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2012年9月20日 (木)

ブニアティシヴィリのショパン

Khatia

Chopin
Khatia Buniatishvili

Waltz in C-sharp minor op. 64/2
Sonata No. 2 in B-flat minor op. 35 “Funeral March”
Ballade No.4 in F minor op.52
Piano Concerto No. 2 in F minor op.21
Mazurka in A minor op.17/4

Orchestre de Paris
Paavo Järvi
2011 / 12 年録音

気に入った。

粗いが恣意的ではない。

私の中では、このアルバムは東日本大震災への追悼だ。

アルゲリッチは、ソナタ3番を1967年に録音し、ソナタ2番を7年後の1974年に録音している。
華やかな3番を完璧に演奏したアルゲリッチ・・・しかし死者のために書かれた作品である2番をアルゲリッチが、自信をもって(彼女自身が満足できる演奏を)世に出せるまでには、3番を録音したのち7年の時間を要した・・・。

アルゲリッチの「葬送行進曲」のトリオは天国的である。そして、アルゲリッチが弾く「葬送行進曲」のテーマとトリオは対比が強調されている。ブニアティシヴィリの「葬送行進曲」のテーマとトリオは、対比と表現が抑制されているように聞こえる・・・いまだ天国を見出せず静かに悲しみが消えるのを待つ東日本大震災の犠牲者・被災者にとって、ブニアティシヴィリの「葬送行進曲」のほうが、アルゲリッチのより合ってると思う。

この CD は大音量で聴くとノイズが聞こえる。しかし、気にならない。

この葬送行進曲は、失える祖国を哀悼する意図から創られたものであるとする見方もあり、全曲はその考えをいっそう拡大し、強調したものと解釈することも可能だろう。ショパン(作曲家別名曲解説ライブラリー)41ページより


【2016−2−10 追加 ショパン:バラード第4番 作品52 ブニアティシヴィリの演奏について】

パチーニに比べれば《過度ではない》演奏。《適度に》メランコリック。《適度に》叙情的。よく歌っており、《適度に》技巧的。技巧的だが余裕を感じさせる。右手と左手のバランスが良いと思う。ポリフォニーも良い。コーダも良いし、私は、パチーニ、河村、メジューエワ、ブニアティシヴィリのなかで、ブニアティシヴィリの「ショパン:バラード第4番」が一番気に入った。


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