド/ザ・コンプリート・オリジナル・ジャケット・コレクション(2007年発売)

↑私はこの音が断然好き(!)





【本文2】

ゴルトベルク変奏曲を聴く時、下記、コロリオフ盤のリーフレットに書いてある要約・解説が、分かりやすく、参考になる。

アリア

第1変奏 2声、インヴェンション、「ポロネーズ」、4分の3拍子
第2変奏 3声、シンフォニア、「トリオ」、4分の2拍子
第3変奏 2声、同度のカノン(ユニゾン)、自由なベースライン、「パストラール」、8分の12拍子

第4変奏 4声、模倣、「パスピエ」、8分の3拍子
第5変奏 2声、インヴェンション、1段または2段鍵盤、両手の交差、4分の3拍子
第6変奏 2声、2度のカノン、自由なベースライン、8分の3拍子

第7変奏 2声、ジーグ、8分の6拍子
第8変奏 2声、インヴェンション、2段鍵盤、両手の交差、「協奏曲」、4分の3拍子
第9変奏 2声、3度のカノン、自由なベースライン、4分の4拍子

第10変奏 4声、フゲッタ、2分の2拍子
第11変奏 2声、ジーグ、2段鍵盤、両手の交差、16分の12拍子
第12変奏 2声、4度のカノン(回転)、自由なベースライン、4分の3拍子

第13変奏 2声、ソプラノアリア、4分の3拍子
第14変奏 2声、協奏曲、2段鍵盤、両手の交差、技巧的、4分の3拍子
第15変奏 2声、5度のカノン(回転)、自由なベースライン、ト短調、4分の2拍子

第16変奏 フランス風序曲、2分の2拍子 - 8分の3拍子
第17変奏 2声、協奏曲、第14変奏に似ている、4分の3拍子
第18変奏 2声、6度のカノン(アラ・ブレーヴェ)、ストレッタで、自由なベースライン、「stilus antiquus」、2分の2拍子

第19変奏 3声、メヌエット、8分の3拍子
第20変奏 2声、協奏曲、2段鍵盤、両手の交差、技巧的、後打音(16分音符)、4分の3拍子
第21変奏 2声、7度のカノン、自由な半音階的ベースライン、ト短調、「ラメント」、4分の4拍子

第22変奏 3声、フガート、自由なベースライン、リチェルカーレ様、2分の2拍子
第23変奏 2声、協奏曲、2段鍵盤、速い連続走句、両手の交差、後打音(和音)、4分の3拍子
第24変奏 2声、8度のカノン、自由なベースライン、「パストラール」、8分の9拍子

第25変奏 2声、ソプラノアリア、半音階的、「stile Monodico」、(ヴァイオリン・ソロ)、ト短調、4分の3拍子
第26変奏 和音によるサラバンド、4分の3拍子、飾り気のないアリア(高音部)と16分の18拍子の速い連続走句、両者は両手で交互に奏される、2段鍵盤
第27変奏 2声、9度のカノン、自由なベースラインを伴わない、8分の6拍子

第28変奏 自由な形式の技巧的協奏曲、「練習曲」、トリル、ダブルトリル、4分の3拍子
第29変奏 自由な形式の技巧的協奏曲、後打音付き「練習曲」、「トッカータ」、4分の3拍子
第30変奏 3声、クォドリベート、自由なベースライン、4分の4拍子

アリア

(以上、コロリオフ盤のリーフレットより)

(続く)

2018年7月13日 (金)

J. S. Bach: 6 Brandenburg Concertos; 4 Ouvertures; Tripel Concerto BWV 1044 (3 CDs) by Münchener Bach-Orchester & Karl Richter

Richter

J. S. Bach
6 Brandenburg Concertos
4 Ouvertures
Tripel Concerto BWV 1044
Münchener Bach-Orchester
Karl Richter
1961/1968/1981年録音


