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2009年4月 9日 (木)

トスカニーニのマイスタージンガー


Toscanini


Hans Sachs: Hans Hermann Nissen
Walter von Stolzing: Henk Noort
Eva: Maria Reining
Sixtus Beckmesser: Herman Wiedemann
Veit Pogner: Herbert Alsen
David: Richard Sallaba
Magdalene: Kerstin Thorborg
Chor der Wiener Staatsoper, Wiener Philharmoniker
Arturo Toscanini, conductor
Recorded at the Salzburg Festival, August 1937
(C) 2004 Membran International GmbH

1937年録音なので、確かに聞き苦しいが、なんとか鑑賞にたえる。それよりも、こんな録音が保存されていたことに驚かされる。しかも、フルトヴェングラー盤のような欠落もなし。

トスカニーニの指揮は、1930年代ウィーンの演奏様式をよく伝える。弦はビブラートひかえ気味で、弦、管、歌唱、いずれも輪郭がはっきりしている。それと、トスカニーニという人は、意外にテンポ・ルバートしていたことが分かる。

上記歌手陣の充実も聞き物である。とくに、ザックス役のハンス・ヘルマン・ニッセンは、のちの名だたる歌手たちも超えることができなかったのではないかと思えるほど良い。あと、マリア・ライニングも良い。

トスカニーニは、さすがにオペラ指揮者出身だけあって、音楽の進め方・運び方・作り方・歌手の歌唱のさせ方がうまいと思う。録音が良ければ、これは、決定的《マイスタージンガー》になっていたかも知れない。

【HMV.co.jpへのリンク】
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』 Toscanini&ウィーン・フィル、Nissen、Noort、Reining


【2017−4−16 追加】

私の思い過ごしかも知れませんが、これは、やっぱり、イタリア・オペラ風?

それと、トスカニーニは、歌手・合唱に合わせて指揮しているように聞こえます。その点において、彼の指揮法は、正当です。なぜなら、オペラにおいては歌手・合唱が主役で、オケは脇役(伴奏)だからです。そういう指揮をすることにより、トスカニーニの《マイスタージンガー》は、ビビッドなのです。
←しかし、そういう指揮する指揮者は、現在の指揮者には、もしかして見当たらないかも知れません。

【2017−4−27 追加】

他のアマゾン・カスタマーレビューアーさんがお書きのように、たしかに、トスカニーニの《マイスタージンガー》は、テンポ・ルバート(あるいは、アッチェレランド)しているかも・・・。それと、ウィーン・フィルはビブラートしてないかも・・・。音が悪いので聞き取りにくいですが・・・。

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