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2013年12月 1日 (日)

ヒューイットのベートーヴェン(3) (Beethoven: Piano Sonatas, Vol. 4 Nos. 11 18 & 28)

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Hewitt

Beethoven:
Sonata No. 11 in B flat major Op. 22 [26'40]
Sonata No. 18 in E flat major Op. 31 No. 3 [23'14]
Sonata No. 28 in A major Op. 101 [22'33]
Angela Hewitt, piano
2012年録音

第11番は、全体的にひとりよがりかも。というか、ぼやけているかも。
・第1楽章
第1主題は、p(ピアノ)で始まり第5小節 fp で急に強なる。フィガロの序曲みたい。
この楽章のヒューイットのデュナーミクは粗いと思う。
・第2楽章 特になし
・第3楽章 トリオは力強いというより、やっぱり少し粗いか。
・第4楽章は、長くて(198小節)複雑な点を除けば、モーツァルト的ロンドだと思う。その(形式的)魅力をヒューイットは引き出し得ていない・・・ひとりよがりかも・・・。

第18番
私が好きな最終楽章は悪くないが期待はずれだった・・・グールドを超えて欲しかった。
その他の楽章は、第11番と似た印象を受けた。

第28番
クセあるが、気に入った。ブラボー!
これは、ファツィオリの響きが美しい。
ヒューイットの力強さ、デュナーミク、各楽章のめりはりがうまく行っていると思う(第2楽章以降を私は、オーディオの音量最大にして聞いてしまった)。
最終楽章のフーガが「低音から高音の順」に4声で開始されることに今更初めて気づかされた(今更気づいた私はアホか・・・)。ヒューイットが弾くそのフーガは、一部クセあり、気まぐれなフォルテあり(そのフォルテはスコアで確認できなかった)。しかし、そのフーガを含めて、ヒューイットは、第28番全楽章において、ベートーヴェンの後期ソナタが、モダン・ピアノに合っていることを示すことを、貫いているように聞こえる。異論を唱えられるかも知れんが、第28番におけるヒューイットはスマートだと思う。
ヒューイットの第28番最終楽章を聴いて不覚にも私は涙が出た。

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