2017年8月16日 (水)

(C) Apple Music にて、カール・ベーム指揮の『ドン・ジョヴァンニ』を物色する

下記(1959年録音)はベームの指揮とは思えないぐらい演奏も歌唱も荒くテンポが速い。私のお目当てはリーザ・デラ・カーザのドンナ・エルヴィーラ。←さすがにうまい。
デラ・カーザはドンナ・アンナよりドンナ・エルヴィーラのほうがあっていると思う。←買おうかな。

(キャスト等は下記画像参照のこと)

Don_giovanni_bohm_01
(C) Apple Music 検索キーワード:Don Giovanni Böhm


Don_giovanni_bohm_02

・キャスト等





下記はもう一つの『ドン・ジョヴァンニ/ベーム盤(1955年録音)』
キャストはこちらの方が良いが・・・この盤は Apple Music にはアップロードされていないので試聴できない。

(キャスト等は下記画像参照のこと)

Don_giovanni_bohm_00

・キャスト等

2017年8月 2日 (水)

(C) Apple Music Franz Xaver Mozart/Chopin: Polonaise Yaara Tal

Mozart_yaara_tal

(C) Apple Music 検索キーワード:Mozart Yaara Tal

非常に面白そうなコンテンツでありしかも演奏うまいのだが、お金出してまでして買うものではないと思った。


【収録情報】
● フランツ・クサヴァー・モーツァルト:6つの感傷的なポロネーズ Op.17
● フランツ・クサヴァー・モーツァルト:4つの感傷的なポロネーズ Op.22
● ショパン:ポロネーズ第13番変イ長調
● ショパン:ポロネーズ第15番変ロ短調『別れ』
● ショパン:ポロネーズ第16番変ト長調

 ヤーラ・タール(ピアノ)

 録音時期:2016年12月
 録音場所:ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

(HMV.co.jp より)


2017年4月27日 (木)

【Apple Music で、またまた節約】 Wolfgang Amadeus Mozart: Don Giovanni Sherrill Milnes, Anna Tomowa-Sintow, Peter Schreier, Edith Mathis, Wiener Philharmoniker / Karl Böhm

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Don Giovanni Karl Böhm Live Recording from the 1977 Salzburg Festival



Don_giovanni_bohm_new
(C) Apple Music 検索キーワード:Don Giovanni Bohm

ベームの1977年、ザルツブルク・ライブ録音盤(上記)は、1967年録音盤(下記)に比べると、やはり、ベームが衰えている。買わない。



Don_giovanni_bohm_old
(C) Apple Music 検索キーワード:Don Giovanni Bohm

すなわち、上記、1967年録音盤を入手できないなら、1977年、ザルツブルク・ライブ録音盤を買うけど、1967年録音盤(ただし、中古)を、既に入手したから、後者を買わない。


【関連記事】

Wolfgang Amadeus Mozart: Don Giovanni Dietrich Fischer-Dieskau, Ezio Flagello, Birgit Nilsson, Peter Schreier, Martina Arroyo, Martti Talvela, Reri Grist, Alfredo Mariotti, Orchester des Nationaltheaters Prag / Karl Böhm

2017年4月25日 (火)

Wolfgang Amadeus Mozart: Don Giovanni Dietrich Fischer-Dieskau, Ezio Flagello, Birgit Nilsson, Peter Schreier, Martina Arroyo, Martti Talvela, Reri Grist, Alfredo Mariotti, Orchester des Nationaltheaters Prag / Karl Böhm

このエントリーは http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2017/04/apple-music-wol.html に続く。

==

Don_giovanni_2

このアルバムは火災で焼損したので、

Amazon ポイントで購入。やっと、再取得できた。


Don_giovanni

Wolfgang Amadeus Mozart:
Don Giovanni (Complete)
Orchester des Nationaltheaters Prag
Karl Böhm
1967年録音

Dietrich Fischer-Dieskau (Don Giovanni)
Birgit Nilsson (Donna Anna)
Peter Schreier (Don Ottavio)
Martti Talvela (Il Commendatore)
Martina Arroyo (Donna Elvira)
Ezio Flagello (Leporello)
Alfredo Mariotti (Masetto)
Reri Grist (Zerlina)


私の評価:Stars10

2017年4月25日現在、廃盤! しかし、ベームの硬質な指揮は別格! キャストも素晴らしい!

