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2007年4月19日 (木)

モーツァルト:弦楽四重奏曲《ハイドン・セット》その1

Mozart_amadeus

ハイドン四重奏曲(ハイドン・セット6曲)
14番 K387 ト長調 1782年
15番 K421(417b) ニ短調 1783年
16番 K428(421b) 変ホ長調 1783年
17番 K458 変ロ長調 1784年《狩》
18番 K464 イ長調 1785年
19番 K465 ハ長調 1785年《不協和音》

ハーゲン四重奏団のモーツァルト:弦楽四重奏曲全集が、ピンと来なかったので、アマデウス四重奏団の全集(上図)を買いました。結果は、やはりピンと来ません。アマデウス四重奏団のモーツァルトは、アナログ盤(LPレコード)で、「第14番ト長調 K387」を聴いて、良い演奏だと思ってたんですが、CD盤で聴いてみるといまいちでした。これは、ベーム:モーツァルト交響曲全集の場合(3/10の記事)と違いリマスタリングの問題じゃありません。よく聴いてみると、アナログ盤とCD盤に相違はありません。つまり、変なリマスターはなされていません。にもかかわらず、違和感を覚えたのは、まず「第14番ト長調 K387って、名曲だけど、本来こんな、アクセントがあったかなぁ?」と、奇異に思ったこと..。音楽之友社の「作曲家別名曲解説ライブラリー」の「モーツァルト2」でこの作品を見てみると、この曲は、けっこう強弱記号が多いみたいですね。第2楽章のメヌエットは、もともと下の譜例のように、指定してあったんですね。全然知りませんでした。

K387


アマデウス四重奏団はその通りに演奏しています。それを気づかさせてくれた点で、アマデウス四重奏団は私にとって有り難い演奏です。そして、私は、アマデウス四重奏団の《第14番 K387 ト長調》はモーツァルトが指示したフォルテとピアノを強調した演奏である点で、さらに、モーツァルトが指示してないであろう強弱をつけたメリハリのある演奏である点で、いい線いってると思うが...。

1785年、モーツァルトは、ハイドンを自宅に招き、ハイドンセットを演奏したという。その時、父レオポルトが第1ヴァイオリンを、ハイドンが第2ヴァイオリンを、モーツァルトがヴィオラを演奏したという。このようなトンデモナイひとたちが《ハイドンセット》を演奏したなら、それがどんな演奏であったか想像するのは楽しい。しかし、アマデウス四重奏団の《ハイドンセット》は、私の想像力をかき立てない。何かが足りないと感じます。
[つづく]

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