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2017年12月31日 (日)

2017年に私が購入したCD ベスト10

2017 年に私が購入し、気に入った CD ベスト10(順位なし)。
ただし、録音または発売日が比較的新しいもの。


Seiler_1

J. S. Bach: Partitas for solo violin Midori Seiler
2009年録音

Seiler_2

J. S. Bach: Sonatas for solo violin Midori Seiler
2015年録音

Baryshevskyi

Galina Ustvolskaya:
Piano Sonatas Nos.1-6
Antonii Baryshevskyi
2016年録音
Avi Music

Fader

Music of Frédéric Chopin
Melody Fader
2010年録音

Scarlatti

Domenico Scarlatti:
Sonatas Vol.2
Angela Hewitt
2017年録音


【録音・発売が古いもので私が気に入ったもの】

Don_giovanni_02

George London (Don Giovanni)
Ludwig Weber (Commendatore)
Lisa Della Casa (Donna Anna)
Anton Dermota (Don Ottavio)
Sena Jurinac (Donna Elvira)
Erich Kunz (Leporello)
Irmgard Seefried (Zerlina)
Walter Berry (Masetto)

Chorus of the Wiener Staatsoper
Orchestra of the Wiener Staatsoper
Karl Böhm
1955年ライブ録音
歌唱:ドイツ語


【クラシック音楽以外で気に入ったもの】

1st_2

1st 『私の声が聞こえますか』 1976年4月25日発売

2nd

2nd 『みんな去ってしまった』 1976年10月25日発売

2017年12月29日 (金)

Wilhelm Backhaus plays Beethoven Sonatas & Variations & The Comple Concertos (10CD)

Backhaus

Wilhelm Backhaus
Plays Beethoven
Sonatas & Variations & The Comple Concertos (10CD)
DOCUMENTS
2017年発売


私の評価:Stars2


【アマゾンJP ASIN: B06XNN773L へのレビューのコピー】

私は、バックハウスの「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集」を自宅全焼火災(2009年)で焼損したので、それを再取得した(ASIN: B06XNN773L)。同商品は廉価盤なので、私はそれを恐る恐る注文した。結論を言えば、はたして、この商品には「がっかり」した。

私は「ベーゼンドルファー・インペリアル」を弾いたことがないので、そのピアノの音を知らない。しかし、私は、バックハウスの「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集新旧盤」を何度も聴いたので、そのピアノのイメージを知っている。

【参考】

<---引用ここから--->
ベーゼンドルファーなどのヨーロッパの名門メーカーは、ピアノをチェンバロの発展形として、音響的に残響豊かな宮廷で使用する前提でピアノを造っていた。これに対しスタインウェイは、産業革命により豊かになったアメリカ市民が利用していた、数千人を収用できる音響的に貧弱な多目的ホールでの使用を念頭においていた。そのために、今では常識となっている音響工学を設計に初めて取り入れた。結果、スタインウェイは構造にいくつか特色がある。(ウィキペディア、スタインウェイ・アンド・サンズの項より)
<---引用ここまで--->

同商品における「協奏曲第1〜5番(イッセルシュテット指揮)」は「ベーゼンドルファー・インペリアル」の音を伝えていないと思う。すなわち、同商品に含まれる「協奏曲第1〜5番(イッセルシュテット指揮)」は全滅。それらは聴けない。

ただし、CD 3 の協奏曲第4番(グイド・カンテッリ指揮/1956年ライヴ録音)は音は良くない。が、なんとなく「インペリアル」の迫力を聞けるような気がする(私のオーディオ環境:TANNOY Stirling HW, LUXMAN L-560, marantz sa-11s1, marantz sa-7s1)。

私は「DOCUMENTS」というレーベルを嫌いではない。しかし、同商品は海賊盤に近いと思う。このボックスセットに収録されたほとんどの音、いや、ピアノロールによる演奏を除く全ての音はモノラルに聞こえる。いや、ピアノロールによる演奏の音も何だか変(!)。

ところで、同商品の価値は上記 CD 3 の協奏曲第4番(グイド・カンテッリ指揮/1956年ライヴ録音)を含め、ライブ録音にあると思う。CD 4 のソナタ6番(1959年ライヴ)はインティメートながら熱が入る。悲愴(1954年ライヴ)も6番と同様に熱と美意識が聞こえる。CD 5 の第5番(1956年ライブ)は即興的。CD 6 のテンペスト(1954年ライブ)は何となく温かい。CD 7 の第25番(1954年ライブ)は自然体で生き生きしている。

その他のライブは特筆すべきことなし。

【追加】

ただ、CD 9 のピアノロールによる「悲愴第1楽章(1926年)」と CD 10 のピアノロールによる「ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲(抜粋、1924年)」を聴くことができたのは良かった。なぜなら、私は昔から、若かりし日のバックハウスの演奏を聞いてみたいと思っていたからだ。


【収録情報】
Disc1-3
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
● ピアノ協奏曲第1番ハ長調 op.15
● ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 op.19
● ピアノ協奏曲第3番ハ短調 op.37
● ピアノ協奏曲第4番ト長調 op.58
● ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 op.73『皇帝』