私事で恐縮ですが、このベームのドン・ジョヴァンニは、私が精神的に一番苦しかった頃に(約20年前。38才頃に)、これを聴いて大いに慰められた。思い出の品。

私は、訳あって、モーツァルトを聴かなくなったが、これだけは別!

なんと言っても、HMV.co.jp の商品説明が面白い!(下記)

・商品説明

モーツァルト:歌劇“ドン・ジョヴァンニ”全曲
F=ディースカウ、ニルソン、シュライヤー、タルヴェラ、ほか
ベーム指揮プラハ国立歌劇場管弦楽団&合唱団
1967年ステレオ録音。ちょっと驚くキャスティングですが、オペラ・マニアにはけっこう人気のある演奏です。F=ディースカウのいかにも真面目そうなドン・ジョヴァンニに、ニルソンの全然しとやかではないドンナ・アンナ、そもそも決闘で負けそうもないタルヴェラの騎士長、やたらに濃厚で貴婦人とは思えないアーロヨのエルヴィラなど、とにかく楽しめます。むろんシュライヤーはきちんとしてますが。
(HMV.co.jp より)



Variations in B-flat on "Là ci darem la mano" from Mozart's "Don Giovanni" for piano and orchestra, Op. 2

【Apple Music で、またも節約】 Mozart: Opera & Concert Arias / Elīna Garanča Camerata Salzburg Louis Langrée

Garanca
(C) Apple Music 検索キーワード:エリーナ・ガランチャ

モーツァルト:アリア集 エリーナ・ガランチャ
この歌手、歌はうまいんですが、単調に聞こえる。
この音盤は、2005年発売なので、現在は、もっと上手くなっているかも知れないが・・・。


でも買わない!(←下記最新アルバムを!)

Garanca_2

2016年10月10日 (月)

Sophie-Mayuko Vetter plays Mozart: Piano Concertos etc.

Vetter

Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
Klavierkonzert Nr. 27 B-Dur, KV 595
Klavierkonzert Nr. 17 G-Dur, KV 453
Fragment, KV Anh. 56
Fantasie, KV 396
Sophie-Mayuko Vetter, Klavier
Rainer Kussmaul, Violine *
Hamburger Symphoniker
Peter Ruzicka, Dirigent
2015年録音
OehmsClassics

・・・

Klavierkonzert Nr. 27 B-Dur, KV 595
1. Allegro 15:04
2. Larghetto 7:55
3. Rondo, Allegro 9:09

Klavierkonzert Nr. 17 G-Dur, KV 453
4. Allegro 12:11
5. Andante10:44
6. Allegretto, Presto 7:54

7. Konzert in D-Dur für Klavier, Violine und Orchester KV Anh. 56 (315f)
Fragment des 1. Satzes ergänzt von Robert Levin * 4:01

8.Fantasie c-Moll, KV 396 (385f) *, ergänzt von Maximilian Stadler 9:50

Total: 01:16:48

・・・

【収録情報】
モーツァルト:
1. ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
2. ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453
3. ピアノとヴァイオリンのための協奏曲ニ長調 K.Ank.56(315f)より第1楽章の断章(ロバート・レヴィン補筆版)
4. 幻想曲ハ短調 K.396(385f)(マクシミリアン・シュタードラーによる補筆版)

 ゾフィー=マユコ・フェッター(ピアノ)
 ライナー・クスマウル(ヴァイオリン:3,4)
 ハンブルク交響楽団(1,2)
 ペーター・ルジツカ(指揮:1,2)

 録音:2015年9月29,30日、10月1日
 録音場所:ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

(HMV.co.jp より)

・・・

【2016−10−14 追加 評価&結論】

私の評価:微妙。星4つ。否、やっぱり、星3.5・・・だろうな。

私は、ゾフィー=マユコ・フェッターというピアニストを追っかけない事にする。彼女は、微妙に外していると思う。

・・・

Apple Music で、ゾフィー=マユコ・フェッターのブラームスを試聴し、それが良かったので、このアルバムを購入。はたして(第一印象は)素晴らしかった。
↑私、ブラームスは苦手なので、そのブラームスは買わなかった。

● ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
もう随分昔のことだが、私は、久元祐子さんと「モーツァルト」について論じ合ったことがある。久元祐子さんは、晩年のモーツァルトは「行き止まりの音楽」であるとした。その意見に私は同意した。また、久元さんは晩年のモーツァルトを「枯れた音楽」と言ったと記憶している(←私の記憶違いかも知れない)。
だが、行き止まりではあっても、枯れていても、ゾフィー=マユコ・フェッターの弾く「K.595」には味がある。

第1楽章は移調が美しい。フェッターの弾く第1楽章は、テンポが遅いが、カデンツァは速い。この第1楽章は例によって面白いソナタ形式だと・・・いまさら思った(ウィキペディアには「型どおりの古典派の協奏ソナタ形式」と書いてあるが…)。

Mozart_595_1_2
↑この後、転調する(midi)。

第2楽章の気品。
第3楽章の彼女の技巧は、第1、2楽章の「モーツァルトの最後の年に完成された、最後の Pf 協奏曲(K.595)の恍惚(!)」に花を添える。←「恍惚」とは言い過ぎかも知れないが…
HMV.co.jp によると、フェッターは「ドイツ人の父と日本人の母を持つ女性ピアニスト」
さらに、HMV.co.jp によると、「チェンバロなど歴史的鍵盤楽器の演奏法の指導を受けていたという彼女」←そういうピアニストならでは(!)なのであろう・・・フェッターというピアニストはモーツァルトの時代のピアノ演奏を研究し身につけた人だと思う。

ただし、フェッターの K.595 は、見通しが良くないのが欠点だ(ちなみに、モーツァルトの『マイステリン(マイスターの女性形)』と言ってもいいイングリット・ヘブラーの K.595 でさえ、特に見通しの良い演奏に聞こえなかった。不思議だ。やっぱり行き止まりなのか。枯れているのか。それとも私の間違いか)。
そして、フェッターの K.595 は小音量で聴かないと美しくない。

● ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453
第2楽章が美しい。
全楽章を通して、多少の陰りがあったほうが面白かったかも知れない。
そして、この K.453 も、見通しの良さが欲しかった。

● ピアノとヴァイオリンのための協奏曲ニ長調 K.Ank.56(315f)
《もう飛ぶまいぞ(フィガロ)》のリズムで始まる行進曲。
突然、音楽が止まるので、オーディオが壊れたのかと思った。

● 幻想曲ハ短調 K.396(385f)
これは、素晴らしくて、ユニークな「ファンタジー」である。
ほとんど、ピアノ独奏。ヴァイオリンは、ちょっとだけ。管弦楽なし。
旋律が、バッハの「パルティータ6番」の「トッカータ」に少しだけ似ている。
ベートーヴェン:第7番第1楽章の第1主題のようなフレーズもある(2分13秒〜)。

追記)der Vetter には、ドイツ語で「従兄弟」の意味がある。

2016年8月 5日 (金)

Klavierkonzerte von Mozart und Mendelssohn Danae Dörken Lars Vogt

Dorken

Klavierkonzerte von Mozart und Mendelssohn
Danae Dörken, Klavier
Royal Northern Sinfonia
Lars Vogt, Dirigent
Aufnahme: 2014
Ars Produktion

Wolfgang Amadeus Mozart
21. Klavierkonzert in C-Dur KV 467
1 Allegro maestoso | 14 : 04
2 Andante | 6 : 22
3 Allegro vivace assai | 7 : 09

Felix Mendelssohn
2. Klavierkonzert d-Moll op. 40
4 Allegro appassionato | 9 : 40
5 Adagio. Molto sostenuto | 6 : 41
6 Finale. Presto scherzando | 6 : 53

●ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 KV 467
●フェリックス・メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲 ニ短調 作品40