鈴木雅明の《バッハ:管弦楽組曲全集》では満足できなかったので、カール・リヒター盤(CD-DA)を購入したが、やはり「Original Image Bit Processing」では、同アナログ盤(ブランデンブルク、管弦楽序曲/カール・リヒター指揮/LPレコード盤)の「ソフトで自然で耳障りの良い音」は聴けない。しかし、それでも演奏は良い。それは満足できる。


以下、アマゾンJPへのレビューのコピーです:


【これは ASIN: B000060O58 へのレビューです】

(ライプチヒ)聖トーマス教会のカントルであったギュンター・ラミンが1956年に死去した後、リヒターは聖トーマス教会からのカントル就任要請を断り、完全に西ドイツに活動の本拠を移した。ミュンヘン国立音楽大学のオルガン科教授に就任し、ミュンヘン・バッハ管弦楽団および同合唱団を率いてアメリカへの演奏旅行を行った。(ウィキペディアより)

カール・リヒター(Karl Richter, 1926年10月15日 - 1981年2月15日)には、東ドイツと西ドイツの国境はなかった。それを反映するかのように、彼の《ブランデンブルク協奏曲》《管弦楽序曲》は若々しく、自由で、新しい解釈による演奏・・・だ。

彼は、バッハ演奏のパイオニアとして、より個性的で、独創的なバッハを演奏をしたと思う(←このアルバムが、ロングセラーである理由はそこにある。)。カール・リヒターを正統派と決めつけちゃいけない。

とにかく、カール・リヒターによるこの《バッハ:管弦楽作品集》は、楽器の歌わせ方が上手い・・・のが快い。演奏者の中では、オーレル・ニコレ(フルート)が、断然良い。

2018年7月11日 (水)

J. S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲〜ブゾーニ編曲ピアノ版、他/塚谷水無子、および、ゴルトベルク変奏曲の構造(アナリーゼ)

Tsukatani

J. S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲〜ブゾーニ編曲ピアノ版、他
塚谷水無子(ピアノ)
2017年録音


【結論】

塚谷水無子さんの「バッハ:オルガン集」を『Apple Music』で、試聴したところ、それが良かったので、この《ゴルトベルク》を購入・・・結論からいうと、このアルバムは、バッハにいかれたコアなリスナーを満足させないだろう。買わなきゃ良かった。

私の評価:Stars3

【本文】

フェルッチョ・ブゾーニ(Ferruccio Busoni, 1866-1924)編曲の《ゴルトベルク変奏曲》

以下、私の批評をランダムに箇条書き

1. 冒頭の装飾を排した「アリア」は「ベーゼンドルファー モデル 225(92鍵)」の音が良い。だが、その他の曲(変奏)を聴くと(私のオーディオ環境:TANNOY Stirling HW, LUXMAN L-560, marantz sa-11s1 で、聴く限り)「ベーゼンドルファー モデル 225」の音は必ずしも良く録音されてないと思う(音がこもっているように聴こえる。ただし低音は迫力ある)。

⒉ 「第13変奏の前半」と「第16変奏」を除きリピートされていない。また、切れ目なく(アタッカで)演奏されている「変奏」が多い。よって「流れが良い」ように聴こえるが、残念ながら、全曲の統一感に欠けると思う。退屈する。

3. 従来のチェンバロ、ピアノで弾かれた超絶技巧の《ゴルトベルク》と比較すると「ブゾーニ編」であるにもかかわらず、意外に地味・・・もっと個性的で意外性のあるバッハを期待したが期待外れ。20世紀的に演奏して欲しかった(←このブゾーニ編《ゴルトベルク》が出版されたのは1914年)。

4. このブゾーニ編《ゴルトベルク》よりも、グレン・グールドの同曲(1955年録音)の方が新鮮じゃないか。

5. 華やかな変奏は、第11変奏、第14変奏、第17変奏、第25変奏ト短調(←塚谷さんは第25変奏を『フェティッシュだ(偏愛または呪物)』とリーフレットに書いているが、これは私の主観では華やかに聴こえる)、第28、29、30変奏。

