« やっとドイツ語辞典がそろう | トップページ | ペンデレツキの「ポーランド・レクイエム」その1 »

2011年1月19日 (水)

Eötvös: Snatches

Snatches

Péter Eötvös
Snatches
BMC

Snatches of a conversation (2001) (10:46)
for double-bell trumpet solo, speaker and ensemble
Marco Blaauw (double-bell trumpet)
Omar Ebrahim (speaker)
musikFabrik | Ensemble für Neue Musik
Conducted by Péter Eötvös
Recorded 2002 / 03

Jet stream (2002) (21:23)
for trumpet solo and orchestra
Markus Stockhausen (trumpet)
BBC Symphony Orchestra
Conducted by Péter Eötvös
Recorded Live 2003

Paris-Dakar (2000) (7:13)
for trombone solo and big band
László Göz (double-bell trombone with harmonizer)
Budapest Jazz Orchestra
Conducted by Gergely Vajda

Jazz improvisations on themes from
Péter Eötvös' opera Le Balcon

Béla Szakcsi (piano) (8:23)
Gábor Gadó (electric guitar) (6:04)
Recorded 2003

1曲目の「スナッチズ」は、非常に気に入ったが、それ以外は良くない。

エトヴェシュは、これらの作品を、ジャズリスナーへのメッセージとして書いた。

The three composed pieces are a "message in a bottle" from my world to those who like jazz. - Péter Eötvös

1曲目の「スナッチズ」の Omar Ebrahim の語りは、音楽だけを聴きたいジャズリスナーにとってはノイズでしかないだろう。しかし、Omar Ebrahim の語りは Marco Blaauw のダブルベル・トランペットに、むしろあってるし、アンサンブルにもあってる。それらは調和している。Omar Ebrahim の語りは非音楽的であるがそれでも音楽に調和している。この技法は「月に憑かれたピエロ」「カフカの審判による習作」とも違う。黒人音楽のラップでもない。とても、面白い技法だと思う。このような技法をジャズ音楽も取り入れるべきだ。ジャズがいつまでも古い音楽にとどまっているのは、新しい手法に対し臆病だからだ。

2曲目は、トランペットのマルクス・シュトックハウゼン(カールハインツ・シュトックハウゼンの息子)が下手だ。もっとまともなジャズトランぺッターを起用すべきだっただろう。もし仮に、たとえこの曲を、一流のジャズ・トランぺッターが吹いたとしても、この作品は良くない。この曲には1曲目の「スナッチズ」におけるエトヴェシュのうまさがまったく聴かれない。これはジャズ音楽とクラシック音楽の下手な融合だ。

3曲目は、下手なジャズ音楽になってしまっている。

あとの曲もだめだ。

« やっとドイツ語辞典がそろう | トップページ | ペンデレツキの「ポーランド・レクイエム」その1 »

エトヴェシュ」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/276661/38524044

この記事へのトラックバック一覧です: Eötvös: Snatches:

« やっとドイツ語辞典がそろう | トップページ | ペンデレツキの「ポーランド・レクイエム」その1 »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

カテゴリー

無料ブログはココログ