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2008年4月26日 (土)

ムローヴァを追っかける(2)

Bach

J.S.Bach
Violin Concertos
BWV 1041, 1042, 1056, 1060
3 Partitas
BWV 1002, 1004, 1006
Viktoria Mullova
The Mullova Ensemble

CD 1
ヴァイオリン協奏曲(第1番)イ短調 BWV 1041
ヴァイオリン協奏曲(第2番)ホ長調 BWV 1042
ヴァイオリン協奏曲 ト短調 BWV 1056(チェンバロ協奏曲 第5番 ヘ短調 BWV 1056の原曲)
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV 1060R(2台のチェンバロのための協奏曲 ハ短調 BWV 1060と異名同曲)
以上1995年録音

CD 2
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV 1002
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV 1004
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV 1006
1992年録音(BWV 1002, 1004)
1993年録音(BWV 1006)

ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)
François Leleux(オーボエ)
The Mullova Ensemble


CD 1の4つの協奏曲は有名曲ばかりなのだから普通の演奏をしてくれればいいのに、たとえば「第1番 BWV 1041」第1楽章はリトルネッロになってないような気がする。独奏ヴァイオリンが煙ってしまって、よく聞こえない。CD 1の4つの協奏曲は、そんなに難しい音楽ではないはずだ。にもかかわらず、デュナーミク・アゴーギク・アーティキュレーションは、難しく演奏され、意味不明の演奏...と貶そうと思ったが、よく聴くと、これは、ハーンの演奏にはない魅力がある。それが何なのか不勉強な私には分からないが、枯れ、陰影といったものか。それは、ハーンの「BWV 1041」の第2楽章の輝かしさと好対照である。

無伴奏ヴァイオリン・パルティータの方は、第3番は美しく自然な演奏だ。しかし、第1, 2番はムローヴァの個性が聴ける演奏ではあるが、やはり、癖ありすぎだ。聴きやすい演奏とは言えない。ムローヴァも彼女なりに研究したのだろうが、学究的な演奏なら、レイチェル・ポッジャー(Rachel Podger)のバロック・ヴァイオリンによる無伴奏全曲(1997-99年)の方が、聴きやすいし分かりやすい。ムローヴァは、最近、バロック・ヴァイオリンをマスターした。そして、バッハの無伴奏全曲を発表するとの予告もある。次は、より美しく自然な演奏を期待している。

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