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2017年8月 8日 (火)

『ブルックナー:交響曲全集(ただし00番と0番を除く)/イム・ホンジョン(Hun-Joung Lim)指揮/韓国交響楽団(10cds)』を少しずつ聴く/交響曲第1番ハ短調

http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/00010cds-2147.htmlに続く

==

Hunjoung_lim

Anton Bruckner
9 Symphonies
Korean Symphony Orchestra
Hun-Joung Lim
(P) 2017 Universal Music Korea


【収録情報】
● 交響曲第1番ハ短調 WAB.101(1891年ウィーン稿 G.ブロッシェ版)
● 交響曲第2番ハ短調 WAB.102(1877年稿 ノヴァーク版)
● 交響曲第3番ニ短調 WAB.103(1889年稿 ノヴァーク版)
● 交響曲第4番変ホ長調 WAB.104『ロマンティック』(1881年稿 ハース版)
● 交響曲第5番変ロ長調 WAB.105(シャルク改訂版)
● 交響曲第6番イ長調 WAB.106(ノヴァーク版)
● 交響曲第7番ホ長調 WAB.107(1885年稿 ハース版)
● 交響曲第8番ハ短調 WAB.108(1887年稿&1890年稿 ハース版)
● 交響曲第9番ニ短調 WAB.109(1894年初稿 オーレル版)

 韓国交響楽団
 イム・ホンジョン(Hun-Joung Lim)(指揮)

 録音時期:2015年10月29日(第1番)、2016年4月26日(第2番)、2015年5月12日(第3番)、2016年2月25日(第4番)、2016年9月9日(第5番)、2015年2月26日(第6番)、2014年11月21日(第7番)、2015年12月15日(第8番)、2016年12月1日(第9番)
 録音場所:ソウル・アーツ・センター
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

(HMV.co.jp より)



【交響曲第1番ハ短調 WAB.101】

【譜例】

【第1楽章と第4楽章の各主題について(抜粋)】

Bruckner_01_1
ブルックナー:交響曲第1番 第1楽章 第1主題(midi
第1楽章 アレグロ ハ短調 4分の4拍子。ソナタ形式。低弦のきざむ行進曲風のリズムに始まり、すぐにその上で第1ヴァイオリンが第1主題を奏していく。これは軽やかだが暗く、しかも、ごつごつして男性的で推進的である。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」38ページより)


Bruckner_01_2
ブルックナー:交響曲第1番 第1楽章 第2主題(midi
それにつづいて、変ホ長調で第1ヴァイオリンに第2主題がでる。これに、からまる第2ヴァイオリンも美しく、この主題は、柔和で表情豊かなものとなっている。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」38ページより)


Bruckner_01_3
ブルックナー:交響曲第1番 第1楽章 第3主題(midi
その頂点にいたって、「全力をもって、速度をいくらかおそくして(Mit vollster Kraft, im Tempo etwas verzögernd)と指定された第3主題がやはり変ホ長調で、トロンボーンでおおらかに、しかも宗教的雰囲気をただよわせながら吹奏される。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」39ページより)


Bruckner_01_4_4
ブルックナー:交響曲第1番 第4楽章 第1主題(midi
第4楽章 フィナーレ ハ短調 4分の4拍子。ソナタ形式。「運動的に、火のように(Bewegt, feurig)」と指定されている。全曲の頂点をなすもので、きわめて激烈な性格を持っている。(中略)この主題は、第1楽章の第1と第2主題の間の経過部を材料にしたもので、のちのブルックナーの交響曲での第1楽章の主題を終楽章で再帰させる方法の萌芽をみせる。この第1主題に加わる弦の動きも、のちに重要な役割をする。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」41ページより)


Bruckner_01_4_2_2
ブルックナー:交響曲第1番 第4楽章 第2主題(midi
木管の動機を反復し、クレッシェンドして、その頂点で、第1主題をだしてから、曲はまもなく第1ヴァイオリンとチェロで、なめらかに第2主題をを変ホ長調で示しはじめる。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」41ページより)


Bruckner_01_4_3
ブルックナー:交響曲第1番 第4楽章 第3主題(midi
主題を木管が繰り返してから、曲は、またハ短調にもどり、弦に第1主題に由来する動きを置きながら、金管にブルックナー得意のコラールふうの第3主題を吹奏させる。(作曲家別名曲解説ライブラリー5「ブルックナー」41ページより)


イム・ホンジョンの『ブル1』はテクスチュアや主題がよく聴こえ演奏は自然体。欠点のない快い演奏だと思う。ちなみに、演奏時間を単純に比較すると第1楽章はイム・ホンジョンのほうがシモーネ・ヤングより速く、第4楽章はイム・ホンジョンのほうがシモーネ・ヤングより遅い。だが前者の速いテンポの第1楽章は明晰かつ流れの良さを感じる(←またその明晰かつ流れの良さはその他の楽章にも感じられる)。

【演奏時間の比較】

13:30 + 12:32 + 08:46 + 14:16 = 49:08(シモーネ・ヤング)
11:32 + 11:21 + 08:51 + 14:56 = 46:40(イム・ホンジョン。ただし拍手を含む)

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