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)
1958年、1959年録音

● ピアノ協奏曲第4番ト長調 op.58

ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
グイド・カンテッリ(指揮)
1956年 ライヴ録音

Disc4
● ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 op.10-2
1959年 ボン、ベートーヴェンハウス ライヴ録音

● ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 op.13『悲愴』
1958年録音

● ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 op.13『悲愴』
1954年 ニューヨーク、カーネギー・ホール ライヴ録音

Disc5
● ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 op.10-1
1956年 ニューヨーク、カーネギー・ホール ライヴ録音

● ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 op.27-2『月光』
● ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 op.28『田園』
1958年、1961年録音

Disc6
● ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 op.53『ワルトシュタイン』
1958年録音

● ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 op.31-2『テンペスト』
1954年 ニューヨーク、カーネギー・ホール ライヴ録音

Disc7
● ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 op.57『熱情』
1958年録音

● ピアノ・ソナタ第25番ト長調 op.79
● ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 op.81a『告別』
1954年 ニューヨーク、カーネギー・ホール ライヴ録音

Disc8
● ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調op.106『ハンマークラヴィーア』
1959年 ボン、ベートーヴェンハウス ライヴ録音

Disc9
● ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 op.109
● ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 op.111
1961年録音

● ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 op.13『悲愴』より第1楽章
1926年録音 ピアノロールによる

Disc10
● ベートーヴェン:ディアベリの主題による33の変奏曲 op.120
1954年録音

● ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲より
1924年録音 ピアノロールによる

(HMV.co.jp より)

(続く)


(続き)

【2017−12−31 追加】

(C) Apple Music で試聴したところ、私は、下記エディションの音が気に入ったのだが、これは廃盤になっている(私の試聴環境:iMac 27-inch Late 2013, iTunes 12.7.2.58)。

Beethoven_backhaus
(C) Apple Music 検索キーワード:Beethoven Backhaus



そこで下記を購入したのだが、これもあまり良くなかった(泣

1959年ステレオ録音(第5番)

(続く)


(続き)

【2017−12−31 追加】

結局これが一番いいかな(下記)。← ベーゼンドルファー・インペリアルを感じさせると思う。

1952/53年モノラル録音(第2, 5番)

1950/51年モノラル録音(第3, 4番)


【追伸】 それにしても第5番《皇帝》という作品の第3楽章のリズムは変だなあ。

Beethoven_op_73_03

【譜例】 《皇帝》 第3楽章 ロンド アレグロ 変ホ長調 主要主題(midi

2017年12月26日 (火)

パガニーニ:24のカプリース/神尾真由子

Kamio

パガニーニ:24のカプリース
神尾真由子(ヴァイオリン)
2009年録音


私の評価:Stars5


このアルバムのジャケット写真は
>>セカンド・アルバムにてパガニーニの24のカプリースを世に出すぞ!
という確信と自信に満ちた神尾のポーズ。

アマゾンJP の同商品先行レビューアーさんは、

まず最初の第1番は、私がこれまで聴いた中でも他に例がないくらい非常に遅いテンポで、「お?これは今まで聴いたカプリーズの中でも違うぞ。面白い演奏なのかもしれない」と一瞬思ったが、結局ただ遅く、たどたどしさだけが浮き出している演奏で、特別なものは何も感じられなかった。

とお書きだが、それは違う。それは、そのレビューアーさんが「パガニーニ:24のカプリース 」の技巧だけを聴き、旋律・リズム・楽想を聴いていない証拠。
旋律を聴いて下さい。← 神尾のストラディバリの正確な一音一音と、力強いボーイングから。

追伸)同商品は音も良い(私のオーディオ環境:TANNOY Stirling HW, LUXMAN L-560, marantz sa-7s1)。

2017年12月23日 (土)

Debussy & Szymanowski Cathy Krier

Krier

Debussy & Szymanowski
Cathy Krier
2016年録音
(P) & (C) 2017 Avi-Service for music

Tracklisting

Claude Debussy (1862-19018) :

Images Book I L. 110 (1904/05)
01 I. Reflets dans l’eau 05:43
02 II. Hommage à Rameau 07:00
03 III. Mouvement 03:25

Images Book II L. 111 (1907)
04 I. Cloches à travers les feuilles 04:02
05 II. Et la lune descend sur le temple qui fût 05:20
06 III. Poissons d’or 03:30

07 Masques L. 105 (1890) 04:39

Karol Szymanowski (1882-1937)

Masques Op. 34 (1915)
08 I. Shéhérazade 10:21
09 II. Tantris le Bouffon 05:53
10 III. Sérénade de Don Juan 05:48

Total Time 55:33


【収録情報】
● ドビュッシー:映像 第1集(水に映る影/ラモー賛歌/動き)
● ドビュッシー:映像 第2集(葉ずえを渡る鐘/荒れた寺にかかる月/金色の魚)
● ドビュッシー:仮面
● シマノフスキ:マスク(仮面劇) Op.34(シェエラザード/道化のタントリス/ドン・ファンのセレナード)

 キャシー・クリエ(ピアノ)

 録音時期:2016年11月
 録音場所:フィルハーモニー・ルクセンブルク、室内楽ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

