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2008年7月28日 (月)

カシュカシャンのショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ

Kashkashian


LINDA BOUCHARD (1957 - )

Pourtinade

Kim Kashkashian
Viola
Robyn Schulkowsky
Percussion

PAUL CHIHARA (1938 - )

Redwood

Kim Kashkashian
Viola
Robyn Schulkowsky
Percussion

DMITRI SHOSTAKOVICH (1906 - 1975)

Sonata Op. 147

Kim Kashkashian
Viola
Robert Levin
Piano

1990年録音
ECM Records

カシュカシャン(Kim Kashkashian)というヴィオラ奏者は、クレーメルと「モーツァルトの協奏交響曲 K364」を共演している人。また、この人が、キース・ジャレットと共演した「J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ」が良かった。それで、ショスタコーヴィチの最後の作品と言われるヴィオラ・ソナタ Op.147 を購入してみた。ウィキペディアによると、この Op.147 は他の曲からの引用が見られるとのこと。第1楽章はベルクのVn協奏曲。第3楽章はベートーヴェンの月光ソナタ。私が思うに、第2楽章の出だしは、ショスタコーヴィチ本人の弦楽四重奏曲 第3番の第1楽章の出だしに似ているような気がする。第3楽章の出だしは、バルトークの最後の弦楽四重奏曲を思わせる。

ロバート・レヴィン(Robert Levin)のピアノの好サポートとも相まって、第3楽章 アダージョ(15:08)は、力強くも深い音楽を聴かせてくれる。聴いている者も力が入るような演奏。短いが、第3楽章ソロの部分は、オイストラフのVn協奏曲の熱演を思い起こさせる。期待通りの演奏だった。静謐さと力強さの対比が良い。また、第3楽章の終わりは、あたかも作曲家の最期のようにも思えるように深い。

LINDA BOUCHARD、PAUL CHIHARA という作曲家は全然知らないが、いずれも聴き応えあり。ショスタコーヴィチのヴィオラ・ソナタに劣らぬ名演奏だと思う。


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