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2009年8月29日 (土)

ヒューイットのバッハ:パルティータ集


Hewitt


Johann Sebastian Bach
The Six Partitas
Angela Hewitt, piano

CD 1 [70' 49]
Partita No. 1 in B flat major BWV 825
Partita No. 2 in C minor BWV 826
Partita No. 4 in D major BWV 828
CD 2 [72' 33]
Partita No. 3 in A minor BWV 827
Partita No. 5 in G major BWV 829
Partita No. 6 in E minor BWV 830
Recorded in the Beethovensaal, Hannover, on 24 - 26 June 1996 (CD 1) and 6 - 8 January 1997 (CD 2)
Piano STEINWAY

ヒューイットのバッハをもう一度聴き直してみようと思い、彼女のパルティータ集を久しぶりに聴いてみた。

私は、この録音が非常に気に入っている。

ヒューイットのパルティータ第2番は、アルゲリッチのパルティータ第2番の次に私は気に入っている。

この盤は、録音が良い。スタインウェイの音が耳に心地よい。この人は、ファツィオリではなく、スタインウェイを弾く方が良いのではないかと思う。

このパルティータ集におけるヒューイットの演奏の特徴は、第3番イ短調の第1曲「ファンタジア」に現れていると思う。それは「声」がうまく処理されわかりやすい演奏だと思う(私は、ヒューイットのパルティータ3番を聴いて、3番は良い曲だなあと思った。グールドの同曲の演奏ではピンと来なかった)。ヒューイットという人は意外に癖のあるピアニストだが、このパルティータ集には癖がない。

この癖のある作品群を、ヒューイットの癖のない弾き方で聴くと、且つまた、「声」の美しさを引き出すことに重きを置いたヒューイットの演奏で聴くと、私は次のように言いたくなる、すなわち・・・バッハは、この作品群を「Klavier Übung (クラヴィーア練習曲または単にクラヴィーア曲)、作品1」として出版したのであるから「あまりトリッキーな演奏はやめましょう」と。

私には、ヒューイットのパルティータ集は、まったく傷がないように聞こえる。というのも、この作品群は、リズムに多様性と特異性があるが、それらはむしろ強調されない方が強調されるような気がする。そしてむしろ技巧的でないヒューイットのパルティータ集の演奏(ただしヒューイットのパルティータ第6番だけは若干技巧的に聞こえる)は、バッハのパルティータ全6曲の特徴がよくわかる。

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Bach: The Six Partitas Angela Hewitt

【おまけ】
もう一つの私のお気に入りは、私が人間国宝とあがめるユゲット・ドレフュス(Huguette Dreyfus)のパルティータ全曲(廃盤、下の写真です)

Dreyfus

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