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2017年1月22日 (日)

Rachmaninov & Prokofiev: Cello Sonatas with two smaller pieces by Tchaikovsky, Nina Kotova Fabio Bidini

Kotova

Rachmaninov & Prokofiev: Cello Sonatas
Nina Kotova, cello
Fabio Bidini, piano
2014年録音
WARNER CLASSICS

Sergei Rachmaninov (1873-1943)
Sonata for cello and piano in G minor, Op. 19 [34:56]
1 Lento - Allegro moderato [12:29]
2 Allegro scherzando [6:26]
3 Andante [5:36]
4 Allegro mosso [10:24]

Sergei Prokofiev (1891-1953)
Sonata for cello and piano in C Major, Op. 119 [23:37]
5 Andante grave [11:06]
6 Moderato [4:38]
7 Allegro, ma non troppo [7:52]

Pyotr Ilyich Tchaikovsky (1840-1893)
8 Romance (No.5: Andante cantabile from 6 pieces, Op. 51) [5:21]
9 Meditation (No.5 from 18 pieces, Op. 72) [3:57]

Total Timing: 67:52


【収録情報】
● ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
● プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119
● チャイコフスキー:ロマンス Op.51-5
● チャイコフスキー:瞑想曲Op.72-5,

 ニーナ・コトワ(チェロ)
 ファビオ・ビディーニ(ピアノ)

 録音時期:2014年12月
 録音場所:ダラス、カルース・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

(HMV.co.jp より)


ニーナ・コトワ、大作(ラフマニノフ:チェロ・ソナタ)、傑作(プロコフィエフ:チェロ・ソナタ)に挑む。

私の評価:Stars4


私は、ラフマニノフ、プロコフィエフ、この2人の作曲家は苦手。だから、下記レビューは、引用部分を除いては、あまり参考にならないと思う。しかしながら、私は、ニーナ・コトワのこのアルバムを気に入りました。なぜなら、コトワというチェリストは(主観的で抽象的表現だが)リスナーに向いて演奏している(=リスナーにやさしい。フレンドリー)と感じるからです。彼女の演奏はソフトなのが良い。


楽曲についての大まかな説明は、ウィキペディアが参考になる。「ウィキペディア英語版(Cello Sonata (Rachmaninoff)より)」。それによると「ラフマニノフは(この作品19を)チェロ・ソナタと呼ぶのを嫌った。なぜなら、彼はこの作品においてチェロとピアノは対等であると思ったからである。Rachmaninoff disliked calling it a cello sonata because he thought the two instruments were equal.」また、同ページに「多くの主題は、ピアノにより開始され、それらは、チェロ・パートによって装飾・拡張される。Most of the themes are introduced by the piano, while they are embellished and expanded in the cello's part.」とある。

ピアノ・パートの重要性については、プロコフィエフのチェロ・ソナタについても同じことが言えると思う。なにしろ、プロコフィエフのチェロ・ソナタは、ロストロポーヴィチとスヴャトスラフ・リヒテルによる初演だからである(ウィキペディア日本語版(チェロソナタ (プロコフィエフ))より)

ただし、それぞれの作品(ラフマニノフとプロコフィエフのチェロ・ソナタ)の形式についての説明は、英語のリーフレット(輸入盤)にも書いてないようだ・・・どこかに書いてないかな・・・と思いつつ、グーグルで検索してみたら、下記ページを発見しました(←これは非常に参考になります)(←そして、当該ブログ開設者様へ、リンク快諾、有難うございます)。

eflatのチェロ講座/20世紀ロシア3大チェロソナタリサイタル楽曲解説(2012年11月9日)

上記ページによると「(ラフマニノフのチェロ・ソナタは)全楽章をとおして、厳格なソナタの形式を踏まえ、最後(第4楽章)もそれを踏襲している」「(プロコフィエフのチェロ・ソナタ、第1楽章の)一見、気まぐれに見えるこの楽章は、変則的なソナタ形式とみなすことができます」とのこと。

ラフマニノフのチェロ・ソナタもプロコフィエフのそれも、形式的にソナタ形式を踏襲しているということだが、それらは、ユニークにして難解なので、正直言って私には、それらのソナタ形式をつかめない(汗;;。

コトワのラフマニノフをアリサ・ウェイラーズテイン(ワイラースタイン)盤と比較すると、ウェイラーズテイン盤の方が、コトワのそれより力強くメリハリあり輪郭がはっきりしているので、前者の演奏の方が「聴き応えある」と思う人も多いと思う。

「コトワ盤」は、ビディーニのピアノ伴奏の音量が大きい。が、それは、ビディーニが、コトワを、よくサポートしているのか、それとも、よくサポートしていないのか・・・意見が分かれると思う。上記ラフマニノフのチェロ・ソナタも、プロコフィエフのそれもピアノ伴奏が重要だが、このビディーニの伴奏は、全曲の楽想の中で、適宜、控えめに弾いたり、または、エキサイトして弾いたりしていると思う。ただし、この2人のアンサンブルは、絶妙とまでは言えないと思う。


【最後に】

とは言え、コトワのラフマニノフは、第4楽章「アレグロ・モッソ」が鮮やか。コトワのプロコフィエフは、第1楽章の技巧が気持ち良い(9分40秒〜)。

 
 
Kotova
(C) Apple Music

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