(HMV.co.jp より)


私の評価:才女キャシー・クリエの失敗作。期待はずれ:Stars1


残念ながら全体的に音がこもっている。
このアルバムの演奏は技巧的には申し分ない。

・第1曲「水に映る影」
最初は比較的リラックスして始まりジャズで言えばキース・ジャレットを思わせ、中間部は動的にオスカー・ピーターソンを思わせる。

・第7曲「仮面」
ドビュッシーにしては激しい。

その他の曲に特筆すべきものはない。
このアルバムは退屈する。
キャシー・クリエは、ドビュッシーの音楽を捕らえきっていないのか。ベールがかかったような演奏をしている。コンセプトが見えない。そして、このアルバムは彼女の過去3つアルバムに比して奇抜さが足りない。面白くない。大いに期待はずれ。

私の声が聞こえますか/みんな去ってしまった/臨月/中島みゆき ← これらのアルバムがよく聞こえるということはやはりウチのオーディオ・システムは徹底的にアコースティック志向だった(TANNOY Stirling HW, LUXMAN L-560, marantz sa-11s1, marantz sa-7s1)

1st_2

1st 『私の声が聞こえますか』 1976年4月25日発売

2nd

2nd 『みんな去ってしまった』 1976年10月25日発売

8th

8th 『臨月』 1981年3月5日発売


・参考 カテゴリー:オーディオ

2017年12月22日 (金)

アインシュタインの有名な論文「動いている物体の電気力学(Zur Elektrodynamik bewegter Körper, 1905)」におけるマクスウェル・ヘルツの方程式の形式化(マクスウェル・ヘルツの方程式のローレンツ変換不変を検証する)

Karakida_2

唐木田健一著『原論文で学ぶアインシュタインの相対性理論』


(以下『EMAN の数式掲示板』より)

唐木田健一著『原論文で学ぶアインシュタインの相対性理論(P.127)』 および 原論文『運動している物体の電気力学(Zur Elektrodynamik bewegter Körper, 1905 P.907)』より

Relativity_karakida_blog_fig_1


Naganuma

長沼伸一郎著『物理数学の直観的方法』


Maxwells_equations_20171203_1

静止系 K におけるマクスウェル・ヘルツの方程式を、上式(1)〜(6) とする。

Maxwells_equations_20171203_2

x 軸に沿って x のプラスの方向に速度 v で運動している運動系 k におけるマクスウェル・ヘルツの方程式を、上式(7)〜(12) とする。

今、私たちは、静止系 K におけるマクスウェル・ヘルツの方程式(1)〜(6) が、運動系 k におけるマクスウェル・ヘルツの方程式(7)〜(12) から見て、どのように見えるのかを知りたい。


ところで、下図は、長沼伸一郎先生著『物理数学の直観的方法』の「ベクトルの rot と電磁気学(P.66)」から導いた(つもり)。

Relativity_annalen_der_physik_fig_2

上図 1, 2, 3, 4, 5, 6 に、

Maxwells_equations_20171203_1

上式(1)〜(6) が当てはまるような気がする。

なぜなら、結局、磁場と電場は下図の「原点を頂点とする三角錐の底辺」を回転してるからである(導き方:図1マイナス図2、図3マイナス図4、図5マイナス図6)。

Relativity_annalen_der_physik_fig_6

次に、

Maxwells_equations_20171203_3

上式(13) (16) は、図1の「水車」の上を、その「水車」とは逆の方向に、その「水車」の回転速度と同じ速度で走っている観察者の「慣性系」を仮定すると、なんとなく当てはまりそうな気がします。しかし、(14) (15) (17) (18) の意味は分からない。

【補足】

ともかく、

_p78_20171206_2

式(13)〜(19) は、

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2017/11/post-3cb3.html における式(1)〜(6) に合致しており(ただし V = c、下記参照のこと)、

_p78_20171206

アインシュタイン著「相対性理論」内山龍雄訳「ローレンツ変換式をマクスウェル・ヘルツの方程式に適用した式(41ページ)」とも合致している(下記画像参照のこと)。

Maxwells_equations_20171206_blog_1




私は『運動している物体の電気力学(Zur Elektrodynamik bewegter Körper, 1905』において、下記さえ言えれば、その前のページまでは前置きだと思いますが・・・

Maxwells_equations_20171216_1

↑すなわち、この逆変換を

Maxwells_equations_20171203_3

に代入したら、

Maxwells_equations_20171216_2

になる。
検算したらそうなりました。当たり前ですが。


【2017−12−25 追加】

さらに、いろいろ悩んだが、結局、

Maxwells_equations_20171203_3


これについて幾何学的考察をしても、らちが明かない(幾何学的考察をしたい人はそれをしてもいいけど、私はやめた)。
これは『趣味で相対論(73 ページ 以降)』で得られる下の式 (1)〜(6) :

_p78_20171225_1

のアインシュタイン版:

_p78_20171225_2


これを

Maxwells_equations_20171216_2

に代入したら、

Maxwells_equations_20171203_3

になる。おわり。




_p78_20171229_2_2


(EMAN の数式掲示板より)

