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2015年8月25日 (火)

メジューエワの「平均律 第1巻」(前置き)

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Mejoueva

J. S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV 846 - 869
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
2014 / 2015 年録音

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メジューエワの平均律を聴く前に、「平均律 第1巻」のフーガ(第16曲 ト短調 BWV 861)のアナリーゼを「作曲家別名曲解説ライブラリー J. S. バッハ」より引用する。

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〔フーガ〕 4声部。この曲もそれほどすぐれた曲ではない。ただ構成が明確なんで、フーガ分析の一例として詳しく述べてみよう。
 主題は属音ニにはじまるので、応答は守調的。主題は、リズム的にも旋律的にも対照的な2つのモティーフAとBからなり、それに伴う対位句は、その両モティーフの反行形からなり、主題のAに対してB、Bに対してAが同時に対位するようになっている(次のページの譜例18は主題、譜例19は対位句)。いずれの間奏部もBモティーフによって展開される。全体は4部分に分かれる。

Fig_18_19

【ブログ開設者より】 下のBが上のBを逆さにしたものであることは、なんとなく分かるが、下のAと上のAの関係は私にはわからない。

 第1部(11小節、1〜12小節) アルト(主題) - ソプラノ(応答) - 第1間奏 - バス(主題) - テノール(応答) - 第2間奏。1小節の第1間奏は、ソプラノのニ短調からつぎのバスの入りのためにト短調に戻す。第2間奏はテノール(応答)のニ短調からト短調を経て、平行調たる変ロ長調で終止する。
 第2部(8小節、12〜20小節) アルト(主題) - バス(応答) - ソプラノ(主題) - 第3間奏 - バス、アルト(ともに主題でストレット) - 第4間奏。平行調たる変ロ長調ではじまり、バスとアルトのストレットののち、第4間奏は下属調ハ短調に終止する。
 第3部(8小節、20〜28小節) バス(主題) - ソプラノ(主題) - アルト(応答) - 第5間奏。この部分はハ短調にはじまり、第5間奏によって主調に復帰する。声部の入りが1つ少ないことを除けば、第1部とよく似ている。
 第4部(7小節、29〜34小節) ソプラノ、テノール、バス(ストレット、ともに主題) - 第6間奏 - アルト(主題) - テノール(主題)。ストレットが使用されているなど、これは第2部に似ている。
 以上のように4部分にわけられるが、既述のことの他、第1 - 20 - 34小節といった2部分にわけることも出来る。
作曲家別名曲解説ライブラリー J. S. バッハ 240ページより

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上のフーガ分析のために、アプリ Finale 2014.app for Mac を使って、音とスコアを、動画で、シンクロさせました(2つ作りました)。


(テイク1)


(テイク2)

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上の動画を見なくても、下のファイルをダウンロードすれば、同じものを、アプリで再生出来ます(ただし、Finale 2014.app for Mac あるいは、同アプリで作成したファイルを再生できるアプリが必要です)。

・「平均律 第1巻」のフーガ(第16曲 ト短調 BWV 861).musx file for Mac(コメントあり)
http://koshiro56.la.coocan.jp/blog/Bach_BWV_861_copy_5.musx

・「平均律 第1巻」のフーガ(第16曲 ト短調 BWV 861).musx file for Mac(コメントなし)
http://koshiro56.la.coocan.jp/blog/Bach_BWV_861_copy_4.musx

さらに、同曲スコアの pdf ファイルもあります。

・「平均律 第1巻」のフーガ(第16曲 ト短調 BWV 861).pdf file(コメントあり)
http://koshiro56.la.coocan.jp/blog/Bach_BWV_861_copy_5.pdf

追伸1)

上の「.musx」ファイル、他のファイル形式に、書き換え可能です(.mus など)。

追伸2)

上のファイル等に、大きな間違いがあるかも知れませんが、その場合、悪しからず。なお、間違いを見つけられた方は、それを、コメント欄にて、ご教示下されば幸いです。

==

【2015−8−27 追加】

・「平均律 第1巻」のフーガ(第16曲 ト短調 BWV 861).mus file for Mac(コメントあり)
http://koshiro56.la.coocan.jp/blog/Bach_BWV_861_copy_5.mus

・「平均律 第1巻」のフーガ(第16曲 ト短調 BWV 861).mus file for Mac(コメントなし)
http://koshiro56.la.coocan.jp/blog/Bach_BWV_861_copy_4.mus

追伸)

ところで、私が作ったスコア(すなわち、Finale 2014.app for Mac で作った「.musx file for Mac」「.mus file for Mac」)は、Finale NotePad 2012 for Windows / for Mac) で読めますかね? 私の Mac OS 10.9.5 には、セキュリティの関係上、Finale NotePad 2012 for Mac インストール不能なので・・・。

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コメント

ふむむむ?
メジューエワも平均律を出してやしたか
たしかに1巻のg-mollフーガは主題からしてあまりに様式的で…
でも演奏の良し悪しはまた別ですね
興味あるところ

猫ねこネコnekoさんへ

こんにちは、KMです

>メジューエワ
>平均律
メジューエワの平均律は、いまのところ、つまり、私が、それを購入後、まだ、2日しか経ってませんが(8/25商品受領)、それを2〜3回聴いたところ、上手いのか、下手のなのか、よくわかりません(汗
そして、これ(メジューエワの平均律購入)を、きっかけに、再度、平均律第1巻と対峙しなければならないようです(←格好付けて言えば)。分かりやすく言えば、いろいろな演奏者の平均律と(メジューエワの平均律第1巻とを)聴き比べしなければならないようです。e.g. キース・ジャレット、Zhu Xiao-Mei、ヒューイット(新旧盤)、曽根麻矢子(これはチェンバロ版ですが、良い演奏だったという記憶あり。しかし、あまり聴いてない(汗)、さらにアシュケナージ(ただし、グールドとメジューエワは比較しない。グールドの平均律は比較の対象としては、レベルが高すぎるので)。したがって、メジューエワの平均律の感想を書くのは、時間がかかりそうです。

個人的にシュタットフェルトが別格中の別格と思いますが、あれは推移句をけっこういじってるんですね
原理主義者としては許せないかもだけど、バッハ自身鍵盤曲をあれこれ推敲した稿が残っていることを考えれば私は気にならない。シュタットフェルト版はカチッと決まってるし
2巻が大好きですが、いまだにBBCテューレックに固執している・・・
あれこれ新しいのは出てるんですが、財布的に追いきれません…

私は、シュタットフェルトの平均律第1巻持ってます

(そして、エドゥアルト・シュトイアーマンのシェーンベルクの場合と違い)

残念ながら、非常に例外的に、これ(シュタットフェルトの平均律第1巻)について、私は、猫ねこネコnekoさんとは嗜好が違いました

すなわち、シュタットフェルトの平均律第1巻、いかにも猫ねこネコnekoさんが好みそうな演奏ですが、私には個性的すぎます

補足)

「非常に例外的に」とは、猫ねこネコnekoさんの好みと私の好みが合わなかったことが「非常に例外的」だということです

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