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2017年4月 7日 (金)

J. S. Bach: Das Wohltemperierte Klavier I Ann-Helena Schlüter

Schluter

J. S. Bach
Das Wohltemperierte Klavier I
Ann-Helena Schlüter (piano)
2016年録音
Hänssler Classic



【収録情報】
● J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV.846-869

 アン=ヘレナ・シュリューター(ピアノ)

 録音時期:2016年4月22-24日(Disc1)、2016年8月12-14日(Disc2)
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

(HMV.co.jp へのリンク)


このアルバムについては、私に貴重な意見を与えて下さるAさん(仮称)が高い評価をした:すなわちAさん曰く「私は平均律はマニアなので、この演奏の独自性については、ぱっと聴いても楽譜で一つ一つ指摘することができるぐらいですが(めんどくさいししないけど)、声部の強調が音色の表情付けで立体的になされており、これは今まで聴いたどの演奏とも違う、オンリーワンと思いました」←無断で引用してすみません(問題があれば削除します)

このアルバムについてのレビューは上記がすべてであるかも知れない。

しかし、私の印象をあえて書けば「アン=ヘレナ・シュリューターの平均律第1巻はどの曲も上手いが、長調の曲のほうが短調の曲よりも良い」と私は感じた。たとえば、es-Moll, f-Moll のフーガなども聴き応えあるが、Es-Dur の「前奏曲の序奏に続くフーガ」が良い。また、D-Dur の前奏曲と As-Dur の前奏曲&フーガなどは明るくて良い・・・そして、特に(快活な) G-Dur の前奏曲は健康的だと思った(ちなみにこの G-Dur はドラマ『刑事コロンボ』の「黒のエチュード」の中で指揮者に殺害された女性ピアニストが弾いていた)。

シュリューターのパフォーマンスは、基本的に『傑作(平均律第1巻)に対するオーソドックスなアプローチ』に重心が置かれていると思う。だが、彼女の平均律第1巻、後半(CD 2)において、fis-Moll の前奏曲のテンポが遅く、g-Moll の前奏曲のテンポがやや遅いと私は思った。たとえば、巨匠ヘルムート・ヴァルヒャの平均律第1巻旧盤(EMI)においても、後半のテンポに幅がある(g-Moll, h-Moll の前奏曲は不自然に速い)。それらは、一般的に、平均律を弾く時に演奏者が行う「解釈の範囲内」なのか? その質問に対しての私の答えは「No」である。やはり、それらの(2人の)テンポの幅は意図的、もっと言えば、自然体ではないと言われても仕方ないかも知れない。その点(テンポにおいてもアプローチにおいても)「ヒューイットの平均律第1巻旧盤(1997年録音)」は自然体だと思う。

私は「ヒューイットの平均律第1巻旧盤(1997年録音)」が好きだ。しかし、それは、録音されてから既に約20年を経ている。つまり、それは古い録音・・・よって、そろそろ、新しいピアニストによる平均律が出てきても良い頃だと思う。ちなみに「ヒューイットの平均律新盤(2008年録音)」は良くない(恣意的)。

アマゾンJPのデータを見ると「ヒューイットの平均律旧盤(1997/1999年録音)」「ヒューイットの平均律新盤(2008年録音)」よりよく売れているようだ。

私は、平均律(のスコア)を知り尽くしている訳ではない。また、私は、名演奏であるはずのマルティン・シュタットフェルトの「平均律第1巻」の良さが分からない。よって、シュリューターのこのアルバムに対する私の評価を星5つとする自信がない(暫定的に星4つ)。なぜなら『このアルバムに対する私の高い評価を見てこの商品を購入した人から文句を言われないため(そんな人、いないか(汗;;)』。

シュリューターの平均律はオーディオ的に、また、彼女のパフォーマンスにおいて、大音量で聴いてもほとんど疲れない・・・私は、平均律第1巻の性格(すなわちある種の一貫性と完成度の高さ)、そして、その演奏時間の長さ(約2時間弱)において(私の体力的に)途中で退屈したり疲れたりすることが多いにもかかわらず・・・。

追伸)「ヒューイットの平均律第1巻旧盤(1997年録音)」 b-Moll 前奏曲のテンポは遅く、h-Moll 前奏曲はやや速い(汗;;


【関連記事】

(C) Apple Music でやっと試聴できます/アン=ヘレナ・シュリューターの「平均律クラヴィーア曲集第1巻 (ピアノ) (2CDs)」


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