 ダナエ・デルケン(ピアノ)
 ロイヤル・ノーザン・シンフォニア
 ラルス・フォークト(指揮)
 2014年録音

・・・

辛いが私の評価:星2つ

・・・

【前置き】

1785年に生まれた3つの協奏曲(注:第20〜22番)のうちの第2作。第1作 K. 466 からわずか1か月後、やはり自分が主催する予約演奏会でみずから独奏パートを受け持つつもりで書いたもの。ともに旧来の協奏曲の域を脱した「交響的統一性」としての内容を備え、充実した編成で巧妙なオーケストレーションを展開するなど、両曲に共通する面もいくつかあるが、しかしこの K. 467 から受ける印象は、K. 466 のそれとはかなり異なっている。なかば行進曲風な開曲な雰囲気、沸き立つようなブッフォの精神がみなぎるフィナーレ、間にはさまれて、あくまで美しいカンタービレに徹するアンダンテ ----- 。そればかりではない。曲の重心を再び独奏者の演奏技巧に移動させるなど、せっかく脱け出した社交的機会音楽の領域にまた後退したかにも感じられる。ニ短調の、あの息づまるような暗い激情から解放され、ハ長調という清朗な調性を選んだモーツァルトはここで、自分の楽器を存分に遠慮なく鳴らしてみたかったのかもしれない。とはいえ、そうした技巧の誇示も決して極端に陥ってはいないし、作曲家のあの無類の平衡感覚によって、オーケストラと独奏楽器の協調が破綻なく達せられていることもまた、事実なのである。
(中略)
第1楽章
(中略)
ここ(注:第1楽章展開部)では、まずホ短調に始まり、他のさまざまな短調に分け入りつつ、もっぱら絢爛たるピアノ演奏技巧の誇示に終始するが、直前の呈示部末ですでに、オーケストラによるかなり入念な動機の展開が行われていたから、結果的にこれでバランスがとれていることになる。再現部はいささか変則的な構成を示す。第1主題に続いてすぐに第2主題も再現され、今一度第1主題に基づく経過部を終えると、ここへトゥッティによる呈示部で第1主題のすぐあとに置かれている副主題(譜例5)が、第2主題と順序を入れ替えて再現を果たすのである。

Photo
譜例5
midi

(「作曲家別名曲解説ライブラリー モーツァルト I」の227ページより)

【本文】

・モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 KV 467
フリーメーソン的なロマン主義の作品である「ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 KV 466」の反動で、モーツァルトは、この、よりシンプルな作品を書いたのだろう。第1楽章副主題(譜例5)は、第1楽章呈示部では、平凡な「反復」だが、やっぱり、例によって、その「反復」、再現部に仕掛けがあった。
第2楽章はシンプルだが、やはり仕掛けがある(テーマが主調のへ長調ではなく、3度上の変イ長調で再現される)。
私は、イングリット・ヘブラーのクールでノーブルな演奏(協奏曲)に、絶対的信頼を置いているのだが、やっぱり、ヘブラーは(第1楽章アインガングからして、さりげなく)上手い。そして、ヘブラーの演奏では上記の仕掛けも、クールに、ちゃんと聞こえる(ラルス・フォークト&デルケンの演奏においては如何に?)。

・デルケンのモーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番
ラルス・フォークト(指揮)は、もともと、ピアニストなので、デルケンに合わせようとしているのは分かるが、粗い。
第2楽章のヴァイオリンは、ノン・ヴィブラートで奏される。
ラルス・フォークト&デルケンの演奏は、第3楽章の3分09秒などで、音が止まる。その2人の演奏には、ルバート、オケとソロの掛け合い、デュナーミク、アーティキュレーション、カンタービレ、微妙な音価の揺れに工夫が見られるが(それらはヘブラーにも聴かれる)、ヘブラーは、モーツァルトを研究し尽くしているので一音一音に狂いがなく快い(←語り口、流れ、対位法あるいは和声、デュナーミク、テンポ、テクスチュア、音色、アンサンブルが正確。指揮者 Witold Rowicki が上手い)。それに対し、デルケンは明らかに研究不足。ラルス・フォークト&デルケンは、良くも悪くも若々しく、元気が良く、技巧的で、チャレンジしているが、変則的に聞こえる・・・いや、はっきり書こう・・・ラルス・フォークト&デルケンは、下手に聞こえる。聴いてて疲れる。まぁ、ヘブラーとデルケンを比較するのは、デルケンには気の毒だが。

・デルケンのメンデルスゾーン:ピアノ協奏曲 ニ短調 作品40
わたくし、メンデルスゾーンは苦手なので、ノーコメント

【ところで】

「Dörken」というピアニストの名前は、デールケンではなく、やっぱり、デルケンなのだろうか。

【あとがき】

それにしても、私は、モーツァルトを聴きたいという意欲がなくなった。私は、モーツァルトとワーグナーをまったく(ではないが)聴かなくなった。
久しぶりに、モーツァルトをじっくり聴いた〜。

2016年7月30日 (土)

