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2016年11月 8日 (火)

メジューエワのベートーヴェンは本当にうまいのか

Mejoueva

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(10CD)(2011年ライヴ2CD付)(限定盤)
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音時期:2007年〜2009年(セッション録音)
録音場所:新川文化ホール(富山県魚津市)

以下、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全5集
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
バラで購入したものを、大雑把にまとめてみた

==========

【第1集】

Beethoven_01

CD1
・ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 作品2の1
・ピアノ・ソナタ第2番イ長調 作品2の2
・バガテル『喜びと悲しみ』 WoO54
・ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 作品81a『告別』
CD2
・ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 作品10の2
・前奏曲ヘ短調 WoO55
・ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 作品78
・ピアノ・ソナタ第25番ト長調 作品79
・ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 作品90
 録音:2007年5月、6月、9月&2008年2月、新川文化ホール(富山県魚津市)

Nos.1, 2 は若々しさが良い。
『告別』は魅力的ではない。
第1集を締めくくる第27番の第2楽章カンタービレは、もっと思いっきり歌っても良かったのに…。
その他の曲は無難に弾いていると思う。

==========

【第2集】

Beethoven_02

CD1
・ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 作品2の3
・ピアノ・ソナタ第19番 ト短調 作品49の1
・アレグレット ハ短調 WoO53
・ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 作品13『悲愴』
CD2
・ピアノ・ソナタ第5番 ハ短調 作品10の1
・ピアノ・ソナタ第20番 ト長調 作品49の2
・ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調 作品14の1
・ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 作品53『ワルトシュタイン』
 録音:2007年11月、2008年4月、6月、7月、新川文化ホール(富山県魚津市)

No.3 は堂々。風格あり。
No.19 はテンション高くて良い。
『悲愴』は粗いが私は気に入った。
No.5 テンポが速く技巧的。熱くて激しいのが良い。
No.9 第3楽章は鮮やかで良い。
『ワルトシュタイン』は豪快、技巧的・・・だが、アリス=紗良・オットの同曲演奏のようにもう少し優美だったら良かったと思う。←それにしても、メジューエワの弾く『ワルトシュタイン』第3楽章も、やはり、退屈する。

==========

【第3集】

Beethoven_03

CD1
・ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 作品7
・ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 作品22
・ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 作品26
CD2
・ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 作品27-1
・ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 作品27-2『月光』
・ピアノ・ソナタ第16番ト長調 作品31-1
・ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 作品54
 録音:2008年7月、9月、12月 & 2009年1月、新川文化ホール(富山県魚津市)

No.4 特に良くない。
No.11 は、ベートーヴェン自身によって「大ソナタ Grande Sonate」と名づけられた作品。この作品は、技巧的で華やかなので人気ある。メジューエワの演奏は第1〜3楽章は比較的地味でフツーの演奏。そして、第4楽章(ロンド中間部)で挽回していると思う。
No.12 堂々。風格あり。
No.13 この作品はユニークなので「メジューエワ的トリッキー&はったり」があると思いきや、激しくも美しい演奏であった。←ただし、物足りない(?)。
『月光』この曲は、メジューエワに合うと思う。これもはったり無し。第3楽章は激しく「good job」だと思う。
No.16 は、私が苦手な曲なので、コメントしづらいが、華やかで良い演奏だと思う。
No.22 ソナタ形式の楽章を持たない風変わりな作品。←メジューエワの同曲演奏について。←ノーコメント。

==========

【第4集】

Beethoven_04

CD1
・ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 作品10-3
・ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 作品28
・ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 作品31-2『テンペスト』
CD2
・ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 作品106『ハンマークラヴィーア』
・ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 作品111
 録音:2008年12月、2009年1月、3月、4月、5月、新川文化ホール(富山県魚津市)

No.7 悪くないが、良くもない。
No.15 出だしからして良い。第1楽章6分46秒の展開部から再現部に行くところをゆったり弾いている。第3楽章スケルツォは激しい。第4楽章を除いてほぼ欠点のない演奏。第4楽章は激しすぎる。
『テンペスト』良い意味でも悪い意味でメジューエワの実力が見えると思う。ただし、私はこの曲を好きではないので、的確な評価はできない(←メジューエワの『テンペスト』)
『ハンマークラヴィーア』少し癖ある演奏。コレも私が苦手な曲なので的確な評価はできません。
No.32 力強い演奏。テクスチュアは見える。第2楽章は、比較的長い(18分11秒)←おおらか。気に入った。

==========

【第5集】

Beethoven_05

CD1
・ピアノ・ソナタ 第10番ト長調 作品14の2
・ピアノ・ソナタ 第18番変ホ長調 作品31の3
・ピアノ・ソナタ 第23番ヘ短調 作品57『熱情』
CD2
・ピアノ・ソナタ 第28番イ長調 作品101
・ピアノ・ソナタ 第30番ホ長調 作品109
・ピアノ・ソナタ 第31番変イ長調 作品110
 イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 録音:2009年1月、5月、6月、11月、12月、新川文化ホール(富山県魚津市)

No.10 フツーの演奏。やや力強い。
No.18 悪くない。特に(メジューエワの)第4楽章「プレスト・コン・フォーコ」が良い。←この第4楽章はグールドの同楽章演奏と同じぐらい私は気に入っている。
『熱情』←私が好きなじゃない曲。←メジューエワは、よく演奏していると思う(技巧において)。←第3楽章のエンディングなど。
No.28 やや激しい。バックハウスのように優美に弾いて欲しかった。ただし、メジューエワは、この曲を、よく研究していると思う。
No.30 私の好きな「展開部から再現部への部分、第41小節〜(1分37秒〜)」は、一応官能的な演奏をしている。この曲も激しい(たとえば、第2楽章)。しかし、第3楽章は自然体。うまい。
No.31 第1楽章展開部の「8回にわたって転調」は、さりげなく行っている。第2楽章は、スロー。第3楽章は例によって例の如し。←「シューマン: 交響的練習曲 & ベートーヴェン: ソナタ No.31」ほどではないが、第3楽章、2度目の『嘆きの歌』のあと、フーガに入る前の「両手の和音+2小節」をメジューエワは遅く弾いている。そういうはったりは、私は好きなのでもっとやって欲しい。

【まとめ】

メジューエワのベートーヴェン。彼女は過ちを犯してない。うまいと思う。

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