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2010年6月14日 (月)

やっぱり、ブルックナー8番は、7番に似ていると思う

Bruckner_8_young

ブルックナー:交響曲第8番(1887年第1稿) シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル(2SACD)

シモーネ・ヤングのブルックナー第8番は、火災後、買い戻したのに、盤に傷が入ってしまったので、もう一枚買うことにする(あるいは彼女のブルックナー交響曲全集が出るまで待って、それを買うことにしようか)。

それにしても、ブルックナー:交響曲第8番(1887年第1稿)は、第3楽章(のクライマックス)も、第7番第1楽章の回想みたいだなあ。

私は、http://koshiro-m.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/8-89a8.htmlで、

第7番の完成後、ブルックナーはすぐに第8番の作曲に取りかかっている。しかし、ブルックナーが、いかにすぐれた作曲家であったとしても、交響曲というジャンルにおいて、たて続けに大作を書くのはきつかっただろうと思う。第7番という大作完成後、ひと休みもできなかったことは、ベートーヴェンが第9番を書くのに10年の余裕を持てたのに比して「余裕のなさ」を感じる。

と、書いたが、シモーネ・ヤングの演奏を聴くと、私は、改めてそう思う。ブル8は、7番を拡張した作品ではないのだろうか。

そして、シモーネ・ヤングのブル8は「ブルックナー8番は、7番に似ている」という私の考えの正しさを証明している、などと言ったら・・・我田引水かな。

ブルックナー:交響曲第8番(1887年第1稿)は「巨大な第4楽章をどう料理するか」が勝負だと思う。ヤングは、第4楽章を 24 分 10 秒もかけて、ゆったり演奏してるが、それは長過ぎると感じさせず、すっきりしている。この作品は「ゆったり、かつ、すっきり、かつ、見通しの良い演奏」が良い演奏だと思う。その意味では、シモーネ・ヤングのブルックナー8番は、やはりうまいと思う。

早く、ティーレマンのを聴いてみたい。この人のも「ゆったり、すっきり、かつ、見通しの良い」演奏だろう。

Bruckner_thielemann

Bruckner: Symphony No.8
Christian Thielemann Staatskapelle Dresden

【追記】他の指揮者のブルックナー第 8 番 第 4 楽章のタイムを見てみたら、ヤングの第 4 楽章「24 分 10 秒」は、極端に長くはなかった(ココ参照)。

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