2017年12月19日 (火)

(C) Apple Music ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第12番、第7番『ラズモフスキー第1番』、第2番 エリアス弦楽四重奏団(2CD)

Elias
(C) Apple Music 検索キーワード:Beethoven Elias

さわがしい。平凡。買わない。


【収録情報】
ベートーヴェン:
● 弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18-2
● 弦楽四重奏曲第12番変ホ長調 Op.127
● 弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 Op.59-1『ラズモフスキー第1番』

 エリアス弦楽四重奏団
  サラ・ビトルロック(ヴァイオリン)、ドナルド・グラント(ヴァイオリン)
  マーティン・セイヴィング(ヴィオラ)、マリー・ビトルロック(チェロ)

 録音時期:2014年11月1日
 録音場所:ロンドン、ウィグモア・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

(HMV.co.jp より)

2017年12月17日 (日)

(C) Apple Music シューマン:クライスレリアーナ、子供の情景、ラヴェル:夜のガスパール イリーナ・ゲオルギエヴァ

Georgieva
(C) Apple 検索キーワード:Irina Georgieva

技巧派だと思う。そして、やや癖あるが、それが良い意味での個性になっていないと聞ゆ。買わない。


【収録情報】
● シューマン:子供の情景 Op.15
● ラヴェル:夜のガスパール
● シューマン:クライスレリアーナ Op.16

 イリーナ・ゲオルギエヴァ(ピアノ)

 録音時期:2014年11月2-7日
 録音場所:ライプツィヒ、ゲヴァントハウス、メンデルスゾーン=ザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

(HMV.co.jp より)

(C) Apple Music Schumann Romances - Music by Robert & Clara Schumann Céline Moinet, Florian Uhlig, Norbert Anger

Moinet
(C) Apple 検索キーワード:Celine Moinet

この人の音楽は緊張感あふれるものだったが、その後、普通の音楽になってしまった。買わない。Apple Music で聴けば十分。

【参考】

セリーヌ・モワネの「無伴奏オーボエ作品集」


【収録情報】

セリーヌ・モワネ〜シューマン:オーボエ曲集

シューマン:
● 3つのロマンス Op.94
● 子供の情景 Op.15より『トロイメライ』『炉端で』
● 6つのカノン風小品 Op.56
● レーナウの6つの詩とレクィエム Op.90より『私のばら』
● ミンネの歌 Op.101より『私の美しい星』
● 小さな子供と大きな子供のための12の連弾曲集 Op.85より『夕べの歌』
● 民謡風の5つの小品 Op.102より『ゆっくりと』『速くなく、充分に音を出して』『急がずに』

クララ・シューマン:
● オーボエとピアノのための3つのロマンス Op.22

 セリーヌ・モワネ(オーボエ)
 フローリアン・ウーリヒ(ピアノ)
 ノルベルト・アンガー(チェロ)

 録音時期:2017年
 録音方式:ステレオ(デジタル)

(HMV.co.jp より)

2017年12月14日 (木)

(C) Apple Music Mozart: The Great Violin Sonatas, Henryk Szeryng and Ingrid Haebler

Szeryng
(C) Apple Music 検索キーワード:Mozart Szeryng Haebler

シェリングとヘブラーのモーツァルト。
良い演奏だが、Apple Music で聴ければ十分。買わない。


2017年12月13日 (水)

リスト:巡礼の年 第2年 《イタリア》 《ヴェネツィアとナポリ》/イリーナ・メジューエワ

Mejoueva

フランツ・リスト:
巡礼の年 第2年 《イタリア》 《ヴェネツィアとナポリ》
イリーナ・メジューエワ
2017年録音


私の評価:失敗作。単調:Stars2


フランツ・リストの巡礼の年 第2年 《イタリア》 は、ラファエロ、ミケランジェロ、ペトラルカ、ダンテなどの芸術・文学作品にインスパイアされた作品集。
しかし、メジューエワは、彼女の技巧・タッチを生かしながらも(←「ダンテを読んで」「補遺」)
力づくで弾いている・・・ように聞こえる。
上記、芸術・文学作品のイメージが湧いてこない。
これはオススメしない。

追伸)第1曲「婚礼」の冒頭を聴いたときは、良い演奏だと思ったのだが・・・・。


【譜例】

Sposalizio_1
「婚礼」の冒頭(midi


Dante_sonata_1
「ダンテを読んで」 序奏(midi


Liszt_dante_sonata_2
「ダンテを読んで」 第1主題(midi


Dante_sonata_3
「ダンテを読んで」 第2主題(旋律と和音のみ。midi

2017年12月10日 (日)

私の声が聞こえますか/みんな去ってしまった/中島みゆき

1st_2

1st 『私の声が聞こえますか』 1976年4月25日発売


中島みゆきさんのファースト・アルバム『私の声が聞こえますか』

このアルバムにおける中島みゆきさんは、初々しい・・・というか、可愛い。あどけなく、優しい。

以下、主な楽曲についてコメントします。

●あぶな坂
記念すべきファースト・アルバムの第1曲は、ふるさとを捨てた者たちに投げかけられた歌。「あぶな坂」とは「中島さんの歌の世界」に転げ落ちゆく「下り坂」のことだろう。

