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2009年11月 9日 (月)

コロリオフのフランス組曲


Koroliov


Bach
French Suites BWV 812 - 817
Evgeni Koroliov, piano
TACET

CD 1
Suite I d - Moll BWV 812
Suite II c- Moll BWV 813
Suite III h - Moll BWV 814

CD 2
Suite IV Es - Dur BWV 815
Suite V G - Dur BWV 816
Suite VI E - Dur BWV 817

Recorded: Hannover / Germany
Instrument: Steinway D - 274
(C) (P) 2007 TACET
録音年不明

ヒューイットの《フランス組曲》に比べればテンポが遅く、チンタラした演奏に思える。しかし、左手の音がよく聞こえる。コロリオフはグールドの同作品の演奏を意識しているように思える。すなわち右手、左手のバランスの良さがある。

第1番はチンタラしていたが、第2番のクーラントはリズミック。第2番のクーラントは、ヒューイットのもリズム感が素晴らしかった。

この二人は、当然、デュナーミクにおいて違いが大きいが、比較的地味なフランス組曲を、デュナーミクで勝負しようとしている意図は共通している。その際、ヒューイットのほうが、癖が目立つ。コロリオフのほうも、耽美的で個性的。どちらの個性を好むかは、リスナーの嗜好に依存する(私は第2曲の「Air」第3曲の「Anglaise」が好きなのだが、それらのリズムはコロリオフのほうが良いと思う)。

この両者は、個性が違いすぎて比較するのが難しい(抽象的な言い方で悪いが、前者が知性で演奏しているの対し、後者は感性で演奏しているように思える。私は知性派のヒューイットのほうが好みに合うかも)。結局、チェンバロによるヴァルヒャか、グールドの演奏が恋しくなる・・・。

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