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2011年2月11日 (金)

デュティユーの Vn 協奏曲『夢の樹』聴き比べ(1)

Stern

Bernstein
Serenade for Solo Violin, Strings, Orchestra, Harp and Percussion after Plato's Symposium (1954)
Isaac Stern, violin
The Symphony of the Air
Leonard Bernstein, conductor

Dutilleux
L'arbre des songes: Concerto for Violin and Orchestra (1985)
Isaac Stern, violin
Orchestre National de France
Lorin Maazel, conductor
Recorded: 1956 & 1985

Tortelier

CD 2
Dutilleux
L'arbre des songes
Concerto for Violin and Orchestra
Olivier Charlier, violin
BBC Phiharmonic
Yan Pascal Tortelier
Recorded: 1996

Dutilleux

Dutilleux
Tout un monde lointain...
Concerto for Cello and Orchestra
Recording 2001

Trois Strophes sur le nom de Sacher
for unaccompanied cello
Recording 2002

L'arbre des songes
Concerto for Violin and Orchestra
Recording 2001

Truls Mørk, cello
Renaud Capuçon, violin
Orchestre Philharmonique de Radio France
Myung - Whun Chung
Virgin

Dutilleux

CD 3
Dutilleux
L'Arbre des Songes
Olivier Charlier, violin
Orchestre National Bordeaux Aquitaine
Hans Graf

Ono

Dutilleux
Sur le même accord (2002)
L'Arbre des Songes, Concerto pour violin et orchestre (1985)

Rafaël D'Haene
Concerto pour violin et orchestre (1990)

Yossif Ivanov, violin
Orchestre de l'Opéra national de Lyon
Kazushi Ono
Recorded: 2009

私がデュティユーを好きな理由は、曲が短いから。

私は購入してないが、新作『時の大時計』は、13 分ぐらいの曲らしい。

「曲はいいと思います。私の好みです。ただ曲が13分位の1曲のみ。あとインタビューで10分位。ちょっとこれでは値段が高いかなと思います。CDシングルですね。」 HMV.co.jp ユーザーレビューより

ムターのために書かれた『ひとつの和音の上で』 Sur le même accord も 9 分ぐらいの曲だし。

曲が短いということは、その作品が難解ではない、と言っても良かろう。デュティユーの作品を難解ではないと言うと、大いに異論もあろうが、少なくとも一人の作曲家の全体像、一人の作曲家の全作品を俯瞰するのは、楽である。

その中にあって、手強い作品が、このヴァイオリン協奏曲『夢の樹』 L'Arbre des Songes である。

ウィキペディアを見れば分かるとおり、この作品は、23 分ぐらいの曲だが、その全体が、まるで切り損ないの沢庵(たくわん)のようにつながっている。この作品は単一楽章ではない。しかし、それぞれの部分が関連を持つ。そして、その題名『夢の樹』が示すとおり、これはツリー構造を持っているらしい。デュティユー曰く:

'the work develops rather like a tree [ ... ] whose branches constantly ramify and renew themselves. This symbol, as well as the idea of periodic return, inspired my of the final title, L'Arbre des songes.'

「この作品は、一本の木のように発展します。その枝は絶えず枝分かれし、新しい枝を出します。音楽が周期的に回帰するというアイデアと、一本の木という象徴が、私をして『夢の樹』という最終的な題名を思い起こさせました」

しかし、どこが、一本の木なの?

こういう曲が得意であり、しかも、この作品を献呈されたアイザック・スターン(上記)の演奏でさえ、つかみどころがなく、すっきりしない。(つづく)

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