2011 年に私が購入した CD ベスト 10
2011 年に 私が購入し、気に入った CD ベスト10(順位なし)。
ただし、録音または発売日が比較的新しいもの。
ミカエル・ジャレル:『カッサンドル』 (1994)〜アンサンブルと女優のための朗読オペラ アストリッド・バス(朗読)アンサンブル・アンテルコンタンポラン スザンナ・マルッキ(指揮)2008年録音
PIERRE JODLOWSKI - Drones, Barbarismes, Dialog / No Dialog, Sophie Cherrier flute, IRCAM Ensemble intercontemporain, Susanna Mälkki conductor, 2007 / 2009年録音
Bartók: Andante for violin and piano(1902) Sonata for violin and piano(1903) Hungarian Folksongs for violin and piano(1902) Sonata for solo violin(1944) Elise Båtnes violin, Håvard Gimse piano, 2005 / 07 年録音
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op. 82, リスト:スペイン狂詩曲 S. 254, ハイドン:ピアノ・ソナタ ホ短調 Hob. XVI: 34, スクリャービン:ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op. 6 ヴァネッサ・ベネリ・モーゼル(Vanessa Benelli Mosell)2008 年録音
ブリテン:戦争レクイエム リリング シュトゥットガルト祝祭アンサンブル 2007 年録音
パヴェル・ボシュコヴェツ:無伴奏ヴィオラ・ソナタ (1931)、ヤン・クルサーク:モノローグ "Ubi vult" (1987)、ラジスラフ・ヴィツパーレク:無伴奏ヴィオラ組曲 Op.21 (1929)、ヤロスラフ・スモルカ:憂欝の霧〜スメタナの最後のスケッチに基づく幻想曲 (1982)、ヤン・クルサーク:パルティータ イトカ・ホスプロヴァー(ヴィオラ)2009 / 10 年録音
CHARLES IVES 4 Violin Sonatas Hilary Hahn violin Valentina Lisitsa piano 2010 年録音
【録音は新しくないが気に入ったもの】
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明けましておめでとうございます(といっても去年は震災があったのでこう書くのははばかられる気もしますが。年賀状などでもいろいろ大変です)。
いずれにしても今年もよろしくお願いします
最近はアイヴズのピアノソナタにはまってるんですね。
アイヴズ自身の演奏はご存知でしょうか
http://www.youtube.com/watch?v=gXHjeSamzno
CDでも出てたはずですが、今は見つからない・・・
私が気に入ったのは最近購入したハンス・ロスバウト指揮のモーツァルト:フルートとハープのための協奏曲です。これは新ブログにも記事を書いときました。あと、マラ6も異常によい
今年もいろいろ教えてください
投稿: 猫大好き | 2012年1月 1日 (日) 15時12分
あけましておめでとうございます
今年も宜しくお願いします
この前は、変なコメントしか書けませんでしたが、今回は精神的に落ち着いていますのでまともなことを書きます
(1)
21世紀の音楽について
>今や「音楽語法」というものも完全に個人レベルのもの
>「完全な自由とは怖ろしいものだ」
やはりそうでしたか。
自由は怖いというのは非常に共感できます
私もベアート・フラーに、のめり込もうと思いましたが、彼の語法は私にとって個人的すぎました。
(2)
ベルント・アロイス・ツィマーマン:歌劇『兵士たち』全曲 ギーレン&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(日本語解説書付)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2674660
私はこれを買おうか、どうしようか迷っています(猫大好きさんがお持ちの音源はこれでしょうか?)。
これも、ツィマーマンという作曲家個人の音楽かも知れませんね。それは聴く者の主観にゆだねられると思います。しかし、ともかく聴いてみないと・・・。
今日に通じる「なにか」があればよいのですが。
それとも、これは、アルバン・ベルクの『ルル』のような作品でしょうか?
だとしたら、聴きたくないなあ。
『ルル』的なテーマは、二番煎じであり、古くさいので。
(3)
ベルント・アロイス・ツィマーマンについては、昨年購入した『無伴奏ヴィオラ作品集〜アペルギス、シャリーノ、B.A.ツィンマーマン、グリゼー』 アナ・シュピーナ
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3868715
に含まれているので、じっくり聴いてみます(これはまだじっくり聴いてないので)。
この中に入っているサルヴァトーレ・シャリーノ、ジェラール・グリゼーという2人の作曲家は私のお気に入りです。ただし、なぜベアート・フラーがだめで、シャリーノ、グリゼーが気に入るのか?
これもまた「個人レベル」に対する私の主観にすぎないのかも、と自己分析してます。
(4)
アイヴズの自作自演は、多分これでしょう
英米アマゾンで売ってます
興味あります
買ってみようかな
Ives Plays Ives: Complete Recordings at the Piano [Import, from US]
http://www.amazon.co.jp/Ives-Plays-Complete-Recordings-Piano/dp/B000ETRM9E/
投稿: KM | 2012年1月 1日 (日) 17時57分
そのギーレン指揮の音源です(ただし私は前のコメントにも書いたとおり持ってはいませんがw持っていないのを勧めるのはあれかもしれませんが、少なくとも20世紀を代表する名曲なのは確かなようです。もちろん嗜好はまた別ですが)
これはヴォツェックを参考にした作品らしいですね。
急いで買う必要はないと思います。我々クラシック愛好家にとってもっとも恐ろしいのは廃盤ですが、このCDはまだ当分大丈夫でしょう
3の項の色々な作曲家のオムニバス物はありがたいですね。新たな地平が開ける。そのアルバムは私も興味があります。
投稿: 猫大好き | 2012年1月 1日 (日) 18時16分
>ベルント・アロイス・ツィマーマン:歌劇『兵士たち』全曲 ギーレン&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(日本語解説書付)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2674660
>急いで買う必要はないと思います。我々クラシック愛好家にとってもっとも恐ろしいのは廃盤ですが、このCDはまだ当分大丈夫でしょう
いや。これは国内盤にはリブレット全訳付なので、買うならいま買わないといけない。
私は、オペラは歌詞対訳付でないと、イヤなので・・・
というわけで、いま、注文しました!