●あたしのやさしい人
ブルージーまたはロックンロールまたはジャズっぽい。
サード・アルバム『あ・り・が・と・う』の収録曲「サーチライト」の歌詞に、

♪あたしがあんまりブルースを歌いすぎたから

と歌われるように、彼女のファースト・アルバム&セカンド・アルバムにはブルースが多い。

●信じられない頃に
一転して、フォークソング調の3拍子。例によって《すれ違い》の歌。ソプラノで歌われている。←私、この曲は好きだなあ。

●海よ
名曲。優しい。だが、流浪の歌。

●アザミ譲のララバイ
中島みゆきさんのデビュー・シングル。比較的軽快な3拍子系。中島さんの歌詞には珍しく「ララバイ」という語が連呼される。
夜に悩める魂を受け入れる。

●ひとり遊び
ひとりぼっちの鬼ごっこ。これも「鬼さんこちら 手の鳴るほうへ」が、連呼される。少し気味の悪い旋律を持つ佳作。

●「悲しいことはいつもある」は、ジャズ(!)。アイロニカル。

●「歌をあなたに」は、正調フォークソング。メッセージソング。応援歌。

●「渚便り」これも正調フォークソング。中島さんの初期の作曲技法が聞けると思う。

●時代
異論もあるだろうが、この曲は中島みゆきさんの最高傑作だと私は思う。
「歌姫」も「ファイト!」も「地上の星」も、この歌を超えることはできなかった。

【2018年6月11日 追加】

よく聴いてみると「歌姫」は「時代」に劣らない名曲ですね。





2nd

2nd 『みんな去ってしまった』 1976年10月25日発売


中島みゆきさんのセカンド・アルバム『みんな去ってしまった』は、彼女が「どの方向に行けば良いかを模索している・・・」ように聞こえるアルバム。

以下、各曲ごとに、コメントを書きます。

●雨が空を捨てる日は
歌詞の内容は「中島流」だが音楽はまるで歌謡曲のようです。

●彼女の生き方
少し怖いが、私の好きな曲。一転して、フォークソング調。反抗の歌。いきなり、

♪酒とくすりで 体はズタズタ

で、始まる。中島さんは、20代の時から薬をやっていたのか。

♪おかみさんたちよ あんたらの方が
♪あこぎな真似を してるじゃないか

この「おかみ」は政治家のこと?! もとい! 飛躍がすぎる。

●トラックに乗せて
正調ブルース。
この曲に、のちの中島さんのモチーフ「悪女」の片鱗がうかがえる。すなわち、グレている。

●「流浪の詩」はカントリー調。長いイントロを持つ。リズミック。8ビートに始まり16ビートに行く。
(「妬いてる訳じゃないけれど」もややカントリー調)。

●真直な線
ブルース。ジャニス・ジョプリン的イントロ。歌唱の部分はアップテンポに移行しロック調になる。中島さんのため息がまだ色気ない。

●「五才の頃」「忘れられるものならば」は、「時代」において聞かれるシンガー・ソング・ライターとしての中島さんの実力が聞ける。

●冬を待つ季節

♪春夏秋は 冬を待つ季節

このフレーズは平凡だが、なぜか、共感させられる。

●夜風の中から
4作目のシングル。4ビートの佳作。その歌詞は男性に仮託して書かれている。

●03時
この歌のモチーフは《すれ違い》。←それはのちにしばしば歌われる。

●うそつきが好きよ
軽快なロック調。ひねくれまくっている。

●忘れられるものならば

中島さんは、その後、この路線を行く。すなわち、失意と旅の歌。

・まとめ
このアルバムには中島さんの芸達者を聞けるが、まだ統一性がありません。
彼女は次のサード・アルバム『あ・り・が・と・う』で跳躍し、次の次のアルバム『愛していると云ってくれ』でさらに跳躍する。
このアルバム『みんな去ってしまった』は、その「甘ったるさ」が、耳触り良い。私、このアルバムが好きです。

「ショパンの旅路/高橋多佳子(7CD)」を少しずつ聴く(DISC 6, 7)

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/7cddisc-4-5-525.html の続き

==

Takahashi

ショパンの旅路
高橋多佳子
2000年〜2003年録音



● DISC 6 「霊感の泉」〜ノアンとパリ II

・バラード第4番 へ短調 作品52(譜例はココを参照のこと)
コーダのカタストロフィは、イマイチ効果的ではない。

・スケルツォ第4番 ホ長調 作品54
全体的にやや粗いが、後半の盛り上がりは快い。

・幻想曲 へ短調 作品49(譜例はココを参照のこと)
この荒っぽい演奏は、アヴデーエワ盤より良いかもしれない。

・3つのマズルカ(作品56)は、第2番が気に入った。

・ポロネーズ第6番 変イ長調 作品53『英雄』
中間部の強烈な打鍵は迫力あるが、その後の叙情的なパッセージは、もっと官能的に弾いて欲しかった。

・「子守歌 変ニ長調 作品57」は美しいが、ユニークさにおいて完璧ではないと思う。

● DISC 7 「白鳥の歌」〜ノアンとパリ III

・ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 作品58
フィナーレの技巧は激しい。美しい。スリルある。

・舟歌 嬰ヘ長調 作品60
抑制されるべきところは抑制し、他方「フォルティッシモ」は強い。そして、晩年のショパンの論理的技法を表現し得ていると思う。

・ポロネーズ第7番 変イ長調 作品61『幻想ポロネーズ』
『舟歌』と同様、抑制されているが、緊張感はかろうじて保たれていると言って良いと思う。最後の再現部は自然体。

・ノクターン第17番 ロ長調 作品62-1
これまた抑制された情念。
これは私が今までに聴いた「作品62-1」の中でもベストの部類に入るのではないだろうか?

