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2015年9月 2日 (水)

【エントリー合体】 メジューエワの「平均律 第1巻」(前置き)&(本文)

2015年8月25日 (火)

メジューエワの「平均律 第1巻」(前置き)

Mejoueva

J. S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV 846 - 869
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
2014 / 2015 年録音

==

メジューエワの平均律を聴く前に、「平均律 第1巻」のフーガ(第16曲 ト短調 BWV 861)のアナリーゼを「作曲家別名曲解説ライブラリー J. S. バッハ」より引用する。

==

〔フーガ〕 4声部。この曲もそれほどすぐれた曲ではない。ただ構成が明確なんで、フーガ分析の一例として詳しく述べてみよう。
 主題は属音ニにはじまるので、応答は守調的。主題は、リズム的にも旋律的にも対照的な2つのモティーフAとBからなり、それに伴う対位句は、その両モティーフの反行形からなり、主題のAに対してB、Bに対してAが同時に対位するようになっている(次のページの譜例18は主題、譜例19は対位句)。いずれの間奏部もBモティーフによって展開される。全体は4部分に分かれる。

Fig_18_19

【ブログ開設者より】 下のBが上のBを逆さにしたものであることは、なんとなく分かるが、下のAと上のAの関係は私にはわからない。

 第1部(11小節、1〜12小節) アルト(主題) - ソプラノ(応答) - 第1間奏 - バス(主題) - テノール(応答) - 第2間奏。1小節の第1間奏は、ソプラノのニ短調からつぎのバスの入りのためにト短調に戻す。第2間奏はテノール(応答)のニ短調からト短調を経て、平行調たる変ロ長調で終止する。
 第2部(8小節、12〜20小節) アルト(主題) - バス(応答) - ソプラノ(主題) - 第3間奏 - バス、アルト(ともに主題でストレット) - 第4間奏。平行調たる変ロ長調ではじまり、バスとアルトのストレットののち、第4間奏は下属調ハ短調に終止する。
 第3部(8小節、20〜28小節) バス(主題) - ソプラノ(主題) - アルト(応答) - 第5間奏。この部分はハ短調にはじまり、第5間奏によって主調に復帰する。声部の入りが1つ少ないことを除けば、第1部とよく似ている。
 第4部(7小節、29〜34小節) ソプラノ、テノール、バス(ストレット、ともに主題) - 第6間奏 - アルト(主題) - テノール(主題)。ストレットが使用されているなど、これは第2部に似ている。
 以上のように4部分にわけられるが、既述のことの他、第1 - 20 - 34小節といった2部分にわけることも出来る。
作曲家別名曲解説ライブラリー J. S. バッハ 240ページより

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上のフーガ分析のために、アプリ Finale 2014.app for Mac を使って、音とスコアを、動画で、シンクロさせました(2つ作りました)。


(テイク1)


(テイク2)

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上の動画を見なくても、下のファイルをダウンロードすれば、同じものを、アプリで再生出来ます(ただし、Finale 2014.app for Mac あるいは、同アプリで作成したファイルを再生できるアプリが必要です)。

・「平均律 第1巻」のフーガ(第16曲 ト短調 BWV 861).musx file for Mac(コメントあり)
http://koshiro56.la.coocan.jp/blog/Bach_BWV_861_copy_5.musx

・「平均律 第1巻」のフーガ(第16曲 ト短調 BWV 861).musx file for Mac(コメントなし)
http://koshiro56.la.coocan.jp/blog/Bach_BWV_861_copy_4.musx

さらに、同曲スコアの pdf ファイルもあります。

・「平均律 第1巻」のフーガ(第16曲 ト短調 BWV 861).pdf file(コメントあり)
http://koshiro56.la.coocan.jp/blog/Bach_BWV_861_copy_5.pdf

追伸1)

上の「.musx」ファイル、他のファイル形式に、書き換え可能です(.mus など)。

追伸2)

上のファイル等に、大きな間違いがあるかも知れませんが、その場合、悪しからず。なお、間違いを見つけられた方は、それを、コメント欄にて、ご教示下されば幸いです。

==

【2015−8−27 追加】

・「平均律 第1巻」のフーガ(第16曲 ト短調 BWV 861).mus file for Mac(コメントあり)
http://koshiro56.la.coocan.jp/blog/Bach_BWV_861_copy_5.mus

・「平均律 第1巻」のフーガ(第16曲 ト短調 BWV 861).mus file for Mac(コメントなし)
http://koshiro56.la.coocan.jp/blog/Bach_BWV_861_copy_4.mus

追伸)

ところで、私が作ったスコア(すなわち、Finale 2014.app for Mac で作った「.musx file for Mac」「.mus file for Mac」)は、Finale NotePad 2012 for Windows / for Mac) で読めますかね? 私の Mac OS 10.9.5 には、セキュリティの関係上、Finale NotePad 2012 for Mac インストール不能なので・・・。

==========

2015年9月 1日 (火)

メジューエワの「平均律 第1巻」(本文)

Mejoueva

J. S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV 846 - 869
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
2014 / 2015 年録音

この平均律第1巻は、統一感がないが、遊び心があって、楽しめます。無難。

前半(Disc 1)

第1曲 ハ長調 前奏曲もフーガも、丁寧な和声の進行が良いと思う。
第2曲 ハ短調 前奏曲が激しすぎる。
第3曲 嬰ハ長調 ノーコメント。
第4曲 嬰ハ短調 5声部。115小節のフーガを無難に乗り切っている。うまい。
第5曲 ニ長調 前奏曲の最後から2つ目の小節のアルペジオをチェンバロのように速く弾いているが格好いい。
第6曲 ニ短調 手のこんだフーガの一つ(作曲家別名曲解説ライブラリー J. S. バッハより)。これも無難に乗り切っている。
第7曲 変ホ長調 ノーコメント。
第8曲 変ホ短調(前奏曲)/嬰ニ短調(フーガ) 「ストレットあり、主題の反行、拡大、拡大形の反行ありで、およそフーガ技法として考え得る限りのものが使用されている(作曲家別名曲解説ライブラリー J. S. バッハより)」←これも無難に乗り切っている。
第9曲 ホ長調 ノーコメント。
第10曲 ホ短調 ノーコメント。
第11曲 ヘ長調 ノーコメント。
第12曲 ヘ短調 風変わりなフーガ。沈痛(作曲家別名曲解説ライブラリー J. S. バッハより)。←このフーガは下手じゃないが、沈痛さが足りないと思う。

後半(Disc 2)

メジューエワの平均律第1巻、最初に聴いたとき、「第13曲 嬰ヘ長調」から「第19曲 イ長調」までは、退屈すると思ったが、何度か聴き直してみると、退屈しなくなった(←メジューエワの無難さに、私の耳が慣れてきたからだろう)。
「第19曲 イ長調」のフーガの第1音(主題にぽつんと孤立した音(作曲家別名曲解説ライブラリー J. S. バッハより))を強調している。←コレは気に入った。
第20曲 イ短調 「第20曲イ短調」の長いフーガは、メジューエワの弾く平均律第1巻のフーガの中では、一番、タフな演奏だと思う。
第21曲 変ロ長調 爽快な前奏曲。
第22曲 変ロ短調 101小節のフーガ。もうちょっと頑張って欲しかった。
第23曲 ロ長調 ノーコメント。
第24曲 ロ短調 前奏曲の左手の通奏低音風のバス(反復)を、レガートで弾いたり、ノンレガートで弾いたりして、遊んでいる。「第24曲ロ短調」のフーガは、少しずつ盛り上がっていく。7分12秒の熱演。

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