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2011年3月30日 (水)

グバイドゥーリナの「ヨハネ復活祭オラトリオ」

Johanne_rilling

Sofia Gubaidulina
Jahannes - Passion [73' 36]
Jahannes - Ostern [48' 03]
Radio - Sinfonieorchester Stuttgart des SWR
Helmuth Rilling
2007 年録音
ドイツ語改訂版

この作品は、演奏時間が、48分と短い。つまり、コンパクトにまとめあげられている。その上、当然のことながら、内容が明るく、楽しく、わかりやすい。スーパースターの栄光を歌うという意味で、娯楽的である。そして、祝典的というより、ペンデレツキ的、神秘的な美しさがある。第1曲のイントロは、ヴァイオリンソロが、ヴァイオリン協奏曲のように演奏されて開始される。「ハレルヤ、ハレルヤ、ハレルヤ」の歓声は、ビートルズのジョージ・ハリスンの歌を思わせる。第11曲「最後の審判」で、シンバロムのような音がするので、リーフレットのデータで調べてみたところ、シンバロムは記されていなかったが、シンセサイザーが記されていた。多分、第12曲の「わたしは、新しい天と新しい地を見た」の冒頭のところで、シンセサイザーが使われていると思う。この作品は、グバイドゥリーナの「ヨハネ受難曲」よりも、音色が美しく豊かな感じがする。旋律が「ヨハネ受難曲」から引用され、両作品は音楽的に共通する:

Im Anfang war das Wort, und das Wort war bei Gott, und das Wort war Gott.
初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。

リリング盤は、ソプラノが弱いと思う。また、テノールも、第12曲「わたしは、新しい天と新しい地を見た」の「Ich bin im Vater, und der Vater ist in mir. Und ihr seid in mir, und ich bin in euch. わたしが父の内におり、父がわたしの内におり、あなたがたがわたしの内におり、わたしもあなたがたの内にいる。」で、高い声を長く歌わなければならないのだが、これまた弱いと思う。

ソフィア・グバイドゥーリナ作曲「ヨハネ復活祭オラトリオ」(2001年作曲、2006年改訂) ドイツ語版 歌詞対訳

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