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2015年6月 8日 (月)

リヒャルト・シュトラウス作曲:楽劇《バラの騎士》の感想文を、だらだら書く(4)

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・第3幕におけるライトモチーフ

23a フーガ主題(midi
Rosenkavalier_23a

「導入曲として極めて技巧的なフガートがあるが、その大部分が囁(ささや)きのように聞こえる。その主題(23)はすでに第1幕からヴァルツァッキの動機(11a、b)とし現れていたものである。そしてこの第4小節目にはこのイタリア人たちのお辞儀の動機(オクターブ下降)も現われる。それにつづいて、『陰謀をたすける人々』の動機(23b、c、d)が現われる。
 しかもこれらの諸動機をまとめる役割をしているのはオクタヴィアンの動機(1a)であり、いまやオクタヴィアンはオックスをやっつける陰謀の主謀者となり、ヴァルツァッキなどがこれに加わっていることが示されている。(渡辺護)」

【ブログ開設者より】私は、第3幕導入曲における動機(23a、b、c、d)を聴き取れない。第3幕導入曲は、フガート主題に乗って多くの動機が演奏されているようだが、私は、そのフガート主題が聴き取れない。ただひとつ、私に分かるのは、この導入曲は、複数のリズム、すなわち、「ポリリズム(2拍子系と3拍子系)」が生かされているということだ。

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23b 陰謀をたすける人々(midi
Rosenkavalier_23b

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23c 陰謀をたすける人々(midi
Rosenkavalier_23c

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23d 陰謀をたすける人々(midi
Rosenkavalier_23d

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24a 食卓のワルツ(midi
Rosenkavalier_24a

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24b 料理屋主人のワルツ(midi
Rosenkavalier_24b

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24c 給仕人ののワルツ(midi
Rosenkavalier_24c

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24d 無邪気をよそおうマリアンデル(midi
Rosenkavalier_24d

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24e オックスのいいわけ(midi
Rosenkavalier_24e_2

「(前略)マリアンデルは寝台を見つける(媾曳(あいびき)の動機9b、オーボエ)。オックスはマリアンデルの腰に手をかける。彼女はオックスに花婿の身であることを思い出させる(ゾフィーの動機15)
 これに対してオックスは騎士は都合の悪いことは外に置くのだ、ここには花婿がいるのではなく恋人がいるのだと云いわけをするが、ここでは嘲るようなワルツがオーボエで出る。(24e)(渡辺護)」

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24f オックスをじらすマリアンデル(midi
Rosenkavalier_24f

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24g センチなマリアンデル(midi
Rosenkavalier_24g

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25 アンニーナ(midi
Rosenkavalier_25

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26 警部(midi
Rosenkavalier_26

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番号なし 三重唱『私が誓ったことは…(Hab' mir's gelobt, Ihn lieb zu haben in der richtigen Weis'. 元帥夫人)』(midi
Rosenkavalier_numberless

「(前略)これに艶麗(えんれい)を極めた三重唱が続く。ところがこの、元帥夫人によって歌い出させれる3拍子のメロディーは、前にマリアンデルが酒を拒絶した部分のワルツの旋律を変えたものである(24b)。アーネスト・ニューマンは、何故こうしたのか判らないと云っているが、ウィリアム・マンは個々にファース(ファルス)と真の人間感情とを結びつける意義があると見ている。たしかにさっきまでは喜劇であったことが、ここでは深い感情に高められて、美しく歌い上げられるのである。(渡辺護)」

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27 愛の二重唱(midi
Rosenkavalier_27_4

(以上、楽劇《ばらの騎士》全曲/商品番号 TOCE-6444 - 46/東芝EMI株式会社(国内盤)リーフレットより。ただし「番号なし 三重唱「私が誓ったことは…」「作曲家別名曲解説ライブラリー R.シュトラウス」よりを除く)

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当ブログエントリー「ばらの騎士 譜例集」は、「Firefox v38.0.5」の「リーダービュー(記事のヘッダーやサイドバーなどを取り払って本文だけを表示する機能)」で見るほうが読みやすい。(下記)

Readerview

(続く)

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