●この商品全体のまとめ
総じて正統派であるが、ややムラがある。



【収録情報】
DISC 6
・バラード第4番
・即興曲第3番
・スケルツォ第4番
・ノクターン第16番
・幻想曲
・3つのマズルカ(作品56)
・ポロネーズ第6番『英雄』
・子守歌

DISC 7
・ピアノ・ソナタ第3番
・3つのマズルカ(作品59)
・舟歌
・ポロネーズ第7番『幻想ポロネーズ』
・ノクターン第17番
・マズルカ ヘ短調

(HMV.co.jp より)

2017年12月 7日 (木)

「ショパンの旅路/高橋多佳子(7CD)」を少しずつ聴く(DISC 4, 5)

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/7cddisc-6-7-fb5.html に続く

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/7cds-0e96.html の続き

==

Takahashi

ショパンの旅路
高橋多佳子
2000年〜2003年録音



● DISC 4 「マヨルカの風」〜マヨルカ島にて

・24の練習曲 作品28
優雅に弾いている。力強い曲もある。自然体あり、あるいはまた、恣意的演奏あり。最後の曲は技巧に聴き応えあり。ただし、この「24の練習曲」は、楽曲と楽曲のつながりが悪いと思う。←変な例えだが組曲に聞こえる。

・バラード第2番 へ長調 作品38
私はショパンのバラード2番という曲をよく知らないが、この演奏は高橋の技巧が生きていると思う。激しい。

・4つのマズルカ(作品41)は、逆に力強すぎる。

・スケルツォ第3番 嬰ハ短調 作品39
この演奏も高橋の技巧が生きていると思う。特にフィニッシュは圧巻、最高。

● DISC 5 「サンドとの愛」〜ノアンとパリ I

・ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 作品35 『葬送』
この『葬送』第1、2楽章は騒がしい。しかし、対照的に第3楽章は美しい。

・即興曲第2番 嬰ヘ長調 作品36
軽やか。

・ノクターン第13番 ハ短調 作品47
物悲しくも、乱れるのが良い。

・「3つの新練習曲」は多分あまり弾かれない作品。小品ながら説得力ある演奏だと思う。

・「前奏曲 嬰ハ短調 作品45」は、映画音楽みたいだ。美しい。



【収録情報】
DISC 4
・24の前奏曲
・ノクターン第12番
・バラード第2番
・ポロネーズ第3番『軍隊』
・4つのマズルカ(作品41)
・スケルツォ第3番

DISC 5
・ピアノ・ソナタ第2番『葬送』
・即興曲第2番
・ポロネーズ第5番
・タランテラ
・バラード第3番
・ノクターン第13番
・3つの新練習曲
・前奏曲 嬰ハ短調 作品45

(HMV.co.jp より)

2017年12月 4日 (月)

「ショパンの旅路/高橋多佳子(7CD)」を少しずつ聴く(DISC 1, 2 & 3)

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/7cddisc-4-5-525.html に続く

==

Takahashi

ショパンの旅路
高橋多佳子
2000年〜2003年録音


これは、日本人によるショパンに聞こえる。やっぱ、例えばスラブ系の人には負ける。だが、日本人も河村尚子さんのように頑張っている人がいるので、先入観なしに、これを聴こう。

このシリーズには、ショパンの生涯に渡る作品を年代順に構成したもの(各ディスクに表題がついている)。よって、ショパンの伝記を音楽で俯瞰できるのが良い。


● DISC 1 「ポーランドの心」

・練習曲 作品10
この人は、良い意味で不器用、そしてストレートな演奏をする。技巧、解釈、情感、力強さ、オリジナリティー、いずれも傷がない・・・が「もっと言いたいことを語り尽くしても良かった」かも知れない。だが、彼女の演奏の饒舌すぎないこと・・・それは良いと思う。

・『ドン・ジョヴァンニ』の『お手をどうぞ』による変奏曲 作品2 ピアノ独奏版
華やかな技巧。そして、この演奏からは「ショパンを弾く歓び」が聴こえるかも知れない。

・ノクターン第20番
文字通り表現豊かな演奏(コン・グラン・エスプレッシオーネ)だが、他のピアニストより良いとは思えなかった。

・ワルツ第13番&第14番&変奏曲『パガニーニの思い出(←これは6拍子)』
ショパンはワルシャワ時代にもワルツを書いたんですね。上記3曲、隠れた佳作を高橋はものにしている。


