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2015年6月14日 (日)

Wolfgang Rihm: Et Lux für Vokalensemble und Streichquartett (2009)

Et_lux

Wolfgang Rihm (*1952 )

ET LUX
Für Vokalensemble und Streichquartett (2009) [61:32)

Huelgas Ensemble

Axelle Bernage, Sabine Lutzenberger, Sopran
Terry Wey, Achim Schultz, Tenor
Stefan Berghammer, Matthew Vine, Tenor
Tim Scott Whiteley, Guillaume Olry, Bass

Minguet Quartett

Ulrich Isfort, Violine
Annette Reisinger, Violine
Aroa Sorin, Viola
Matthias Diener, Violoncello

Paul Van Nevel, Leitung

--

【前置き】

ヴォルフガング・リーム:『エト・ルクス(そして光)』
ネーヴェル&ウエルガス・アンサンブル、ミンゲット四重奏団

ドイツの作曲家ヴォルフガング・リーム[1952- ]による美しい部分が印象深い作品『エト・ルクス』が、増員ヴァージョンで登場します。
 もともとこの作品はカウンターテノール1名、テノール2名、バス1名の声楽4名と、弦楽四重奏のために書かれていますが、今回のヴァージョンでは、ソプラノ2名、テノール4名、バス2名の声楽8名と、弦楽四重奏で演奏されています。
 声楽パートの人数が2倍になり、上声部がより高い声質にシフトしたため、ルネッサンスっぽい部分の響きの透明度や力強い部分の迫力はさらに増しているものと思われます。
 2009年に書かれたこの『エト・ルクス』は、レクィエムを踏まえ、「そして絶えざる光で照らしたまえ」というラテン語テキストの断片を用いて構成された作品で、そのため今回はベルギーのルネッサンス専門の声楽グループであるウエルガス・アンサンブルが起用されたのかもしれません。弦楽四重奏はドイツのミンゲット四重奏団が受け持っており、この組み合わせでバッハ・フェスティヴァルなどで『エト・ルクス』のコンサートもおこなっています。
 ちなみにミンゲット四重奏団は、芸術は大衆に愛されるものであるべき、と唱えた18世紀スペインの哲学者パブロ・ミンゲットの名を冠したカルテットで、リームの弦楽四重奏作品の全曲録音プロジェクトを手掛けるほか、ルジツカやイェルク・ヴィトマンの弦楽四重奏全曲演奏もおこない、さらにゲルハーヘルなど声楽との共演も重ねるなど多方面で活躍するアンサンブルです。
 パウル・ファン・ネーヴェルは、バーゼル・スコラ・カントルムで学んだベルギーの指揮者。調査・研究も含めてルネッサンス・ポリフォニーの権威としても有名な存在で、手兵のウエルガス・アンサンブルを指揮してこれまで見事な成果を上げてきました。
 8人の声楽と弦楽四重奏によるルネッサンス風現代作品、ECMならではの心地よいサウンドが期待できそうです。(HMV)

【収録情報】

● ヴォルフガング・リーム:『エト・ルクス(Et Lux)』(声楽アンサンブルと弦楽四重奏のための)

 ウエルガス・アンサンブル
 ミンゲット四重奏団
 パウル・ファン・ネーヴェル(指揮)

 録音時期:2014年2月9-10日
 録音場所:アントワープ、Augustinus Muziekcentrum
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

(HMV.co.jp より)

--

ET LUX

In dieser Komposition erklingen Textfragmente der römischen Requiem-Liturgie. Sie erscheinen jedoch nicht "intakt" und in liturgisch korrekter Folge. Eher tauchen sie auf als erinnerte Bestandteile eines - wie in einer Anamnese - schrittweise vergegenwärtigten Zusammenhanges.

Es sind einzelne Wortverbindungen, die - immer wiederkehrend - zentrale Bedeutung ausstrahlen. Ganz im Zentrum: "... et lux perpetua luceat ...". In kreisendem Reflektieren werden die sowohl tröstlichen als auch tief beunruhigenden Schichten dieser Worte vielleicht spürbar.

Wolfgang Rihm

【訳/大意】

この作品では、ローマ(カトリック)のレクイエム典礼文が断片的に歌われる。しかし、それは「完全」ではなく、典礼上の正しい順番に則っていない。むしろ、それらは、一つのアナムネーシス(想起)の中で、少しずつ思い浮かべられた繋がり(文脈)の、回想された成分として浮かび上がる。

何度も繰り返し中心的意味を発するのは、言葉と言葉の結合である。(その繰り返しの)ド真ん中に「絶えざる光でお照らしください ... et lux perpetua luceat ...」が据えられている。それは循環しつつはね返されるが、その際、この(絶えざる光でお照らしくださいという)言葉の積み重ねは、慰めでもあり、また、もしかしたら深く不安をかき立てるものであると、感じられるかも知れない。

ヴォルフガング・リーム

(当該商品リーフレットより)

--

このアイテム(作品)は、コンセプトは良い・・・が、私の主観的感想は、残念ながら肝心の合唱が美しくない・・・もっと神秘的に、そして、むしろ、非ロマン的・非表現主義的に歌われ、演奏されたほうが良かったかも知れない。

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