突然ですが「モーツァルト:ミサ曲ハ短調 K427」私の一番のお気に入り

C_moll

Mozart
Missa in C Minor K427
Solistenvereinigung des Berliner Rundfunks
Berliner Rundfunk-Sinfonie-Orchester
Helmut Koch, conductor
録音:1964年

モーツァルト:ミサ曲ハ短調 K427
イングリット・チェルニー(ソプラノ)
インゲボルク・ヴェングロール(ソプラノ)
ロルフ・アプレック(テノール)
テーオ・アーダム(バス)
ベルリン放送合唱団
ベルリン放送交響楽団
ヘルムート・コッホ(指揮)、
録音:1964年4月 東ベルリン

イングリット・チェルニー(Ingrid Czerny, soprano)と、インゲボルク・ヴェングロール(Ingeborg Wenglor, soprano)の声の明るさは、他の演奏では聴けない。
これは、私が高校生のとき、ラジオで初めて聴いた「ミサ曲ハ短調」です。しかし、私が、大人になっとき、かつて、ラジオで聴いた演奏が誰の演奏だったか記憶が定かではなかったので、それが、ヘルムート・コッホ盤であったことは、長くわからなかった。

・・・

【Apple Music】

Koch

(C) Apple Music Mozart Helmut Koch

2016年6月25日 (土)

【Apple Music】 レイチェル・バートン・パイン(Rachel Barton Pine)のアルバムを複数試聴/毎度、例によって、Apple Music は、CD購入費の節約になる!

・モーツァルト:Vn 協奏曲全曲&協奏交響曲 K.364
全曲を丹念に聴いた訳ではないが、いまいち、魅力なかった。買わない。

※ただし、私はいま、モーツァルトという作曲家の作品を聴きたいという気持ちをまったくと言っていいほど失っている。

・クレメント&ベートーヴェン:Vn 協奏曲
特に魅力なし。買わない。

・ヨアヒム&ブラームス:Vn 協奏曲
これは、面白そう。買うことにした。

※毎度、例によって、Apple Music は、CD購入費の節約になる!


Pine
(C) Apple Music
検索キーワード:Rachel Barton Pine

2016年6月13日 (月)

ユリアンナ・アヴデーエワ plays モーツァルト、ショパン、リスト

・ショパン:幻想曲 ヘ短調 作品49

譜例1の1 序奏(葬送行進曲風。「問いかけ・呼びかけ」と「応答」。midi

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・・・・・・・・・・

譜例1の2 序奏(後半、2分の2拍子の始まり。midi

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・・・・・・・・・・

譜例2 第1主題(問いかけ・呼びかけ。シンコペーションが効いている。midi

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・・・・・・・・・・

譜例3 第2主題(応答。明るい。midi

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・・・・・・・・・・

譜例4 第3主題(最初の2小節が「問いかけ・呼びかけ」、後の2小節が「応答」。midi

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譜例5 第4主題(陽気な行進曲。midi

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・・・・・・・・・・

譜例6 レント・ソステヌート(midi

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・・・・・・・・・・

譜例7 アダージョ・ソステヌート(最後から13小節目以降。ショパンが言いたかったのは、これじゃないかと思う。midi

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・・・・・・・・・・

この曲は、作曲家とジョルジュ・サンドの間の喧嘩と仲直りを描いたものであるという逸話がある。それはリストが、有名なピアニストのヴラディミール・ドゥ・パッハマンに、ショパン自身から彼が聞いたものであるといって(ブログ開設者注:要するにリストが話した逸話)、語ったことによっている。それは、ある憂鬱な日が暮れかかるころ、突然だれかが彼(ブログ開設者注:ショパン)の部屋の扉をたたいた。幻想曲のはじめの2小節はその音を描いたもので第3、第4小節は、ショパンの、「お入りなさい、お入りなさい」という招きを表わしているという(譜例1)。扉が開かれると、リスト、ジョルジュ・サンド、カミーユ・プレイエル夫人などが、行進曲の厳粛な拍子に合わせて入ってくる。激しい3連音の伴奏に乗って、ショパンは不平をヘ短調の神秘的な歌で訴える(譜例2)。彼と争っていたサンドは彼の前にひざまづいて許しを乞い、旋律はただちに訴えるような変イ長調の部分になってくる(譜例3)。ハ短調に変わってから調子はしだいに荒れてゆき、頂点に達する。第2のマーチ(譜例5)によって闖入者(ちんにゅうしゃ)たちは、すみやかに退場する。ロ長調のレント・ソステヌートの部分(譜例6)でショパンのかき乱された気持ちが一時しずまるのである。リストは以上のようなことをショパン自身が語ったとしていい伝えているというが、真偽のほどは明らかでない。知られた逸話なので一応紹介したが、ショパンの音楽は本質的に描写的に捉えられるものではないし、音楽は聞き手のだれもが、自ら意味をくみ取るべきで、とくに純粋に美しいものでは、このような解説は、その真の鑑賞を妨げるのである。(作曲家名曲解説ライブラリー ショパン 243ページより)

