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2016年2月19日 (金)

ヴィルデ・フラング plays ブリテン&コルンゴルト

Frang

Britten & Korngold
Violin Concertos
Vilde Frang, violin
Frankfurt Radio Symphony
James Gaffigan, conductor
2015年録音
warnerclassics.com

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Erich Wolfgang Korngold (1897 - 1957)
Violin Concerto in D Major, Op. 35

01 I. Moderato nobile 9'23
02 II. Romanze: Andante 8'50
03 III. Finale: Allegro assai vivace 7'23

Benjamin Britten (1913 - 1976)
Violin Concerto in D Minor, Op. 15

04 I. Moderato con moto - Agitato - Tempo primo 10'04
05 II. Vivace - Animando - Largamente - Cadenza - 8'10
06 III. Passacaglia: Andante lento (un poco meno mosso) 14'09

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【収録情報】
● コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.35
● ブリテン:ヴァイオリン協奏曲 op.15

 ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)
 フランクフルト放送交響楽団(hr交響楽団)
 ジェイムズ・ガフィガン(指揮)

 録音時期:2015年6〜8月
 録音場所:フランクフルト、ヘッセン放送
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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私の評価:少し甘いですが、星5つ。

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結論から言えば、ジェイムズ・ガフィガンの指揮が上手い。

・コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲
フラングは、おおらかに歌っている。シュタインバッハーと良い勝負している。前者のほうが、身振りが大きいような気がする。
そして、フラングは、リズム感も良い。

【譜例】

Korngold_35_1
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.35 第1楽章 冒頭
「わずか5音で2オクターヴの音程を駆け抜けて行く」(midi

--

・ブリテン:ヴァイオリン協奏曲
彼女は、一皮むけたのかも知れない。これは、フラングが、これまで発表した演奏中、ベストかも知れない。これは爆演である。ある種の野蛮な迫力(←大音量で聴くと痛快である)。すなわち、フラングの演奏は、荒々しく粗いが、高度な技巧を保つ。それは(この)作品の性格に合っている。そして、ガフィガンの好サポート:それは、ガフィガンが、ハルトマンを指揮したときを思い起こさせる。ガフィガンの好サポートがなければ、この演奏は破綻していたかも知れない。
ブリテンのヴァイオリン協奏曲というのは、なんとなくショスタコの Vn 協奏曲に似ている、と、思う。←ブリテンのヴァイオリン協奏曲は、第2楽章スケルツォの終わりに比較的長いカデンツァがあり、アタッカで、最終第3楽章につながる。最終楽章は、パッサカリアである。←しかし、それら2つの作品(ブリテン、ショスタコ)は、前者のほうが先に作曲された(ブリテン:ヴァイオリン協奏曲は、1939年完成。1951年改訂。ショスタコ:Vn 協奏曲は、1947年から1948年にかけて作曲された)。
第3楽章、8分11秒〜に管弦楽にて「戦争レクイエム」を思わせる怖い音楽が鳴る。
「第2楽章 - カデンツァ - 第3楽章」あたりに、フラングの野心と試みが聞こえる。←それは成功していると思う。

【譜例】

Britten_op_15_01
ブリテン:ヴァイオリン協奏曲 op.15 第1楽章 第1主題(midi

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【Apple Music】

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