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2013年7月16日 (火)

リストの「巡礼の年 第1年」聴き比べ(2)

Berman

巡礼の年(全曲)
ラーザリ(ラザール)・ベルマン
1977年録音

・第1年
荘重な曲は荘重に、牧歌的な曲は牧歌的に演奏している。
第1曲の荘重な「ウィリアムテル」と、第2〜4曲の対比がある。
たしかに、「ル・マル・デュ・ペイ」はうまい。そして、「ジュネーヴの鐘」でうまく締めくくっている。
模範的な演奏。しかしまとまりはない。基本的に技巧で演奏している。題材がイメージできない。魅力ない。

--

France_clidat

リスト:ピアノ作品集(14CD)
フランス・クリダ
1968/73 年録音

・第1年
多分、クリダが35才ぐらいの時の演奏。若々しい演奏。
ベルマンに比べれば粗いが、彼女の演奏を「粗い」と言うと、リストは弾けないと思う。「ル・マル・デュ・ペイ」でやっと盛り上がるベルマンの演奏は大人しすぎる。乱れるべき時は乱れないと面白くない。たとえば、クリダの第5曲「嵐」は強烈であり、第6曲「オーベルマンの谷」も激しい(ホロヴィッツと解釈が似ているかも)。この第1年は、若干不安定で散漫かも知れないが、この第1年は、作品に「対応」した演奏であり、彼女は題材に応じた演奏をしていると思う。

(つづく)

==

ベルマンの「第1年」
彼のスキのない技巧。模範的な演奏。「オーベルマン」と「ル・マル・デュ・ペイ」のロマンティシズム。それらを「魅力ない」とするのは反感買うだろう。
この人もまた「第3年」は良かったような気がする。全曲をじっくり聴いてみないと、ベルマンの「巡礼の年」は評価できんかな〜。

(2013−7−16)

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