上の逸話が、リスナーにとって「ショパン:幻想曲 ヘ短調 作品49(以下、Op. 49と略す)」の鑑賞に役に立つのは、同作品が、トリスタンとイゾルデの動機のように「問いかけ・呼びかけと応答」という統一性を持つことを表わしていること。すなわち、序奏の冒頭(譜例1)はもとより【注1】、第1主題と第2主題、それから、これは私の解釈だが、ユニークな楽想の第3主題(譜例4)・・・それでさえも、問答であると私には聞こえる。

結論を書く。「Op. 49」は「舟歌 Op.60」あるいは「子守歌 Op.57」、そして、《その幻想性において他に類をみない、前人未踏【注2】》の「幻想ポロネーズ Op. 61」などに対して独創性においてはショパンの作品中、過渡的な作品だと私は思う。「Op. 49」は(幻想曲なのに)ソナタ形式で書かれ【注3】、(幻想曲なのに)同じ主題が繰り返され、全曲のコンテキストは、あえて言えば「ワンパターン」(下記)。そして、「Op. 49」は(幻想曲なのに)明快さを持つように思える。

再現部 第235〜309小節。呈示部の4つの主題の再現だが、いずれもそれぞれ5度下の調に移されている。(作曲家名曲解説ライブラリー ショパン 243ページより)

さらに、誤解を怖れずに言えば、《幽玄》《夢幻》という点では、例えば(どの曲とは言えないが)ショパンの後期「ノクターン」あたりの方が、この「Op. 49」よりも勝っているような気がする。そして、むしろ「Op. 49」の魅力は(性差別的表現だが)その男性的力強さと「技巧」にあるような気がする。

「Op. 49」は、各主題の対照が、確かに、巧くつなぎ合わされてはいるが、序奏(譜例1の1)の行進曲は、そのリズムが「ショパン:ソナタ第2番《葬送》」の第3楽章のそれに似ているので、葬送行進曲を想起させる(つまり陰鬱)。が、第2の行進曲(譜例5)は、序奏の行進曲に比べ、その真逆の陽気さが「過ぎる」かも知れない・・・あるいは、まあ、同じことだが、第2の行進曲は、第1の行進曲とは、そのコントラストがあからさま過ぎるかも知れない【注4】。「レント・ソステヌート(譜例6)」は「幻想ポロネーズ」の第2部開始のコラール風間奏「ピウ・レント(譜例8)」に比べて弱いと私は思う。

ちなみに、序奏(後半)譜例1の2は、「Op. 49」の楽想の流れをつなぐ接着剤のような効果・役割を持っている・・・と同時に、それは、この「Op. 49」にて大活躍する重要なパッセージである・・・しかも、この作品のヴィルトゥオージティを自然に流すための効果・役割を持っていると思う。

・・・

譜例8 ピウ・レント(幻想ポロネーズ:第2部開始のコラール風間奏、midi

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・・・

「Op. 49」は、ショパンにしては珍しく分厚い和音が、彼の他の傑作に比べて目立つような気がするのだが・・・どうだろうか。すなわち、「Op. 49」は、ある意味、技巧に走っていると私は受け止めた。

そして、結局、ショパンが、言いたかったのは、最後から13小節目以降のエンディング(譜例7)ではなかったか・・・ただし、それも、ショパンの音楽に聞かれる《幻想》の昇華されたエクスタシーとしては弱いし、出番が遅すぎる・・・と私は思う。

【注1】 譜例1は「主題を導くただのイントロ」&「主題」じゃないかと思う人もあると思うが、それは4回も奏されるのだから、そのしつこさは、やっぱり「問いかけ・呼びかけと応答」の「しつこさ」であろう。

