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2013年5月16日 (木)

シュタインバッハーの「ブラームス:ヴァイオリン協奏曲」

Steinbacher

Brahms
Violin Concerto D-Major op. 77 (42'35)
Arabella Steinbacher, violin
Wiener Symphoniker
Fabio Luisi, conductor

Schumann
Symphony No. 4 D-Minor op. 120 (29'54)
Wiener Symphoniker
Fabio Luisi, conductor

Live Recording 2007

シューマンについては、ノーコメント。

ブラームスについては期待どおり良かった。

私はブラームスが嫌いだ。ただし、交響曲第2番は好き。そして彼の Vn 協奏曲は嫌いではない。

この CD を買って初めて、ブラームスの Vn 協奏曲の構造を、ウィキペディアで調べてみたが、その(ウィキペディアに書いてある)内容を読みながら、シュタインバッハー&ルイジの演奏を聴くと、2人の演奏は、若干つめが甘く聞こえた。たとえば「オーケストラによる第2主題の提示がないまま(中略)第2提示部へ入る」 <---ココのオケによる提示部から、ヴァイオリンの長いアインガングは緊張感・高揚感・迫力が足りないような気がする。しかし、このライヴ録音において、2人が、ガチガチに形式的に演奏すると良くないかも知れない・・・。
すなわち、シュタインバッハー&ルイジは形式より流れを重んじたのかも・・・この演奏はライヴ録音であるので流れがよい。
そして「作品の形式」が複雑な割には、聞きやすい演奏。

あと、思いつくまま、この演奏の印象を羅列する・・・。

まず、他人のレビューから引用させて頂く・・・
「のびやかなフレージングと温かみを失わない音色で情感豊かに弾き上げており、音楽がギスギスしたり、縮こまったりしていないのがよい(Berg: Violin Concerto Steinbacher Deadman returns さん HMV より)」

ノーブル。呼吸がうまい。力の抜き方がうまい。雄弁というより流麗(つまり多彩な楽想が自然体に展開する)。そしてなにより、シュタインバッハーの美音とボーイングに酔わされた。

【2016−5−3 追加】

アラベラ・シュタインバッハーが「ブラームスの協奏曲」で聞かせた、人を酔わせるボーイング(特に展開部、トラック1の12分46秒あたり)が、私のお気に入り

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コメント

私もブラームスは苦手ですが、彼の本領は室内楽で、しかもホルントリオが好きです
割とリゲティとのカップリングのアルバムがあるので興味を持っていただけたらと思います
http://www.hmv.co.jp/search/keyword_ligeti+brahms/target_SEARCH/type_sr/

あと、以前シューベルトの話題でしたが、私はバドゥラ・スコダの楽興の時他を聴いてなかなか気に入りました。そのうちソナタも買って聴くかも

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