« 高浜原発1・2号機 20年運転延長を申請/40年+20年=60年(2015年4月30日) | トップページ | イディル・ビレットのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集を少しずつ聴く(4) »

2015年5月 1日 (金)

John Cage One7 Four6 Sabine Liebner

Cage

John Cage (1912 - 1992)
One7 (1990)
Four6 (1992)
Sabine Liebner
WERGO
2012/13年録音

※楽曲の演奏時間は、それぞれ、30分。

楽曲解説については、HMV.co.jp をお読み下さい。

また、英語版ウィキペディアもご参照下さい(下記)。

・楽曲名「One7」「楽器の指定なし」「作曲年:1990」「This piece is the first part from Four6. The performer chooses 12 different sounds and plays within flexible time brackets. (この作品は、Four6 の第1部である。演奏者は、12の異なる音を選び、フレキシブルな括弧の技法で演奏する)(英語版ウィキペディアより)」
「フレキシブルな括弧の技法」については、私のブログのエントリー:ジョン・ケージの「ONE - ONE2 - ONE5をご参照下さい。

・楽曲名「Four6」「楽器の指定なし」「作曲年:1992」「Each performer chooses 12 different sounds and plays within flexible time brackets. The sounds must have fixed amplitude, overtone structure, etc. The first performer's part may be performed solo, as One7. (それぞれの演奏者は、12の異なる音を選び、フレキシブルな括弧の技法で演奏する。それらの音は、固定された振幅と倍音の構造その他を持たねばならない。(この作品の前に)第1演奏者が、独奏曲(すなわち、One7)を、演奏しても良い)(英語版ウィキペディアより)」

私は、Four6 より、One7 のほうが、断然好きだ。One7 の静寂は美しい。この曲の冒頭は、約33秒間、音が無い。One7 において奏される「音」は、演奏(パフォーマンス)というより、操作(オペレーション)であると思う。その「オペレーション」は、楽器と道具とストップウォッチがあれば、そして、《多様でやや複雑だが比較的演奏容易な》特殊奏法をマスターできれば、素人にも再現できるかも知れない(その意味で、One7 には身近さがある)。
他方、Four6 は、本来、4人で演奏される作品であり、One7 のオペレーションより複雑で、素人には再現できない(←リープナーは、Four6 を多重録音しており一人4役をこなしている。←これは、素人には再現できない)。そして、この Four6 は、さわがしい。

難(かた)すぎないオペレーションと静謐。←「One7」は、夜の音楽だと思う。One7 を、夜聴くと、その静寂に、私は、心奪われる(←加えて、「One7」は、昼間に大音量で聴くと、迫力が聞ける)。

このアルバムのリーフレットにはスコア(譜例)が載っていない。よって「ケージが記した音符や指示」←このアルバムはそれら分からないのが残念だ(←一方、ケージの「ONE」を含むアルバムには、ジャケットにスコアの一部が掲載されていたので、「ケージが記した音符や指示」が、演奏者によって如何に再現されるか? ←その有様を、一部、リスナーはイメージすることができる(下記)。

Cage_6
「ONE」前半/アルバム「ONE - ONE2 - ONE5」のジャケットより
(C) NEOS

« 高浜原発1・2号機 20年運転延長を申請/40年+20年=60年(2015年4月30日) | トップページ | イディル・ビレットのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集を少しずつ聴く(4) »

ケージ, ジョン」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/276661/59797952

この記事へのトラックバック一覧です: John Cage One7 Four6 Sabine Liebner:

« 高浜原発1・2号機 20年運転延長を申請/40年+20年=60年(2015年4月30日) | トップページ | イディル・ビレットのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集を少しずつ聴く(4) »

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

カテゴリー

無料ブログはココログ