【注2】 ショパンの「幻想ポロネーズ」が前人未踏の幻想曲なら、シューマンの「幻想曲 ハ長調 Op. 17」も前人未踏の幻想曲ではないかという人があるだろう。私は、それを否定しない。しかし、モーツァルトの「幻想曲 ニ短調 K. 397」「幻想曲 ハ短調 K. 475」を、幻想曲の《モデル》とするならば、確かに、前者も後者も、モーツァルトの「幻想曲」とは、かけ離れているが、後者はかけ離れ過ぎている。

【注3】 ただし、幻想曲だからといってソナタ形式で書かれないということはない。同時代に書かれた上記「シューマン:幻想曲 ハ長調 Op. 17」の第1、3楽章は「自由なソナタ形式」とある(作曲家名曲解説ライブラリー シューマンより)

【注4】 この第2の行進曲を、初めて聴いた時、マイスタージンガーの行進曲みたいに聞こえた。


<--- レビュー ココから --->

Yulianna

Chopin. Mozart. Liszt
Yulianna Avdeeva, piano
Recorded at the Reitstadel, Neumarkt (Germany) from 28 to 30 September 2015
Piano: Steinway D
(P) & (C) 2016 MIRARE, MIR 301

01. Chopin, Fantaisie in F minor op.49 12’39

Mozart, Piano sonata No.6 in D major K.284
02. Allegro 7’41
03. Rondeau en Polonaise. Andante 4’24
04. Tema con variazione 14’34

05. Liszt, Après une lecture du Dante - Fantasia quasi sonata 15’23

06. Liszt, Aida di Giuseppe Verdi - Danza sacra e duetto finale S.436 12’12

・・・

【収録情報】

● ショパン:幻想曲 ヘ短調 op.49
● モーツァルト:ピアノ・ソナタ第6番ニ長調 K.284
● リスト:『巡礼の年』第2年『イタリア』〜ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲
● ヴェルディ/リスト編:『アイーダ』より神前の踊りと終幕の二重唱 S.436

ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)

録音時期:2015年
録音場所:ノイマルクト、ライツターデル
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
日本語解説付き

(HMV.co.jp より)

・・・

私の評価:ショパンが良くないので、星3つ

・・・

・ショパン:幻想曲 ヘ短調 作品49
2010年のショパンコンクールにて、ユリアンナが、第2次予選で弾いた曲。この曲は、彼女の十八番と言っていいだろう。そして、彼女は、「ショパン増刊 第16回ショパン国際ピアノコンクール 2011年01月号」の中で、次のように述べている:

「幻想曲の最初の2ページはこの作品の根幹です。曲が速いテンポになってからも最初のゆっくりの行進の部分が中心モチーフにあるのです。その提示には、深い意味づけが必要です。人間性や民族性といった何か普遍的な大切なものがあるはずなのです。」

ユリアンナの、おそらく適切な解釈(上記)にも関わらず、私は、彼女のこの演奏は、好きではない(面白くない)。彼女の演奏には、上に述べた「男性的力強さ」と「技巧」が足りない。その点(非常に古い録音だが)ホロヴィッツや、メジューエワ(ショパン・リサイタル 2010)や、マリラン・フランスコーヌ(展覧会の絵&ショパン)の演奏の方が良いと思う。確かに、ユリアンナの演奏にも、ヴィルトゥオージティはある。しかし、彼女は「技巧」より「解釈」を重視しているように聞こえる(私は、その逆が良いと思う)。

・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第6番 ニ長調 K.284《デュルニッツ》
このモーツァルトはグレン・グールドのように、痛快(!)・・・グールドとユリアンナとはまったく芸風は異なるが・・・。

・リスト:ダンテを読んで - ソナタ風幻想曲
この演奏は、私は、好きです。
「音楽の悪魔」の異名を持つ三全音(序奏)、および、技巧的・複雑なリズムによるこれまた悪魔的第1主題(統一主題的第1主題の展開)の充溢。大音量で聴くと気持ち良い。

・リスト:ヴェルディ「アイーダ」より - 神前の踊りと終幕の二重奏
リストは、長寿だね。「アイーダ」の1871年初演・1878年出版まで、リスト(1811年10月22日 - 1886年7月31日、享年74才)が、生きていたとは知らなかった。

・・・

・リスト:ダンテを読んで:序奏(midi
Dante_sonata_1

・リスト:ダンテを読んで:第1主題(midi
Liszt_dante_sonata_2

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