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2012年2月17日 (金)

アン・アキコ・マイヤースの「バッハ:ヴァイオリン協奏曲集」

Akiko

'AIR' - The Bach Album

1. 'Air' from Orchestral Suite No.3 in D major BWV 1068 (arr.Jeff Kryka) (5:13)

Violin Concerto No.1 in A minor BWV 1041
2. i Allegro moderato (3:35)
3. ii Andante (6:21)
4. iii Allegro assai (3:28)

Violin Concerto No.2 in E major BWV 1042
5. i Allegro (7:35)
6. ii Adagio (6:42)
7. iii Allegro assai (2:44)

8. 'Largo' from Concerto for Harpsichord in F minor BWV 1056 (3:18)

Concerto for Two Violins, Strings and Continuo in D minor BWV 1043
9. i Vivace (3:38)
10. ii Largo ma non troppo (6:16)
11. iii Allegro (4:39)

12. Ave Maria (Bach/Gounod) (arr.Jeff Kryka) (4:05)

Anne Akiko Meyers, violin
Steven Mercurio, conductor
English Chamber Orchestra
Recorded: 2011
eOne Records

レイチェル・ポッジャーは全然面白くないし、ユリア・フィッシャーは聞き飽きたので、アン・アキコ・マイヤースを買ってみたらこれは良かった。マイヤースの演奏は程良く個性がありしかも新鮮である。BWV 1041 は第3楽章が良い。BWV 1042 は第2楽章の音楽が止まるところ(3分06秒)が美しい。ヴァイオリンの音も美しい。

「2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV 1043」

演奏者名が一人しか書いてないので「もしかしたら」と思ったらやっぱりマイヤースが一人で二人分演奏していた。第1、第2ヴァイオリンをそれぞれ「1697 'ex-Molitor/Napoleon' Stradivarius」「1730 'Royal Spanish' Stradivarius」で演奏している。マイヤースが言うには前者は「golden purity」であり後者は「darker timbre」であるらしいが私にはその違いが分からない(じゃあ、他の曲はどっちで演奏しているのだろうか?)。彼女は前者をロンドンで録音し、後者をニューヨークでダビングしている。しかし、BWV 1043 を一人で演奏するという試みは面白いし、ユニークであり、このアルバムを退屈させないし、何よりも、彼女の粋な個性が感じられ私は気に入った。

【追加】
アマゾンの商品の説明より
Anne is quoted as saying "It was magical recording the Bach album with the English Chamber Orchestra and the 'Ex-Molitor/Napoleon' Stradivari violin, dated 1697. The special combination of beautiful repertoire, including 'Air', 'Largo' and 'Ave Maria', the Violin Concertos and the fresh take of recording both parts of the Double Concerto on 2 different Strads, was pure joy to make!"

アンいわく「イギリス室内管弦楽団と共演し、1697年製ストラディヴァリウス 'Ex-Molitor/Napoleon' を弾いて録音したバッハ・アルバムは魅惑的録音だった。美しいレパートリー『G線上のアリア』『ラルゴ』『アヴェ・マリア』『ヴァイオリン協奏曲』はユニークな選曲だと思うし、なかんずく『2つのヴァイオリンのための協奏曲』の2つのパートを2つのストラディヴァリウスで録音したことはこれまでにないことだったのでそれを成し遂げるのは純粋な喜びだった」

--

しかし、バッハ:ヴァイオリン協奏曲集、私の一番のお気に入りは、ムローヴァである。

Mullova
1995年録音、現在廃盤

J. S. バッハ
ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV 1041
ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV 1042
ヴァイオリン協奏曲 ト短調 (BWV 1056)
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 (BWV 1060)

ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)Viktoria Mullova, violin

ムローヴァ・アンサンブル The Mullova Ensemble
アラン・ブリンド(ヴァイオリン) Alan Brind, violin
ローレン・クェネル(ヴァイオリン) Laurent Quenelle, violin
エーリッヒ・クリューガー(ヴィオラ) Erich Krüger, viola
マヌエル・フィッシャー=ディースカウ(チェロ) Manuel Fischer-Dieskau, cello
クラウス・シュトル(コントラバス) Klaus Stoll, double bass
マルコ・ポスティンゲル(バスーン:BWV 1060) Marco Postinghel, bassoon
ロバート・アルドウィンクル(チェンバロ) Robert Aldwinckle, harpsichord
録音:1995年7月23 - 25日、アムステルダム
PHILIPS

ムローヴァ・アンサンブル
共演のムローヴァ・アンサンブルは、彼女がヨーロッパ第一線で活動している演奏家を集めて編成したもので、彼女は最近このメンバーとヨーロッパの音楽祭などで室内楽をよく行っている。ヴァイオリンのアラン・ブリンドはロンドンの王立アカデミー出身で、BBC の若い音楽家コンクールで第1位をとり、現在ヨーロッパで活発に活動中。やはりヴァイオリンのローレン・クェネルはパリ生まれ。ドゥーカンやジグモンディに師事し、現在はアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールフドのメンバーである。ヴィオラのエーリッヒ・クリューガーは旧東ドイツ出身、1981 年以来ベルリン放送交響楽団の首席奏者を務めている。チェロのマヌエル・フィッシャー=ディースカウは大歌手ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウの息子である。ベトヒャーやシュタルケルに師事、北ドイツ放送交響楽団で活動している。クラウス・シュトルはベルリン・フィルの首席コントラバス奏者として活動、チェロの J. バウマンとのベルリン・フィル二重奏でも知られている。オーボエのフランソワ・ルルーはパリ音楽院でピエルロやブルグに師事し、パリ・オペラ座の首席オーボエ奏者を経て、現在はバイエルン放送交響楽団の首席を務めている。マルコ・ポスティンゲルはイタリア出身のバスーン(ファゴット)奏者。トゥーネマンに学び、パリ管弦楽団の首席を経て、バイエルン放送交響楽団の首席となっている。チェンバロのロバート・アルドウィンクルはロンドンの王立アカデミーの出身。独奏者としてはもちろん、ヨーロッパのさまざまな室内楽団やオペラでチェンバロを担当、オペラの指揮も行っている。
寺西基之 (C) 1996
(リーフレットより)

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