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2014年2月18日 (火)

アンティエ・ヴァイトハースの「ベルク:ヴァイオリン協奏曲」

Berg_score

No.332 ベルク/ヴァイオリン協奏曲 [楽譜]
出版社: 日本楽譜出版社; A5版 (2013/5/29)

アマゾンの画像を見るとなんだか古臭い本に見えたので、大丈夫かなと思って購入したが、大丈夫だった。表紙に「Kleine Partitur(小さな総譜)」と書いてあるとおり小型。だが、おたまじゃくし、その他の記号、文字は、小さいが、つぶれてなくて奇麗に印字されている(くどいようだが、おたまじゃくし等は一応奇麗だが小さいから読みやすいとは言えません)。解説は、わずか6ページだが譜例が付いていて充実していると思う。
何より、安い。

--

Berg

Beethoven & Berg Violin Concertos Antje Weithaas(アンティエ・ヴァイトハース、ヴィオリン)
Stavanger Symfoniorkester(スタヴァンゲル交響楽団)
Steven Sloane, Dirigent(スティーヴン・スローン、指揮)
2012年録音
(P) + (C) 2013 Avi-Service for music Cologne/Germany

www.avi-music.de
www.sso.no

ベルクのヴァイリン協奏曲について

アマゾンの商品紹介にある「伸びやかなフレージングと端正な音楽作りで、押し寄せる様々な感情を浄化するような感動的な演奏」というのは的を射ていると思う。

アンティエ・ヴァイトハースは、アルカント・カルテット、つまり弦楽四重奏団の第1ヴァイオリニストだけあって、みずからリーダーとして音楽を作り出そうとすること、しかもオケに溶け込んでいることが、私は気に入った(上記スコアを見ると、ソロとオケは緻密な関係があるようだ)。スティーヴン・スローンの指揮とオケも好演している。
「のび」「つや」があるアラベラ・シュタインバッハーに比べると、濃厚さは薄いが、大音量で聴くと、迫力あるし、ヴァイトハースもよく歌ったり、適当にわめく、技巧を聞かせる・・・そして、ヴァイトハースのベルクは比較的明るいベルクだと思う・・・私の主観では「この作品がベルク自身へのレクイエムであるということへの思い入れ」は、彼女の演奏からはあまり感じられない。また私の主観では、この「ベルク:Vn 協奏曲」はソロが過度に輪郭を目立たせようとしていないという点(ソロとオケとの一体感)、ある種の室内楽的な響きを聞かせる点が、私は気に入った。まとめれば、このベルクは、リスナーの好みに依存するだろうが、上記のスコアと一緒に聴いて研究するのにぴったりだと思った。

【追加】

このベルクは、ライヴ録音だった。私はてっきりセッション録音だと思った。そう私が思ったその理由は、やっぱり節度ある(あるいは落ち着いた、冷静な)演奏だからだろうと思う。

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