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2015年3月24日 (火)

小菅優の「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ Nos 5 6 7 11 29」

Kosuge

ベートーヴェン:

Disc 1
ソナタ第5番ハ短調 作品10-1
ソナタ第6番ヘ長調 作品10-2
ソナタ第7番ニ長調 作品10-3

Disc 2
ソナタ第11番変ロ長調 作品22
ソナタ第29番変ロ長調 作品106「ハンマークラヴィーア」

小菅 優
2014 年録音

第4巻「超越」は、第1巻「出発」第2巻「愛」第3巻「自然」に比べると、小菅の個性・奔放が後退し、身振りが小さい演奏に聞こえた(私の第1印象)。

しかし、よく聴いてみると、作品10の3曲(第5、6、7番)は、小菅の「山椒は小粒でもぴりりと辛(から)い」技巧だけではなく、(特に第7番において)各楽章の楽想の変化に対応する繊細さがある。

そして、このアルバムは、「ソナタ第11番変ロ長調」と「ハンマークラヴィーア」が秀でている。

「ソナタ第11番変ロ長調 作品22」は、ベートーヴェンの自信作であり、ベートーヴェン自身によって「大ソナタ Grande Sonate」と名付けられた。
小菅の弾く「第11番 作品22」は優美且つ熱(あるいは力(りき))がある(特に第4楽章)。

ソナタ第29番変ロ長調 作品106「ハンマークラヴィーア」の長大な第3楽章ソナタ形式は、満ち潮がだんだん満ち、引いていくがごとし。第4楽章は技巧的、激しいけど、複雑なフーガの「テクスチュア(声)」と「流れ」がよく聞こえる。

追加)「『ベートーヴェンの後期ソナタ』は、小菅にとって、鬼門(?)じゃないだろうか?」と、私は書いたが、それは間違いだった。

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