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2009年12月 1日 (火)

ラグナ・シルマーのハイドン(1)


Haydn1


Haydn
Klavierwerke
Ragna Schirmer, Piano
Recording: 08 / 2001, Rathaussaal, Markkleeberg - Steinway D
Berlin Classics

CD 1
Sonata No. 60 in C major Hob. XVI: 50 (ca. 1794 - 95)
Arietta con Variazioni in E flat major Hob. XVII: 3 (- 1774)
Adagio in F major Hob. XVII: 9 (1786)
Fantasie (Capriccio) in C major Hob. XVII: 4 (1789)
Capriccio in G major on "Acht Sauschneider müssen seyn" Hob. XVII: 1 (1765)

CD 2
Andante con Variazioni in F minor Hob. XVII: 6 (1793)
Sonata No. 33 in C minor Hob. XVI: 20 (1771)
Sonata No. 62 in E flat major Hob. XVI: 52 (1794)

結論から言えば、CD 1 は良いが、CD 2 は良くない。録音は良い。

Hob. XVI: 50 は、例によってハイドンのピアノ・ソナタらしい作品であり第1楽章の第2主題がどれか分からないのだが、シルマーは再現部の弱音を非常に美しく弾いている。それだけでも、この商品を買った価値があったと思う。
Hob. XVII: 3 は、12の変奏を持つ変奏曲。
Hob. XVII: 9 と XVII: 4 は、ひとつのソナタのようにまとめられている。
Hob. XVII: 1 は「8人のへぼ仕立て屋に違いない」というオーストリー民謡が「ヴァリエーション=ロンドの起点であり、そのロンドは調性を頻繁に変えるので、リスナーは調性を見失いかねない」とか書いてあるが、まさにその通りの曲であり、シルマーは、それを美しく弾いている。

CD 2 の Hob. XVII: 6 と Hob. XVI: 52 は、ヒューイットの CD にも入っているが、私はヒューイットのアグレッシヴな演奏のほうが良いと思う。シルマーという人は、音楽を美しくまとめあげるのが巧いと思うが(しかも、スタインウェイの音がきれい)、それが、このアルバムにおける CD 1 ではうまく行っているのに対し、CD 2 では、演奏がうまくまとめられすぎて面白くなく退屈させられた。

ところで、このアルバムのライナーノートで、シルマーの生年が分かった。1972年だ。ということは、現在37才だ。このアルバムを弾いたときは、彼女は 20 代だったわけで・・・若いね。

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