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2016年10月 8日 (土)

Sophie Pacini plays Beethoven and Liszt Solo Piano

Pacini

Sophie Pacini
Beethoven / Liszt
2016年3月録音
Piano: Steinway
Warner Calssics

Ludwig van Beethoven 1770-1827
Sonata No. 21 in C Major, Op. 53 "Waldstein"
01 I. Allegro con brio [11.04]
02 II. Introduzione. Adagio molto [4.05]
03 III. Rondo: Allegretto moderato - Prestissimo [9.53]

Franz Liszt 1811-1886
Consolations, S172
04 I. Andante con Moto - [1.37]
05 II. Un poco piú mosso [3.56]
06 Ouvertüre zu Tannhäuser von Richard Wagner, S442 [16.34]
07 Réminiscences de Don Juan, S418 [17.07]
08 Liebestraum No.3 in A-flat Major, S541/3 [5.03]
09 Hungarian Rhapsody No. 6 in D-flat Major, S244/6 [7.18]

Total Time [76.40]

・・・

【収録情報】
● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』
● リスト:コンソレーション第1番 S.172-1
● リスト:コンソレーション第2番 S.172-2
● リスト:ワーグナーの歌劇『タンホイザー』序曲によるコンサート用パラフレーズ
● リスト: 『ドン・ジョヴァンニ』の回想
● リスト:『愛の夢』第3番
● リスト:ハンガリー狂詩曲第6番

 ソフィー・パチーニ(ピアノ)

 録音時期:2016年3月21-24日
 録音場所:ブレーメン放送ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

(HMV.co.jp より)

・・・

私はこの人(ソフィー・パチーニ)を客観的に評価することができない。なぜなら、私は、この人を、ひいきし過ぎているからである。
彼女が過去に世に出したアルバムは三つある。一つ目はモーツァルトとシューマン(2011年録音、ONYX)だが、私は、それをほとんど聴いてない。二つ目は、シューマンとリスト:ロ短調ソナタ(2012年録音、Avi Music)←「(このアルバムのリスト:ロ短調ソナタは)ミハエル・シューマッハのように前のクルマをスイスイと追い越すテクニックと冷静さを持っていると思う」。三つ目は、ショパン:ピアノ独奏曲集(2013年録音、Avi Music)であるが、これは、バラード4番は良かったが、幻想ポロネーズは悪かった。

さて、今回のパチーニの「ベートーヴェン:ワルトシュタイン&リスト:ピアノ独奏曲集(2016年録音、Warner Calssics)」。←HMV のページに「ソフィー・パチーニ、ワーナー・クラシックス専属契約第1弾!」と書いてある・・・つまり、このアルバムは、パチーニの、おそらく「ONYX」「Avi Music」から「ワーナー・クラシックス」への移籍&メジャー・デビューなのだろう。

● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』について
アリス=紗良・オットが、「ピアノ・ソナタ第21番『ワルトシュタイン』ハ長調、第3番 ハ長調、アンダンテ・ファヴォリ」において、ベートーヴェンの2曲のハ長調ソナタを選曲し、そして、「『アンダンテ・ファヴォリ』はもともと『ワルトシュタイン』の第2楽章として作曲された作品…(HMV.co.jp の商品説明より)というコンセプトのうちに、そのアルバムをまとめたのは、立派だった。

アリス=紗良・オット(1988年8月1日生まれ)と、パチーニ(1991年12月12日生まれ)は、歳の差、約3年4ヶ月・・・あ〜、二人とも若い(2016年10月現在、前者が28才。後者が24才)。「ワルトシュタイン」録音時の年齢は、前者が22才の時、後者が24才(若い!)。この二人のそれぞれの「ワルトシュタイン」において、24才の時のパチーニの演奏が強烈(パチーニの第1楽章コーダ、9分56秒、デカい音がする)、且つ、粗いのに対し、22才の時のアリス・紗良・オットの演奏は「大人」だと思う。

アリス・紗良・オットとソフィー・パチーニの「ワルトシュタイン」は似てる。紗良・オットより、パチーニの「ワルトシュタイン」は、確かに、粗い。しかし、どちらも、基本的にドイツ人の演奏だ。すなわち「ワルトシュタイン」という曲はいかにもベートーヴェンらしいしつこさがあるが、この二人はそれを生かしている。ただし、パチーニの方はやや南国的な奔放も聞こえ、パチーニの「ワルトシュタイン」は、上記とは矛盾するが・・・壊れている。その点、紗良・オットの「ワルトシュタイン」のほうが上(!)

※ 例によって、この二人ともこのソナタの第3楽章のコーダ、第464小節にて「オシア」を鮮やかに弾いてる(下記)。

● 「リスト:ピアノ独奏曲集」について
パチーニのリスト独奏曲集も、全体的に粗い。その中で「ワーグナー/リスト編『タンホイザー』序曲」は、最高の演奏だろう。それは、グールドの「ベートーヴェン/リスト編:交響曲第5番」に比較しても負けない・・・否、やっぱり、グールドのほうがうまい! グールドのほうが格が上!・・・「パチーニがグールドに負けない」というのは、パチーニを過大評価!←パチーニには迷惑!←あらら〜、ひいきのひきだおしだ(汗;;

Beethoven_op_53_2_01_02_2
第464小節(midi)とオシア(もう一つの弾き方。midi

・・・

【Apple Music】

Pacini_02_2
(C) Apple Music 検索キーワード:Beethoven Sophie Pacini
【注】 残念ながら、トラック10(Consolations, S172/3)は、私が購入したCDには、何故か入っていない。

・・・

追記)それにしても、このパチーニのニュー・アルバムは豪快で激しい!

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