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2007年5月18日 (金)

モーツァルト:弦楽四重奏曲《ハイドン・セット》その8

Mozart_juilliard_lp


ジュリアード弦楽四重奏団のハイドンセット/1962年録音/アナログ盤を入手しました(上図)。下記は演奏時間の比較です。前者が1962年、後者が1977年録音です。演奏時間の単純な比較では、14番ト長調の第2楽章と15番ニ短調の第2,3楽章以外は旧盤の方が演奏時間が短いです。私が5月1日に書いた記事で、17番《狩》19番《不協和音》は旧盤が元気いいというのは演奏時間に表れていると申せましょう。なおリピートについては各作品同じだと思います(少なくともソナタ形式の楽章は同じ)。

14番 K387 ト長調
第1楽章 7'15" 7'28"
第2楽章 8'57" 8'51"
第3楽章 7'29" 7'33"
第4楽章 5'07" 5'35"

15番 K421 ニ短調
第1楽章 6'53" 10'45"
第2楽章 8'01" 6'24"
第3楽章 4'11" 4'05"
第4楽章 6'39" 9'42"

16番 K428 変ホ長調
第1楽章 6'25" 6'49"
第2楽章 6'23" 8'32"
第3楽章 5'55" 6'05"
第4楽章 4'54" 5'13"

17番 K458 変ロ長調《狩》
第1楽章 7'49" 8'25"
第2楽章 4'20" 4'23"
第3楽章 7'11" 7'19"
第4楽章 5'40" 6'13"

18番 K464 イ長調
第1楽章 6'59" 7'24"
第2楽章 6'00" 6'02"
第3楽章 10'26" 12'33"
第4楽章 5'36" 5'58"

19番 K465 ハ長調《不協和音》
第1楽章 10'14" 10'54"
第2楽章 7'53" 7'59"
第3楽章 4'57" 5'15"
第4楽章 5'06" 7'16"

時間の違いだけで演奏を比較できませんが、大きな時間差がある15番ニ短調は、解釈を変えてしまったようです。しかし、新盤のニ短調第1.4楽章が冗漫かというとそうではなく、より丁寧な演奏といえるでしょう。これはそれぞれの良さがありますね。その他の曲も同様、それぞれの良さがあると見ました。私見では、あえて62年録音旧盤を入手する価値はないと考えます。

メンバーは62年盤が

ロバート・マン(Robert Mann)第1ヴァイオリン
イシドア・コーエン(Isidore Cohen)第2ヴァイオリン
ラファエル・ヒリヤー(Raphael Hillyer)ヴィオラ
ラウス・アダム(Claus Adam)チェロ

77年盤が
ロバート・マン(Robert Mann)第1ヴァイオリン
アール・カーリス(Earl Carlyss)第2ヴァイオリン
サミュエル・ローズ(Samuel Rhodes)ヴィオラ
ジョエル・クロスニック(Joel Krosnick)チェロ


【追記】
「ジュリアード弦楽四重奏団のハイドンセット/1962年録音/3CD」が2007年11月に再発売されました。

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