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2011年9月23日 (金)

スザンナ・マルッキ指揮 ピエール・ジョドロフスキ作曲「バルバリスム」ほか/現代音楽用語でジェスチャーってなに?

Jodlowski

PIERRE JODLOWSKI - Drones

Sophie Cherrier flute
IRCAM
Ensemble intercontemporain / Susanna Mälkki

Includes booklet with text by Martin Kaltenecker
0013032KAI - 2011

tracklisting:

(01) Drones 16:21
for ensemble of 15 instruments
(02) Barbarismes 24:41
for ensemble and electronics
(03) Dialog / No Dialog 14:45
for flute and electronics

TT: 55:49

Recording: 2007 / 2009

KAIROS

【Amazon.co.jp へのリンク】
Jodlowski: Drones; Barbarismes Sophie Cherrier, Ensemble intercontemporain / Susanna Mälkki

スザンナ・マルッキの最新アルバム

ブックレットに書いてあることをもとに、このアルバムの感想文を書いてみようと思ったが、ブックレットに何が書いてあるかわからない。まったく手が出なかった。ただ、ピエール・ジョドロフスキ(1971 - )は、「バルバリスム」で、雷の音、雨の音、犬の吠える声、子どもの声、鐘の音などを用いているので、彼の音楽を身近な音と同じように聞いて欲しい、あまり難しく聞いて欲しくないと言っているような気がする。「バルバリスム barbarisme」を仏語辞典でひいてみると文法用語であり「破格語法」「誤った語法」という意味であった(英語の barbarism は、野蛮、未開の意味がある)。他の曲(Drones 持続低音, Dialog / No Dialog 対話、対話なし)も音楽的意味であって標題ではないみたいだ。私が気に入ったのは、「Dialog / No Dialog」である。この曲は、冒頭「Ecoute!(聞いて!)」という女性の声がある。音楽を難しく聞かないでくれと言っているのだろう。上に「ブックレットに何が書いてあるかわからない」と書いたが、ブックレットに、The aesthetic of the gesture serves a music from that liberates itself from dialectics and from the German tradition of musical development.(ジェスチャーの美学は弁証法、および、音楽の発展におけるドイツの伝統から自由な音楽を提供する)とある。「Dialog / No Dialog」は、ダカーポもなく、繰り返しもなければ、同じ音形による統一性などもない。形式的には2部に分かれている。7分30秒あたりで後半に入る。そこで音楽が二つに分かれている以外には形式的な工夫はないと思う。しかし何度聴いても飽きない。Sophie Cherrier のフルートがうまい。

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コメント

The aesthetic of the gesture serves a music from (form ?) that liberates itself from dialectics and from the German tradition of musical development
音楽のジェスチャ(振る舞い)は、音楽の展開における弁証法やドイツの伝統から解放された音楽(形式)の美しさを与えている。 かなぁ?
だから当然繰り返しもないが、飽きさせないという事がまさに美学なんだと思います。
ジェスチャはテクスチャみたいな意味だと思います。テクスチャが楽譜上、ジェスチャが実際音になったときの、振る舞い(音の動き、アゴーギク、関係性など全て)の事じゃないかなと思っています。

ピエール様
ご教示ありがとうございます

引用間違えていました

The aesthetic of the gesture serves a music that liberates itself from dialectics and from the German tradition of musical development.(ブックレット13ページ)

The aesthetic of the gesture ジェスチャーの美学は
serves a music 音楽に奉仕する
that liberates itself from dialectics and from the German tradition of musical development
音楽自体を音楽発展の弁証法およびドイツの伝統から解放する

gesture を辞書でひくと「身ぶり」とあるので、演奏家や指揮者の身体的表現のことかと私は思ってました。gesture には「表示、表現」という意味もありますね。

>テクスチャが楽譜上、ジェスチャが実際音になったときの、振る舞い(音の動き、アゴーギク、関係性など全て)

テクスチュア(ウィキペディア)を読むと、テクスチュアという音楽用語自体が難しい概念ですね。ジェスチャーは、ウィキペディアに載ってない。難しいですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A2

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