● DISC 2, 3 「旅立ち」〜ワルシャワからパリへ

・ノクターン 第3番 ロ長調 作品 9-3
このノクターンは私の好みに合う。高橋はノクターンがうまいのかも・・・。

・ボレロ ハ長調 作品 19
「ポロネーズ風ボレロ Boléro à la Polonaise(ニークス)」

・スケルツォ第1番 ロ短調 作品20
面白くない。小林愛実さんの方が迫力あるかも知れない。

・アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22
やっぱりこの人は「不器用でストレート」だと思う。悪い演奏ではないと思うが・・・。

・バラード第1番 ト短調 作品23
大音量で聴くと気持ちいい。ただし第2主題が弱いと思う。

・12の練習曲 作品25
これは冴えない。激しさが生きてない。

・スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31
同上。

・「ヘクサメロン変奏曲(第6変奏)」は珍しい曲。演奏も悪くない。



【収録情報】
DISC 1
・12の練習曲(作品10)
・『ドン・ジョヴァンニ』の『お手をどうぞ』による変奏曲
・ポロネーズ第11番&第12番
・マズルカ第49番&第50番
・ノクターン第20番『レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ』
・ワルツ第13番&第14番
・変奏曲『パガニーニの思い出』

DISC 2, 3
・ノクターン第3番
・ワルツ第1番『華麗なる大円舞曲』
・ボレロ
・スケルツォ第1番
・アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
・バラード第1番
・12の練習曲(作品25)
・即興曲第1番
・スケルツォ第2番
・4つのマズルカ(作品33)
・へクサメロン変奏曲

(HMV.co.jp より)

(C) Apple Music ブルックナー:交響曲全集(第00番〜第9番)、ミサ曲第3番、詩篇146、オルガン曲集 ゲルト・シャラー&フィルハーモニー・フェスティヴァ(18CD)

Schaller
(C) Apple Music 検索キーワード:Bruckner 8 Schaller

シャラーのブルックナーは、全集が完成したということなので、第8番のフィナーレだけを聴いて見た。
シャラーの演奏は、カラヤン、ヴァントのような古いタイプに思えた。これは、悪い演奏ではないが普通の演奏。
これは美しい。が、物足りない。買わない。

・ゲルト・シャラーのブルックナー全集の収録情報は HMV.co.jp を参照のこと。

(C) Apple Music ワーグナー:『ジークフリート』全曲 ヤープ・ファン・ズヴェーデン&香港フィル、マティアス・ゲルネ、サイモン・オニール、他(2017 ステレオ)(4CD)/ワーグナー:アリア集 ニーナ・シュテンメ、フランツ・ヴェルザー=メスト、小澤征爾、ウィーン国立歌劇場(2003-2013)

Zweden
(C) Apple Music 検索キーワード:Wagner Zweden

《ジークフリート》第3幕、ジークフリートとブリュンヒルデの二重唱は何だか古臭い歌い方をしている。過去に発売された《ジークフリート》第3幕との差別化がないと思う。これは美しい演奏だが美しいだけではダメだ。

《ジークフリート》第3幕の幕が下りる直前にて『もう神々の滅亡は決定的になったこと』を言い表すためには「トンデモナイ歌唱」が要求されると思うが、この演奏はその点、弱いと思う。
やっぱり退屈する。買わない。

【収録情報】
● ワーグナー:『ジークフリート』全曲

 ジークフリート…サイモン・オニール(テノール)
 ミーメ…デヴィッド・ケンジェロシ(テノール)
 さすらい人…マティアス・ゲルネ(バス・バリトン)
 アルベリヒ…ヴェルナー・ファン・メケレン(バス・バリトン)
 ファーフナー…ファルク・シュトルックマン(バス・バリトン)
 森の小鳥…ヴァレンティナ・ファルカス(ソプラノ)
 エルダ…デボラ・ハンブル(メゾ・ソプラノ)
 ブリュンヒルデ…ハイディ・メルトン(ソプラノ)
 香港フィルハーモニー管弦楽団
 ヤープ・ファン・ズヴェーデン(指揮)

 録音時期:2017年1月6-25日 ライヴ録音
 録音場所:香港カルチュラル・センター・コンサート・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

(HMV.co.jp より)




Stemme
(C) Apple Music 検索キーワード:Wagner Stemme

《ジークフリート 第3幕》
不老不死の神性から、人間の乙女になってしまったブリュンヒルデ。
この場面で、ブリュンヒルデを歌う歌手は、神と人間の両面を歌わなければならないが、ステンメの歌唱には神性も乙女チックもない。

また《ジークフリート 第3幕》で、ブリュンヒルデは「指輪の呪い」を忘れてしまう。神々の黄昏が決定的になってしまう。ステンメの歌唱にはその切迫感がない。
また《ジークフリート 第3幕》大団円・・・迫力に乏しい。平凡か(?)。退屈してしまう。下手だ。