投稿: KM | 2012年1月 1日 (日) 19時07分
猫大好きさんへ
ベルント・アロイス・ツィンマーマン:歌劇『兵士たち』全曲 ギーレン&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(日本語解説書付)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2674660
『兵士たち』全曲 B.コンタルスキー&シュトゥットガルト州立歌劇場、N.シャーデ、マンキトリック、他(1988、89 ステレオ)(2CD)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/4178605
上記、2つを買ったんですが、いまのところ、私は、ツィンマーマンの『兵士たち』にはのめり込めませんでした。
理由は、まず、私が、アルバン・ベルクの「ヴォツェック」「ルル」をすべて火事で焼失したこと。特に、ピエール・ブーレーズ指揮LPレコード国内盤「ヴォツェック」には非常に詳しい音楽的解説が付いていました(ブックレット歌詞対訳に音楽の進行が併記されていて、たしか譜例とともに音楽の技法と形式が記されていたと記憶しています)。
ブーレーズの「ヴォツェック」「ルル」以外にも、私はその二つの作品の音盤を複数持っていたのですが、それらを十分聴く前に、それらすべてを焼失してしまいました。そういうわけで、私はもう、「ヴォツェック」「ルル」をいまのところ、聴く予定はありません。
「ツィンマーマン:歌劇『兵士たち』を『ヴォツェック』と結びつけて聴かなくてもいいじゃないか?」
と、思われるかも知れませんが、やはり、その二つのオペラの類似性から、また、『兵士たち』の原作者ヤーコプ・ミヒャエル・ラインホルト・レンツ(1751 - 1792)と「ヴォツェック」の原作者ゲオルク・ビューヒナー(1813 - 1837)の関係からも『兵士たち』と「ヴォツェック」を比較することは意義ある、あるいは必要あると推測しています。
第二の理由は、
ツィンマーマンの『兵士たち』の特殊性が、原作ラインホルト・レンツの「Die Soldaten」の特殊性と関係があるということです。すなわち、ツィンマーマンの『兵士たち』の前衛的で斬新で独特な技法は、レンツの戯曲「Die Soldaten」の特殊性と関係があるようです。私は、レンツの「Die Soldaten」の原書を読んでみようと思いました。ツィンマーマンは、レンツの戯曲「Die Soldaten」を、ほぼ忠実にオペラ化しています。よって、私は、上記『兵士たち』全曲 ギーレン&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(日本語解説書付)に付いていた岩淵達治による日本語歌詞対訳を参考にしつつ、レンツのドイツ語原書「Die Soldaten」を読むことができるでしょう。
そして、シュトゥルム・ウント・ドランクの作品でありながら近代的性格を持つ「Die Soldaten」を読むことで、ツィンマーマンのオペラ『兵士たち』の理解も深まると思います。しかし、いまのところ戯曲「Die Soldaten」を読む時間がありません。
このオペラは、登場人物が多い割にはストーリーの展開が速く、全曲約1時間50分と、短いですね。
レンツの戯曲「Die Soldaten」はフランス革命前夜の啓蒙主義の寓話性を持つようです(また、レンツのプライベートな経験、おそらくフリデリーケ・ブリオンとの失恋体験と関係があるようです)。
レンツの「Die Soldaten」は、ある意味では難解・複雑な戯曲ですが、啓蒙思想という属性があり、その意味では、単純(稚拙?)な作品かも知れません。
そういう原作の性格から、オペラ『兵士たち』は、登場人物のキャラクターやストーリーそのものが特異であるかも知れません。
私の印象では、このオペラにおいて、主人公マリー、シャルロッテ、シュトルツィウス、デポルト、ヴェーゼナーの人物描写は音楽的に弱いと思います。あるいは、このオペラが極めて論理的で厳密な12音技法で書かれているので、登場人物の音楽的描写が弱いと感じるだけかも知れませんが・・・。原作ではどう感じるか・・・しかし、残念ながらいまのところ戯曲「Die Soldaten」を読む時間がありません
投稿: KM | 2012年1月11日 (水) 21時38分
以前「ルル」に似ているとしたら聴きたくないと書かれたときピンとこなかったのですが、そういう理由だったのですね。
私も昔調べまくったブラームスは・・・(以下略
私はといえば、来月、私の父がフランクフルトに行ってデュカスの「アリアーヌと青髭」を見るとのことで、父がドイツで買ったオペラハンドブックであらすじを勉強している合間に、パラパラとめくっていたらヘンツェに「イギリスの猫」というオペラがある!これは大いにそそられました。
ドイツ語は昔ちょこちょこやったっきりほったらかして、ほとんど忘れていたのですが、このあらすじをまずドイツ語で読んで、CDで鑑賞(出てるかどうかは知りませんが)するためにまたドイツ語の勉強を始めることにしました。
以前コメント書いたときも思ったのですが、20世紀音楽に入るには(もう21世紀だけど)オペラから入るほうが「筋」や心理描写、社会性の関係もあってより作品をとらえやすく、いいのではないでしょうか。たしかにツィンマーマンのようなのは重い気持ちの時には敬遠したくなるものですが。
私の場合は猫は山をも動かす!ですが
投稿: 猫大好き | 2012年1月14日 (土) 08時12分