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2013年4月23日 (火)

エリザベス・ワッツ(ウォッツ)のシューベルト

Watts

SCHUBERT: LIEDER
Elizabeth Watts, soprano
Roger Vignoles, piano
2008 年録音

1. An den Mond, D 193
2. Suleika I, D 720
3 . Im Abendrot, D 799
4. Sei mir gegrüßt, D 741
5. Die Forelle, D 550
6 . Heimliches Lieben, D 922
7. Der Sänger am Felsen, D 482
8. Thekla: eine Geisterstimme, D 595
9. An die Sonne, D 270
10. Aus "Diego Manzanares" : Ilmerine, D 458
11. Nacht und Träume, D 827
12. Frühlingsglaube, D 686
13. Die Blumensprache, D 519
14. Nähe des Geliebten, D 162
15. An die Nachtigall, D 497
16. Liane, D 298
17. Des Mädchens Klage, D 191
18. Nachtviolen, D 752
19. Marie, D 658
20. Lambertine, D 301
21. Die Männer sind méchant, D 866/3

往年のシュワルツコップや、ルチア・ポップのシューベルトを聴くと、典型的腹式呼吸で歌っているように聞こえる。それは、二人が歌う「糸を紡ぐグレートヒェン」を聞けば分かる。
腹から空気を出して、喉で調節するほうが、ドイツ語を美しく発声でき、より表現豊かに歌えるような気がする。

エリザベス・ワッツは「腹」からではなく、もっと「喉」に近いところから声を出しているように聞こえる。それは近年の歌手たちの歌い方の傾向であろう。

デジタル録音の録音技術、コンサート・ホールの音響効果、それらの進歩が、昨今の歌手の歌唱法を変えたのかも知れない。
それにつられて、リスナーである私たちも、優れた録音技術による新しい音源は長時間繰り返し聴くが、それに対し、たとえば、ルチア・ポップの歌唱、一発でリスナーをノックアウトするルチア・ポップの歌唱を聴くとき、リスナーは彼女の同一音源を長時間繰り返し聴くことはしまい。つまり、ルチア・ポップの歌唱は乾坤一擲(?)なので何度も聴くと疲れる。

エリザベス・ワッツのこのシューベルト歌曲集は、意外に良かった。

収録曲は「ます」「ズライカ1」「ハナダイコン」以外は知らない曲ばかり・・・。ネット上に『シューベルト歌曲対訳集』がアップロードされているので、このアルバムの収録曲の半数以上は日本語歌詞対訳を見ながら聴くことができる。彼女の表現力を聴くために、歌詞を追うのは楽しい(移調。伴奏者との合わせ方など)。

エリザベス・ワッツは、次のバッハ:カンタータ集で飛躍したと思う。
今後、無理な発声で声を痛めて短命に終わらないで欲しい。

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