6. このアルバムはブゾーニ編曲でなければ、価値がなかっただろう。悪くいえば「ブゾーニが《ゴルトベルク》を編曲したらこうなりましたよ」というのを、リスナーは聴くだけ。

7. 塚谷さんは、オルガン演奏が上手いので、複数声は綺麗に弾かれていると思う。

8. リーフレットの塚谷さんご自身による日本語解説は大いに参考になる。




【収録情報】
J.S.バッハ/ブゾーニ編:
● ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
● 『われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ』 BWV.639
● 『いざ来ませ、異邦人の救い主よ』 BWV.659

塚谷水無子(ピアノ/ベーゼンドルファー Bösendorfer model 225, 2009)

録音時期:2017年12月26-28日
録音場所:東京都立川市、チャボヒバホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

(HMV.co.jp より)




【参考】

【ゴルトベルク変奏曲の構造(アナリーゼ)】

アリア

第1変奏 2声、インヴェンション、「ポロネーズ」、4分の3拍子
第2変奏 3声、シンフォニア、「トリオ」、4分の2拍子
第3変奏 2声、同度のカノン(ユニゾン)、自由なベースライン、「パストラール」、8分の12拍子

第4変奏 4声、模倣、「パスピエ」、8分の3拍子
第5変奏 2声、インヴェンション、1段または2段鍵盤、両手の交差、4分の3拍子
第6変奏 2声、2度のカノン、自由なベースライン、8分の3拍子

第7変奏 2声、ジーグ、8分の6拍子
第8変奏 2声、インヴェンション、2段鍵盤、両手の交差、「協奏曲」、4分の3拍子
第9変奏 2声、3度のカノン、自由なベースライン、4分の4拍子

第10変奏 4声、フゲッタ、2分の2拍子
第11変奏 2声、ジーグ、2段鍵盤、両手の交差、16分の12拍子
第12変奏 2声、4度のカノン(回転)、自由なベースライン、4分の3拍子

第13変奏 2声、ソプラノアリア、4分の3拍子
第14変奏 2声、協奏曲、2段鍵盤、両手の交差、技巧的、4分の3拍子
第15変奏 2声、5度のカノン(回転)、自由なベースライン、ト短調、4分の2拍子

第16変奏 フランス風序曲、2分の2拍子 - 8分の3拍子
第17変奏 2声、協奏曲、第14変奏に似ている、4分の3拍子
第18変奏 2声、6度のカノン(アラ・ブレーヴェ)、ストレッタで、自由なベースライン、「stilus antiquus」、2分の2拍子

第19変奏 3声、メヌエット、8分の3拍子
第20変奏 2声、協奏曲、2段鍵盤、両手の交差、技巧的、後打音(16分音符)、4分の3拍子
第21変奏 2声、7度のカノン、自由な半音階的ベースライン、ト短調、「ラメント」、4分の4拍子

第22変奏 3声、フガート、自由なベースライン、リチェルカーレ様、2分の2拍子
第23変奏 2声、協奏曲、2段鍵盤、速い連続走句、両手の交差、後打音(和音)、4分の3拍子
第24変奏 2声、8度のカノン、自由なベースライン、「パストラール」、8分の9拍子

第25変奏 2声、ソプラノアリア、半音階的、「stile Monodico」、(ヴァイオリン・ソロ)、ト短調、4分の3拍子
第26変奏 和音によるサラバンド、4分の3拍子、飾り気のないアリア(高音部)と16分の18拍子の速い連続走句、両者は両手で交互に奏される、2段鍵盤
第27変奏 2声、9度のカノン、自由なベースラインを伴わない、8分の6拍子

第28変奏 自由な形式の技巧的協奏曲、「練習曲」、トリル、ダブルトリル、4分の3拍子
第29変奏 自由な形式の技巧的協奏曲、後打音付き「練習曲」、「トッカータ」、4分の3拍子
第30変奏 3声、クォドリベート、自由なベースライン、4分の4拍子

アリア

(以上、コロリオフ盤のリーフレットより)

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