イゾルデもイマイチか(?)。
買わない。

【収録情報】
ワーグナー:
1. 『さまよえるオランダ人』より「Johohoe! Traft ihr das Schiff im Meere an(ヨホホヘ! 大海原で、おまえたち、出会ったことがおありかね)」
2. 『さまよえるオランダ人』より「Wirst Du des Vaters Wahl nicht schelten?(おまえは、お父さんの選択に抗議しないのかい?)」
3. 『ワルキューレ』より「Raste nun hier, gonne Dir Ruh!(ここで止まろう! 休もう!)」
4. 『ジークフリート』より「Heil dir, Sonne! Heil dir, Licht!(お日さま・・・ありがとう! 光よ・・・ありがとう!)」
5. 『ジークフリート』より「 O Siegfried! Siegfried! Seliger Held!(ああ、ジークフリート! 幸せな勇者!)」
6. 『ジークフリート』より「Dort seh'ich Grane, mein selig Ross(あら、グラーネがいたわ。かわいい私の馬・・・)」
7. 『ジークフリート』より「Ewig war ich, ewig bin ich(永劫の昔から、ずっといつも)」
8. 『トリスタンとイゾルデ』より「Erfuhrest du meine Schmach(さあ、私の恥辱の意味を知りたいのなら)」
9. 『トリスタンとイゾルデ』より「Mild und leise wie er lachelt(イゾルデの愛の死)」

ニーナ・シュテンメ(ソプラノ)
トルステン・ケルル(テノール:1)
ファルク・シュトルックマン(バリトン:2)
フランツ・ハヴラタ(バス:2)
ヨハン・ボータ(テノール:3)
スティーヴン・グールド(テノール:4-7)
ウィーン国立歌劇場合唱団(1)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
小澤征爾(指揮:1,2)
フランツ・ヴェルザー=メスト(指揮:3-9)

録音時期:2003-2013年
録音場所:ウィーン、国立歌劇場
録音方式:ステレオ(ライヴ)

(HMV.co.jp より)

2017年12月 1日 (金)

臨月/中島みゆき

8th

8th 『臨月』 1981年3月5日発売


中島みゆきさんは、このアルバムをもって、フォーク・ソングから、ポップスに完全に移行する。

このアルバムに含まれる楽曲中、私の好きなフレーズ(あるいは気になるフレーズ)を集めて見た。

●第1曲
・最後の
♪あした天気になれ〜〜〜〜 ←みゆきさん、ものすごい肺活量

●第2曲『あなたが海を見ているうちに』
イントロは長調に始まる。

・第7行
♪忘れないでね 忘れたいんだ
♪言えない言葉 背中から背中へ

・最後の4行
♪持ったサンダル わざと落として
♪もう一度だけ ふり返りたいけれど

この歌の主人公は国道を裸足でさまよう。そこまでして、彼女は恋人への思いを断ち切る。

ちなみに、私が思い浮かべたこの歌の情景(下記)。

<---ここから--->

Ringetsu_m2

<---ここまで--->

●第3曲『あわせ鏡』
♪グラスの中に自分の背中がふいに見える夜は
♪あわせ鏡を両手で砕く 夢が血を流す

↑ああ、そうか、あわせ鏡って自分の背中をうつす道具だな。

♪なりたい夢となれる夢とが本当はちがうことくらい(略)

↑この歌の主人公にとって「なれる夢」って・・・何なのだろうか?

以下、ある女性リスナーさんの言葉を引用:

<---引用ここから--->
♪袖のほつれたシャツは嫌なの、あたい似合うから。
うぉーーー、なんて歌詞だ。
合わせ鏡は、後ろが見えないときに使う手だと思うけど、どんな意味なんだろう? みゆきさんの意図は、前も後ろも包み隠さず見えてしまう鏡って意味なんかな?
私は見たくないもの。
<---引用ここまで--->

●第4曲『ひとり上手』
F#m A Bm D C#7
♪私の帰る家はあなたの声のする街角
F#m C#m7 Bm7 C#7 F#m
♪冬の雨に打たれて あなたの足音をさがすのよ

ここでC#m7に行くのがいい。

♪心が街角で泣いている
♪ひとりはキライだとすねる

私はこのフレーズが何故か大好き。

●第5曲『雪』
三連符のピアノ伴奏。
「亡き父親の事を歌った曲である(ウィキペディアより)

●第6曲『バス通り』

私は30年前にこの曲を聴いたとき、この曲の「シチュエーション」はあり得ないと思った。しかし、今よく聴いて見るとそうではなかった:

そもそも、Aさん(=私)とBさん(=男性)は昔この『店』でよく待ち合わせしたりデートしたりしていたのだ。そしてAさんとBさんは今から『一年半前』に別れた。
しかし二人はその後もしばしばその『店』を訪れていた(?)
そしてある日、Aさんは『昔』を偲んで(あるいはBさんとまた会えるかも知れないと期待しつつ)その『店』を訪れていた。
そこへ無神経なBさんが、Cさんと同伴で(Cさん=Bさんの新しい恋人)その『店』を訪れ、Aさんに気づかれることなくAさんが座っていたボックス席の隣のボックス席に座って昔話をする・・・。

これなら筋が通る。

最後は過去との決別:
♪私は ガラスの指輪をしずかに落とす

●第7曲『友情』
♪時代というの名の諦めが
♪心という名の橋を呑み込んでゆくよ

『時代』を否定する歌詞?

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